Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年04月14日(月) 悲しき夢は儚く

2003.04.14 (Mon) 10:39:34

夢を見た。経緯は忘れたが、彼女にデートに誘われたのだ。自分から誘ったのかもしれない。とにかく、僕の家の近くの、結構変な場所で待ち合わせをした。だが、僕はその場所を、しっかり把握していなかった…。

当然、僕は狂喜して待ち合わせ場所に向かったつもりだった。時々使っていた駅のはずなのに、夢の中ではなぜか、非常に天井が高くて大きな駅だった。イメージとしては成田空港に近い。どんな駅だ、という感じだったが…。東京駅のように混み合う成田空港のような駅で、僕は待ち続ける。時間になってもまったく連絡がないのをいぶかって、僕は彼女に電話をかける。すると彼女は、その路線の終点の駅にいると言う。僕のいた場所からは45分の距離。あわててその旨を告げて平謝りに謝ったが、彼女はそのまま怒って電話を切ってしまう。

僕はあわてて時刻表を見上げる。すると、なぜかその場所まで10分で行ける特急が出ていることに気づく。細かいことを気にしている余裕はない。とりあえず彼女にメールを送る。そして、直接彼女にこの特急のことを告げようと思ったが、もはや電話には出ない。仕方なく、僕は全力疾走でその特急のホームに向かった。階段を駆け下り、ちょうど乗ろうとしたところで、無情にも電車の扉は閉じようとしていた。なぜか足下にちょうつがいがついていて、扉がそのままホームへの橋になるようなおかしな構造になっていた。だから僕は、閉まろうとして上がっていくその扉に飛びついた。その勢いで扉がガクンと下がったが、それでも僕は、彼女に会いたい一心で扉にしがみついていた。僕が一番最後だったが、なぜかそんな風にしがみついている人がたくさんいた。

本当に間違っていないのかと不安になったが、特急は快調に走り続けた。ところどころ線路がガタガタになっていて、そのたびにしがみついていた僕は振り落とされそうになったが、それでも必死にしがみついた。

そしてすべての乗客が降りたとき、ここが目的地なのかと思って、僕もそこに降り立った。しかしそこは、単なるマンションの前。彼女もいなければ、そもそも駅でもなかった。マンションに対して直角に建っている、塾と思われる建物の前には、数人の子どもたちがいた。まずい、ここではない、と思い、あわてて乗り直そうとした。しかし、そこにいたのは1匹の犬。そしてその犬はそのままその場を走り去ろうとしていた。僕は一緒に乗っていたはずの人を捕まえて聞いてみた。その人は、この犬はここらを巡回しているのだと言っていた。その駅に行くのかどうかは分からないが、ここが目的地ではないと。そのとき、犬はすでに走り出していた。僕はあわてて呼び止めたが、犬はまったく反応すらしない。そのとき子どもたち、…だったと思うのだが、犬の名前は「マーチ」だと教えてくれた。僕はあわてて「マーチ!」と叫ぶ。犬…マーチは立ち止まり、僕の方を振り返った。その時初めて、その犬がゴールデンレトリバーであることに気づいた。僕は何も考えず、そのマーチの背にしがみついた。マーチは再び、すさまじいスピードで走り出した…。

とまあ、ここで目が覚めたわけだ。何とも情けない夢だ。待ち合わせ場所をしっかり確認しないことが多いし、時間を守れないこともままあるので、その不安がこんな夢を見させたのではないかと思うのだが…。

別に僕は、犬が好きなわけでもなければ、日産のマーチに思い入れがあるわけでもない。前に書いた気がするが、どうせ乗るならカローラかプリウスだ。あの大きさの車ならヴィッツの方がいいと思っている。まあ、これは、トヨタが好きな友人の影響をかなり受けていると思うのだが。犬は昔、2度ほどかまれたことがある。1度目は、「大丈夫、かまないから」と言われて、油断して近づいたらかまれた。2度目は、「なんか怪しいチェーンがあるけど、気にしないで行っておけ」と言われてそのチェーンを外して中に入ったらかまれた。2度とも人に裏切られてかまれたのだ。所詮犬は犬であり、時にはかむということもあるものだ。最近はもう、そのトラウマに近いような思いも消えてきたが…。

これが、僕に与えられた運命なのかもしれない。手を伸ばしても届かない。最愛の存在は遠くに消え去る。次、などはあり得ない。今後どのような人に出会ったとしても、彼女とのことは吹っ切れずにずっと心に残り続けるだろう。まともにつきあえなかっただけに、僕は彼女の醜い部分、見たくない部分、嫌いな部分を見ていない。僕の中で彼女は理想化され、現実の彼女を越えた存在として、心に残り続けることだろう。僕は今後、例え新たな出会いがあったとしても、その理想の彼女と比較し、絶望するのだ。自分で勝手に理想化した存在に勝てる人間など、いようはずもない…。仮にいたとしても、僕の心からその幻想が消えるまで、ずっとつきあい続けてくれる人などいるのだろうか。

彼女が僕と話すことを望んでいないのは明白だ。他の女の友人と比べても、その話し方はかなり素っ気ない。これは、彼女の友人の影響があるのではないかと思っているのだが…。友人の影響の方は単なる思いこみかもしれないが、話し方が素っ気ないのは、僕の思いこみの影響を排除して考えてもほぼ間違いない。ちなみに彼女の友人は、僕に対してかなり良くない印象を持っているようだ。はっきりしないところはあるが、その視線は相当冷たい。友人たちを見る目から考えると、どうも見た目で態度を決めている可能性が高い。そういう人がいることは知っていたが、実際に目の当たりにするとおもしろいものがある。まあ、その友人は、見た目だけでなく、成績優秀で何でも器用にこなし、人当たりも良いのだが…。長い髪で少し色を抜いているのであまり良い印象を持たれないようで、試験前なども彼よりも僕の方が人気がある。まあ、僕が普段から理屈っぽい話し方をするので、頭が良さそうに見えるのかもしれないが。しかし、彼はその辺のことをあまり考えていないが、僕はなるべく頭が良さそうに見えるようにと考えて話している。と言うより、外見に関しては、理知的に見えるように、ということ以外は何も考えていないと言っていい。まあ、そんなわけで、僕の方が成績は悪いのだが、頭が良さそうに見えるらしい。まあ、それはいいとして、一般的な評価で言ったら彼の方が上のようだ。さすがにそこまで露骨に態度で示す人は少ないが、さすがにこの歳になれば、そんなのはなくてもなんとなく分かる。

文字数、収まっているのだろうか…。

2003.04.14 (Mon) 12:00:56


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