Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年12月15日(月) 星空

着る服がなくて、ベランダに干しっぱなしになっていたトレーナーを取りにいった。そして、そのベランダからフッと狭い星空を見上げた。すぐそばの隣の家との間に、かすかに見える星空。雲もほとんどなく、冬の澄んだ空気は、星をきわめてきれいに見せていた。

にもかかわらず僕は、その場をすぐに離れた。明日も早く大学に行かなければならない。卒論はこれからが本番なのだ。それに、今日はまだ帰ってから食事しかしていない。もう少し家でゆっくりしたいと。平たく言えばゲームがしたいと。ほんのわずかの星空を見上げる余裕すら失って、いったい人生の何が楽しくて毎日を過ごしているのだろう。そうは思ったが、そんなことを言っても仕方がない。いったい何のために、やりたくもない卒論をやっているのだろう。こんなことを多くの学生にやらせている世の中って何なのだろう。卒論って、何の目的でやるんだろう。できあがったって、中途半端な出来になることは目に見えている。そんなものを一生懸命やって、いったい何になるのだろう。苦労したね、がんばったね。だから社会に出てもがんばってね、と送り出すのだろうか。

卒論が終わったらどうなるのだろう。その後もなお、星空を見上げる余裕すらない生活が続くのだろうか。こんな、1つのことを毎日やり続ける生活なんてうんざりだ。刺激のない生活は仕方がないが、ずっと同じことだけをやり続けるなんて、いくらなんでもひどすぎる…。きっと、今だけだ。2月で終わるのだ。そう信じてやるしかない。


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