Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年04月20日(日) 基本情報技術者試験

2003.04.21 (Mon) 1:14:04

今日は、基本情報技術者試験を受けてきた。前回は寝坊したのでそのままサボってしまったが、今回はちゃんと受けた。後半はよかったと思うのだが、前半はかなり自信がない。この程度で受かるなら誰も苦労などしない、と思うほどだ。

前回は、苦い思い出がある…。彼女に受験すると言ってしまった手前、まさか寝坊して受けなかったとも言えず、モニター試験の結果を本試験の結果だと言ってなんとかごまかしたり…。我ながら情けないことをしていたものだ。

今回の試験はなぜか、まったくやる気がしなかった。だから、昨日も何も勉強していない。受験料として5100円も出したのに、なんの対策も練らなかったのだ。なぜこれほどまでにやる気がしなかったのかは、よく分からない。前回の試験、彼女と一緒に受けたときのことを思い出して、むなしくなってしまったからかもしれない。そんなつもりはなかったが、無意識のうちにそう思っていたということはあってもおかしくないような気がする。試験が近づくに連れて生活のリズムまで崩れてきて、3時間しか寝ていない上に、日記も書かなかった。その前の日も6時間ほどしか寝ていないので、今はかなり眠い。

試験は9時半開始だった。そして、試験会場までは電車で1時間。家から駅まで20分、向こうの駅から会場までは12分だったので、約1時間半で着く計算になる。しかし、行ったことのない場所だったので、僕は7時半に家を出た。30分の猶予を見たことになる。実は電車の所要時間を調べるとき、出発時刻を入力し忘れていて、大幅にずれていた。実際は45分ほどで行ける場所だったようだ。ちゃんと到着時刻を入力して調べなおしてみたら35分で到着すると表示された。ということで、そのまま行けば45分前に到着できるはずだった。

ところが、席にボーっと座っていたら、乗り換えの駅を乗り過ごしてしまった。二子玉川という駅なのだが…。急行に乗っていたので、そのまま勢いよく3つの駅をすっ飛ばした。僕はあわてて逆方向の電車に乗ったが、なんと、その電車は途中で急行に追い抜かれる電車だったらしい。途中の駅で止まってしまった。そして、急行の電車が抜いていく音が聞こえたあと、ゆっくりと走り出した。また時間を守れないのかと暗然としてしまったが、その後は順調に動き、なんとか試験開始5分前に試験会場に入ることができた。朝、余裕を持っておいてよかったと思う。ただ、予想通りの30分の猶予では足りなかった。電車の誤算があって、猶予が45分になっていたから何とか間に合ったのだ。まったく、気をつけなければ…。高速道路もそうだが、一度乗り過ごすとなかなか戻れないというのは怖いものだ。

この試験に限ったことではないのかもしれないが、基本情報技術者試験の会場へ向かう道は、多くの人であふれかえる。だから、その多くの人がみんなで道を間違えていない限り、その人波に乗っていれば目的地に着く。その点は結構楽だった。僕はパスネットを使っているので、帰りの切符を買う必要はなかった。まったく、便利なものができたものだ。JRと規格を統一して欲しかったものだが、まあ、それぞれに都合があるのだから仕方あるまい。コンビニで昼食を買っていこうかとも思ったが、結構混んでいたし、何とかなるだろうと思ってそのまま会場へ向かった。まあ、それほど時間がなかったというのもある。彼女だったら乗換駅で乗り過ごしたりせずに、それこそ、45分前には会場にいるのだろうな、と思った。

会場に入ったら、もう説明が始まっていた。その説明は適当に聞き流して、僕は試験の準備をした。時計を使っていいことにここで初めて気づいて、僕はあわててカバンから時計を取り出した。試験時間は9時30分から12時まで、最大で2時間半にもなる。これだけの長い間、時間が分からずに過ごすのは苦痛だと思ったのだ。

実際は、11時前にはすべて終わってしまった。そのとき、友人から電話が来た。一度他のことを考えてからもう一度見直そうかと思っていたが、気になったので、そのまま退出してしまった。これで、5点差で不合格だったりしたら泣くに泣けないが…。そう言えば、彼女も前回、5点差で不合格だった。彼女は僕と違ってずいぶん勉強していたのに、どうして合格できなかったのだろう。やはり、難しい試験なのだろうか。合格率15%と言うくらいだから、簡単とは言えないだろうが。ただ、僕が見た感じでは、彼女はどうもデジタルな発想は苦手のようだ。逆に言えば、それでプログラムを書いたり各種情報関連の問題を解いたりできるのはものすごいのかもしれない。僕は普段からPCに向かっていて、思考回路自体がPCの回路と類似しているから、勘でもある程度解くことができるが、彼女はどう見てもそんな生活パターンには見えない。ちなみにその友人の電話は、MOを購入した、というものだった。そんな高いものを、よく買うものだ。まあ、プレステ2を買った僕も似たようなものだが。弟は、本当に半分出してくれるのだろうか。

まずはコンビニに行って昼食を買った。普段からよく食べているアップルパイに、メロンパンに、焼きたらこのおにぎりだ。ちゃんと食事できる場所があるとは思えなかったので、最悪、歩きながらでも食べられるものを、と思ってこれらを選んだ。…まあ、食事できる場所を探す前から、歩きながら食べていたのだが。いったいいつから、そういう食事の仕方に抵抗を感じなくなったのだろう。別に改めて言うことでもないが、歩きながら食べるというのはかなり消化に悪い。良くないことは分かっているのだが。さらに蛇足だが、歩きながら食べると消化に悪いのは、足の筋肉が血液を奪って、消化器官に十分な血液が供給されないからだ。筋肉というのは、動かすとかなりのエネルギーを消費する。消化をするにも内臓の筋肉が動くわけだから、歩きながら食べたりすると、血液の奪い合いになるわけだ。と言っても、脳が歩けと言っている以上、歩かないわけにもいかない。従って、気づかないところで、内臓からかなり血液を奪っているのではないだろうか。まさかそんな人はいないだろうが、食べながら走るとどうなるのだろう。…このような理屈は関係なく、普通に走るより疲れるような気もするが。

11時に出ていってしまったので、1時間もの間、そこらを歩き回って時間をつぶさなければならなかった。しかし、その日は雨が降っていたので、僕は建物の中に入って、壁により掛かりながら本を読んでいた。いつものようにブルーバックスなのだが、そのとき読んでいたのは、まれに見るほどのひどいできの本だった。とても科学的とは言えない内容を独善的に書いてある。1000冊以上もあるのにすべて良い本というのを期待する方が間違っているのかもしれないが。途中で読むのをやめるのは気が引けるが、やめてしまうかどうかと考えているところだ。

12時になったら部屋に入り、13時から試験を受けた。そして15時くらいに部屋を出た。…もっと早かったかもしれない。機械語の問題は苦労したが、Javaの問題はかなり易しかった。易しいとは聞いていたが、想像以上だった。何も知らなくたって、図形があって、三角形があって、長方形があって、正方形があれば、三角形と長方形と正方形はそれぞれ図形の仲間だ、などということは分かりそうなものだ。ちなみに、この問題に限らず後半の試験は、何も勉強していなくても、頭さえ使えば解けそうな問題が多かった。そういう意図なのかもしれない。この基本情報技術者の分野に関してはあまり勉強していなかったので、試験を受けるだけでもだいぶ勉強になった。

ああ、目がシパシパする。昨日の日記も適当に書いておくかな。この試験の帰り道、もしかしたら彼女が同じ会場にいるかも、と思ったが、別に何もなかった。あとで同じ会場だと知ったら公開するだろうが、そんなことを聞く機会など、あるのだろうか。申し込みの時期は近かったし、家もそれほど遠くないので、可能性としてはあり得るのだが。メールくらいしてみれば良かったかな…?まあ、今さら後悔しても仕方ないが。

2003.04.21 (Mon) 2:16:20


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