2002年12月10日(火) |
なぜ超常現象を信じるか |
2002/12/11 (Wed.) 0:52 String.length: 2380 Lines: 143 本当は12時になったらPCの電源を落とすつもりだった。 だから、時間がない。手短に。
今日は、久しぶりに楽しいと思えた。 食事をするなんてことが、これほど貴重なことだとは。 …別に、そんなにおいしいものを食べたわけではない。 でも、ただのカレーライスが、最高の味に感じたことは確かだ。
行動することは、なかなかマイナスにはならない。 熟慮することは大事だが、 行動してみることも、ある程度大事かも知れない。 まず行動ありきなんて科学的な姿勢とは言えないかも知れないが、 そういうことを大事にするのも、1つの考え方だ。
今日は、2限から講義を受けた。 コーヒーを飲み忘れたので、 3限が終わったときまで、かなり眠かった。 まあ、飲み忘れたと言うよりも、 自動販売機が壊れていて、飲めなかったと言う方が正しいが。
2限の計算物理学は、 強制振動と共鳴の微分方程式について。 バネに抵抗と外力が働くモデルから、 電気回路のモデルを組み立て、 数学的に同じ式であることから、 バネについてのプログラムを参考にして、 電気回路の微分方程式を解くプログラムを書け、 という課題が出た。 基本的にはメール提出だが、 Web上にJavaアプレットとして 載せてもいいと言っていた。 もしできるなら、挑戦してみたい。
3限の国際交通経済学、 4限の国際マーケティング論については、 特に述べるべきことはないだろう。 時間がないし。睡眠時間削ってるし。 来週は発表だ。 レポートを準備しなければ。 一緒にレポートを書く人が 資料を送ってくると言っていたが、どうなっているのだろう?
5限は、アルゴリズムの評価だ。 C言語でy=ax^4+bx^3+cx^2+dx+e という式の演算を行い、 アルゴリズムによってその演算時間がどの程度変化するか、 評価せよというものだ。 全5回の講義だが、それほどの問題ではない。
3種のアルゴリズムについてなので 全部で3つと、なにもしないダミーを合わせて4つ必要なのだが、 1つだけ挙げておく。
#include #define N 10000000 main(){ int I, x=10, y, a=5, b=5, c=5, d=5, e=5; for (I=0; I y=a*pow(x,4.0)+b*pow(x,3.0)+c*pow(x,2.0)+d*x+e; } }
見ての通り、極めて短いプログラムだ。 どうしてこんなものに450分も必要なのか、理解に苦しむ。 ちなみに、アルファベットの”i”は、本来小文字であるべきだが、 Wordで入力すると勝手に大文字にされてしまうので、 そのままにしてある。 面倒なので修正していないのだ。
それから今日思ったことは、 確証バイアスは結構重要な問題だということ。 本で読んだことなのだが、これは、 有名な認知的不協和につながる問題だ。
認知的不協和というのは、 自分の予想や感覚と、現実がずれているような場合、 それを受け容れられないような状況を指す。 その場合人間は、それを無理矢理納得させるように考える。 いいと思って買ったものが、実はくだらないものだったとしても、 そのものの美点を見て、これはいいものだと思いこもうとするのだ。
で、その前段と言うか、 関連する話として、確証バイアスというのがある。 これは、根拠の有無に関わらず、 自分の体験から来た思いこみは、 物事の認知に極めて強く影響を与えるということだ。 先入観と言っても、それほど大きな間違いではないと思う。
人間は、見たもの(に限らず、感じたもの)を、 そのままとらえてはいない。 高速の情報処理に耐えるよう、様々な加工をしている。 これは、人間が極めて優れた情報処理能力を有し、 多様な環境に適応するために不可欠な能力なのだが、 これが時によって、問題を引き起こす。 そのような原因で誤認識されるものはいろいろあるわけだ。 本では、分かりやすい例としてUFOを挙げていた。 その例では、ただの光の玉に過ぎないもの、 例えば、航空機の証明とか、ロケットの反射光だとか、 人工衛星だとか、金星などの惑星だとかが、 よくある円盤状のUFOと認識される過程を示していた。
このような場合、 人間は一般に、自分の仮定に合致することを重視し、 そうでないものは捨てて、自説を強化しようとする。 UFOの存在を証明する事実ばかりに目がいくのだ。
もちろん、光の玉がUFOでない、 とは言いきれない。 しかし、様々な可能性があるのに、 それをUFOと断定するのは、人間の確証バイアスと呼ばれる 情報処理機構が関係していると考えられるらしいのだ。 まあ、前にも書いたから、もういいだろう。
もうひとつは、帰り道でのこと。 僕は、不意に笑いがこみ上げてきて、 歩いている途中、満面の笑みを浮かべていた。 もちろん、理由はある。 にしても、自分の感情なんて、 ひどく些細なことで、大きく変わってしまうものだ。 自分で自分が、情けなくなってしまうほどだ。 おそらく、以前と比較して僕の知的能力は、 さらに低下してしまったに違いない。 ただでさえ、コーヒーを飲むと躁状態になる傾向があるのに…。 ちなみに、カフェインにはそういう効果があるらしいので、 カフェインに敏感に反応する僕に、 そのような精神的な影響があってもおかしくない。
もう、20分も寝るつもりだった時間を過ぎている。 まずい…。
ああ、そうだ。 今日の2限、もっと早く行くつもりだった。 しかし、新宿駅で(立ったまま)しばらく寝てしまって、 遅れてしまったのだ。 なんてことだ。火曜の2限と言えば…。 帰り道でも、乗るつもりだった電車をあっさりと逃し、 激しい後悔の念に駆られた。 こんな些細なことをいちいち気にするのは、 少なくとも僕にとって、未知の経験だ。 些細でないことだって、どうでもいいと流してしまうのに。
2002/12/11 1:21
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