Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年09月09日(火) 研究用WWWサーバ

さてさて。しばらくサボっているうちにまたたまってしまった。やれやれである。家にいると書く気がしないんだよなあ。本来は大学で書くようなものじゃない気がするのだが。

火曜日…。確か大学に来ていたな。そして助教授に、大学のサーバでサーブレットが使えるかどうか、試してくれと言われたのだ。そもそもこの大学の研究用WWWサーバって使えるのか?ということすら知らなかった僕には少々難題だった。が、使い方を丁寧に教えてくれたので、その点は問題なかった。

結論から言えば、サーブレットが使えるかどうかは分からなかった。そもそも、研究室から研究用WWWサーバに接続することはできなかったのだ。原因は、ルータの設定である。僕のいる研究室では以前、WinMXを利用して不正行為をした学生がいたらしい。

WinMXというのは、一言で言えばファイル共有ソフトだ。ほかの人が持っているファイルを探して、ダウンロードすることができる。普通のインターネットは、サーバにファイルがあって、サーバに要求することでファイルをダウンロードするようになっているが、WinMXは相手のコンピュータに直接ファイルを要求することができるようになっている。…まあ、実際はどっかのサーバが仲介しているはずなのだが。詳しいことは知らない。このWinMXは、当然ではあるが、共有しているファイルが合法かどうかなんてことはチェックしない。ファイルなんてのはすべて0と1のビットによるデータであり、それが合法かどうかを判断することは相当難しいはずだ。だから、WinMXを利用して違法なファイルの交換をする人が多いらしい。ちなみに、WinMXに限ったことではないが、このたぐいのソフトは持っているだけでは違法ではない。極端な話、ナイフを持っていても違法ではないのと同じだ。ナイフで人を刺すから違法なのだ。WinMXを嫌う人は、ナイフは人を刺せるからナイフが嫌いだといっているのと同じような主張をしていることになる。まあ、そういう考え方もあるとは思うが。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという言葉もあるし。

で、話を戻す。WinMXを利用した学生がいたことからルータの設定が変更された。きわめて強い制限をかけるようになったのだ。具体的には、許可されたサーバの許可されたポート以外には一切接続できないようになっている。そのサーバは大学のプロキシサーバだ。と言っても、内部のネットワークを隠蔽する機能はなく、実質キャッシュサーバとしての役割しかないようだが。とにかく、このサーバが扱えない機能は一切使えない。そして、そもそもそのサーバはFTPのアップロードができないらしい。したがって、WWWページの公開もできないわけだ。そんな環境でサーブレットの動作をチェックしてくれと言われても無理な話である。

まあ、普通にFTPによる接続ができたとしても、Javaサーブレットを利用できる状態にするためには、サーバアプリケーションがJavaサーブレットに対応していることと、そのサーバアプリケーションを設定してやることが必要だ。そして、詳しいことは知らないが、常識的に考えて、外から接続しただけでその設定ができるとは思えない。結局、直接サーバのある部屋に行って、システム管理者に言って、Javaサーブレットが動作するかどうか尋ねるしかないのだろう。

ところで、その研究用WWWサーバだが、自宅からアクセスしたら使うことができた。ということで、テストページを作ってアップロードしてみた。9月11日現在、たった一行しか記述されていないが。ただ、妙なこだわりということで、一応XHTMLで記述されている。…何の意味もないが。とりあえず、この大学のサーバの使い方でも書いておこうかと思う。


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