Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2003年02月14日(金) 聖人の日

2003.02.14 (Fri) 22:37 Viewer: 16 Access: 6125 Letters: 3499
今年もまた、僕には無縁の日がやってきた。
まったく、なにが楽しいのか…。

…と、書くつもりだった。
そうしたら、チョコレートをもらえた。
正真正銘、立派な義理チョコだが、
それでこんなに嬉しいとは…。
う〜ん、やはり情けないと思うべきなのかな…。

たぶん、くれた本人だって、
僕がそんなに喜ぶとは思っていなかったに違いない。
もらった瞬間に僕の顔には
満面の笑みが浮かんでいたはずだが、
一緒にもらっていた友人が、
なぜか狂喜乱舞していたので
僕の姿はかすれてしまったはずだ。

普通に考えれば、
大きな紙袋を持って
男女問わず片っ端から配りまくっていれば
それほど喜ぶはずもないのだが、
なぜか、とても嬉しかった。
これだから感情というやつは手に負えない。
僕には、自分の感情すら理解不能だ。

ここ数日、もやがかかったように嫌な気分だった。
でも、ただこれだけのことで、そのすべてが消し飛んだのだ。
最近は本当によく思うが、
僕はどうしてこう、単純なのだろう。
心残りも少しあるが、今やたいしたことではない。
…そうだ。たいしたことではないんだ。
いい加減捨て去れ。でなければもう、立ち直れはしない。

今日は、3つの試験があった。
流通情報システム設計論、流通政策論、人間工学だ。
流通情報システム設計論は、半分くらいは情報システムの話だった。
従って、僕の得意分野だ。
講義で聞いたことなんてほとんど関係なく、
自分の既存の知識のみで答えた。
…記述問題なんて、大抵そうやって対処しているが。
しかし、こういう問題をやっていていつも思うのだが、
どう読み返してみても、この日記の方がまだよく書けている。
試験となると、どうしてあれほどまでに書けなくなるのだろう。
それでも、前と比べればマシになったが。
ちなみに、試験以上に書けないのがレポートだ。
どうやら日記とは質的にまったく異なるらしく、
書いても書いても、まったく上達しない。
しかし、どう見てもこの日記よりひどいできの
答案で優を取れるのだから、
この日記もそれなりに書けているのだろうか?
それとも、単に採点が甘すぎるだけなのか…。

流通政策論は、常識の話かと思ったら、
一応、専門の内容だった。
300字程度と言われていたのに少々書きすぎてしまったかも知れないが、
たぶん、問題はないだろう。
出席は足りないが、おそらく良くらいはつくに違いない。
選択式だったが、自分の答えた問題しか覚えていない。
物流のモーダルシフトについて、その必要性を述べよ。
という問題と、
業種店と業態店の違いを述べよ。
という問題だ。

物流のモーダルシフトというのは、
トラック多いね、うっとうしいね。
だったら他にもあるだろ?電車とか船とかさぁ。
…という話だ。もちろん、見て分かるように
かなり端折ってはいるが。
こいつの必要性について述べるのだから、
トラックがなぜうっとうしいかについて述べれば問題はなかろう。
はっきり言って、電車にも船にも
物流手段として積極的に使っていくほどの利点はない。
トラックと比べて公害が少ないとか、
そんなのばっかりだ。

業種店と業態店というのは、
昔ながらの八百屋、魚屋、肉屋などが業種店で、
スーパーマーケット、百貨店、カテゴリーキラー、
家電量販店、ショッピングモールなどが業種店だ。
カテゴリーキラーというのは、
ドラマやマンガでまれに見ることがある。
ずいぶん偉そうに、「今の時代を切り開くのはカテゴリーキラーだ!」とか
言われることがあるが、そんなたいしたものでもない。
洋服の青山とか、マツモトキヨシとか、あんなやつだ。

ここまで書いて、
メッセンジャーで話しかけられた。
あとの記録のために残しておくとするが、
最近話しかけられることの多い、月影さんだ。
名前から考えて、ほぼ100%ハンドルネームだ。
これが本名であるとは極めて考えにくい。

で、ゲームに入って
アイテムをもらったわけだが、
さすがにそれで嬉しいとは思わなかった。
どうやら、まだ現実の世界に心が残っているらしい。
ああ、ちなみに、その月影さんというのは
ウソをついているのでない限り、女性だ。
基本的にネットワークゲームというのは、
そのつきまとうイメージから想像がつくように、
男性プレーヤーが圧倒的に多い。
しかし僕がやっているゲームは
コミュニティ的な要素が極めて強いため、
やや女性が取っつきやすくなっているらしい。
対人恐怖症の引きこもりでは、
おそらくこのゲームで要求されるコミュニケーションは取れない。
そうすると、最悪の場合、
自動操作のロボットプログラムと誤認されて、
アカウントをブロックされることになるらしい。
コミュニティ要素が強いとは言え、ネットワークゲームはネットワークゲームなので
やはり変態の話題には事欠かない。
セクハラとか言う以前のレベルの、
一般常識が欠如した発言をする者も
若干ながら存在する。
女性であるにもかかわらず、男のキャラクターを使う人がいるくらいだ。

そのあと、寝ようと思ったのだが、
その前に、メディアプレーヤをアップグレードしたので、
ハードディスクを検索して、メディアファイルをすべてリストアップした。
…と言っても、メディアプレーヤにそういう機能があるから、
僕はクリックしただけだが。
そのハードディスクに、映像データが保管されていた。

とある映画だったわけだが、
それを見て、僕は少し、
自分の意志というのを取り戻した気がする。
それに込められたメッセージは、
僕が見る限りでは単純だ。
すなわち、「なにもできないと嘆く前に、精一杯やってみろ」と。
雫と聖司、と書けば、知っている人にはすぐ分かるだろう。
2次元のアニメーションに強い抵抗を持っていたり、
日本語が理解できなかったり、
そういう特殊な事情がない限り、
どのような人でも心を揺さぶられる作品だと思う。

このあたりが、この作者の転機だったような気がする。
これ以降、物語は複雑化し、
多様なメッセージが盛り込まれた代わりに分かりづらくなった。
この作品からすでに言えることだが、
見て感銘を受けるが、見ていて疲れる。
2度目、3度目を見る前には心構えをしたくなる。

この作品に限ったことではないが、
どうも僕は、主人公が女性である方が
感情移入をしやすい傾向にある。
と言うよりも、主人公が女性でないと、
完全に感覚的にずれていて、
他人事として見てしまう傾向が強い。
なんせ、つい最近まで、
映画ってのは第三者の視点から見るものだと思っていたくらいだ。
主人公に感情移入するなんて、
まったく感覚が分からなかった。

僕は精神的な部分を見たとき、
もしかしたら、少し女性的な部分があるのかも知れない。
極端な例を言えば、
誰かと誰かがつき合ったり離れたりしているわけだが、
そういう話を聞くと、どうも女性の立場の方が
よく理解できるような気がするのだ。
…単に僕が女性に甘く見るだけかも知れないし、
僕が知っているのはたまたま、わがままな男ばかりなのかも知れないが。

もしそうなら、
僕には女性的な特質があるのかも知れない。
男にはあり得ないと言っていいほどの、圧倒的に広い視野。
そしてそれに対する観察眼、注意力。
さらに同時進行的な思考。つまり、複数のことを同時に考えること。
ただまあ、これは、
精神的なものと言うよりも脳構造に起因するらしいから
必ずしも精神的な問題とは言えない。
ちなみに、ここで言う脳構造とは、
脳陵における情報量の違いだ。
脳陵とは右脳と左脳を繋ぐ神経組織のことだが、
これが男性と女性とでは構造が大きく異なり、
女性の方がこの部分の神経繊維が多く、
扱える情報量が多いとされている。
だから、実際に物事を考える左脳に対して、
感覚の右脳から多くの情報が送られ、
結果として男性より多くの感覚的情報を扱えるようになる。
ただし、その分判断自体が感覚的、感情的になる傾向があるようだが、
それがよいか悪いかはその時々によるだろう。

で、ここで言う特質とは、
このような脳構造に起因するものではなく、
もっと文化的なものだ。
つまり、女性はこう考えるべきだ、男性はこう考えるべきだ、
とされているその思考法が、
女性に近いのかも知れない、と少し思ったのだ。
勘違いである可能性が極めて大きく、
ほぼ間違いなく、こんなことはあり得ない、とは思うが。

ただ、普通に考えれば分かるだろ、
というような女性の心理を
理解していない男があまりに多すぎる気はする。
でもこれも、僕の感覚が女性に近いと言うより、
僕の知っている男がまともに頭を使っていないだけ、
という可能性が大きい。

ああ、疲れた。
寝よう…。

2003.02.15 (Sat) 7:02

そう言えば、サンジョルジュの日の方がいいとか
言ってる人がいたな…。
本を贈る日らしいのだが、さすがにそれは無理があるだろう…。


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