Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2004年05月28日(金) 人を知るとは

丁寧語は、長い間使ってこなかったせいか、違和感があるのでやめることにする。

人は、他人のことを、どこまで知ることができるのだろうか。こんなことを思いついたきっかけは、妙なことだが、パスワードを考えているときだ。

パスワードは、自分だけが知っていて、他人は知らないということが前提になる。人を知っていると言っても、パスワードが分かることはまずないだろう。

僕の、研究室のPCの今のパスワードは、これまでの僕の人生を変えた人のハンドルネームを、3人並べたものだ。その人のことはプロフィールに書いてあるから省略するとして、果たして、これが他人に分かるだろうか。それぞれの人にとって、ハンドルネームは自分のものなのだから分かるだろう。では、それ以外の人についてはどうだろう。

一人目の中学の先輩と、二人目のメール友達は、僕が紹介したので、お互い知っている。面識はないと思うが…。二人目のメール友達は、その中学の先輩のハンドルネームを知っている。しかし、逆はないだろう。メール友達の方は、数え切れないほどのハンドルネームを時と場合に応じて使い分けている。その中で僕は、先輩の知らないハンドルネームをパスワードに使っているはずだ。

つまり、人のことを知っていると言っても、高が知れているということだ。僕にとってとても重要な人だって、他人から見れば何の価値もない。人のことなんて、本当に何も分からないんだな、と思う。

ふと思ったのだが、弟は3人とも知っている。考えてみれば、僕の知人の中で、この3人を全員知っているのは弟だけだ。なんだかいろいろあるなあ。人間関係も。


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