Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年11月07日(木) 究極の二元化

2002/11/07 23:20 Access: 3904 (+19)
Words: 4827 Times: 145min (2h 25min)
今日は、いい1日だった。
レポートには少々苦労したし、
できばえはひどいものだが、そんなことはどうでもいいほどいい日だった。
まあ、明日はこのレポートのせいで
ひどい1日になるかも知れないが。

今日は、1限から講義があった。
昨日は、決して早く寝たわけではないので、
睡眠時間は4時間弱程度。
朝、起きた瞬間に意識がもうろうとしていた。
大学へ向かう電車の中でもずっと、
夢と現実の区別ができていなかった。
今まで睡眠不足は結構あったが、
これほどひどいのは初めてだ。
レポートを書いていたわけでもないのに、
どうしてそんなに寝るのが遅いのだろう?
まず日記のせいだ、と思うが、
どうもそれだけではなさそうだ。
それにしても、朝は眠かったのに、
どうしてこの時間になると眠くなくなるのか、よく分からない。

それにしても、今日は自分の意志の強さに、
ほとんど感動すら覚えた。
今まで、これほど寒い季節に、立ち上がれないほど眠かったら、
まず起きることはできなかった。
実際今日も、一度は寝てしまって、2段階にセットしておいた
目覚まし(PHS)のおかげで起きることができたのだ。
すべては、1限に彼女も来るから。
本当に、ただそれだけだったりする。
講義そのものには、それほど魅力はない。
少なくとも、這うようにして布団から出て、
夢と現実の間をさまよいながら電車の中でフラフラして
苦しみながら大学に向かってまで受ける講義ではない。

朝は、普通に挨拶を交わせた。
それだけでも久しぶりだったので、
そんなことでもちょっと感動してしまった。
だんだん感情的に弱くなっていっている気がする。
しかしその一方で、そういう自分を
冷徹な目で見ている自分がいることも感じる。
前までとは、違う…。

講義の内容は、どんなものだったか…。
眠かった割にはよく覚えている。
基本的には産業組織論の話だ。
それから、経済学的に見た企業とは何か、という話も扱った。
実はこれ、意外と難しい問題らしい。
企業の集合としての産業はとらえられるが、
企業を単独でとらえることは非常に難しいらしい。
その難問に1つの答を示したのがコースという人らしい。
この研究でノーベル賞をもらったと言っていたから、
それなりに重要な研究だったのだろう。
まあ、ノーベル賞と言っても、
今までのノーベル賞を全部合わせればすさまじい数になりそうだが。
日本人だけでも、そろそろ把握しきれなくなりそうなのだ。

2限は、知識情報処理の講義だった。
先週も書いた気がするが、
一応、専攻する予定の分野なので、真剣に聞いた。
幸い、眠くなることもなかった。
定義の話がほとんどだったので、それほどおもしろくはなかったが。
覚えている方はいないと思うが、
僕は前期、知識情報処理システムという講義を受けていた。
その講義が応用であり、この講義はその基礎になるはずの内容なのだ。
教官がアメリカに行っていたため、
応用をやってから基礎をやるという、おかしな順序になってしまったのだ。

そのあと、彼女と友人と、
3人である教官の研究室へ向かった。
この教官、アルバイトを募集していたのだ。
時給は安いのだが、なんと言っても近い。
大学の構内なのだから、これほど都合のいい場所はない。
しかも、今日行って聞いてみたら、
住所録作成などの単純作業が多いため、
家に持って帰ってもいいらしい。
これはいい。期待したよりもずっと良さそうだ。
ただ、時給が確か、830円か870円かどちらかだった。
なんだか中途半端な数字だったことは覚えているのだが。
まあ、どちらにしろ、たいした給料ではない。
それでも、なにもしないよりも100倍マシだ。
今の僕の貯金は、危機的な状況なのだ。

そう言えば、昨日の帰り、少しおもしろいことを聞いた。
彼女はどうも、僕とはだいぶ金銭感覚がずれているようだ。
弟のように借金をしてまで買いまくるという感じではないが、
それでも、それほどバッファを持たずに、
かなり低めのラインを保ちながらお金を使っているようだ。
僕もそのくらいにしてしまった方がいいのだろうか。
液晶モニタや自転車など、欲しいものはいくつかあるのだ。
特にこの2つは逼迫している。
自転車は、いつまでも弟のものを借りているわけには行かないし、
今使っているCRTは、たぶん、1年くらい前に寿命が来ている。
完全に焦点がぼけているにもかかわらず使い続けているのだ。

結局、その友人と彼女と僕と、
それから、前からその仕事に応募していた別の友人と、
同学年ではこの4人が、このアルバイトに応募することになったようだ。
近いという意味で都合のいいアルバイトなのだが、
さすがに大学生にもなって時給が900円を切るような
仕事をしたいと思う学生は、なかなかいないようだ。
ただ、住所録の入力なんて、僕のもっとも得意とする分野だ。
もともと、どうせ毎日毎日こうやってキーボードを叩き続けているのだ。
それがお金になるのなら、これほど幸せなことはあるまい?
この日記も、100字で1円くらいあれば十分だから、
誰かお金を出してもらえないものだろうか。

それはそれとして、彼女と一緒のアルバイトだ。
今度の日曜日は、一緒に基本情報技術者の
モニター試験を受けることになっているし。
まあ、こういうことがあって、浮かれているわけだ。

そのあと、彼女は講義がないからと言って帰ってしまった。
僕もそのまま帰ってしまいたい気持ちでいっぱいになってしまったが、
一応、僕にはフランス語の講義が残っていた。
…しかし、一気に集中力が尽きたらしく、
それまで寝ていなかったのに、この講義中には
だいぶ意識がもうろうとしていた。
まあ、朝の小田急線のときのように、
まるっきり夢と現実がごちゃ混ぜになってしまうほどではなかったが。

そのあと、帰り際に、
フラッシュメモリのリーダ・ライタを買った。
SDカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、
メモリースティック、マルチメディアカード、マイクロドライブの
すべてが使えるという優れものだ。
ちなみにこれ、定価で買ってしまった。
このご時世に、定価でものを買ってしまうとは…!
なんたる失態。
ついでに言うと、Windows MeとWindows XP以外のOSでは、
ドライバをちゃんとインストールしないと使えないらしい。
まあ、仕方がないか…。

帰り道、久しぶりに1人になった。
たまには、1人というのもいいものだ。
まあ、最後は結局1人になるのだが。

今日は、日記のネタが結構ある。
講義中、僕は夢を見ることが多い。
夜、寝ているときよりも多いと言ってもいい。
夜は、眠くなったらそのまますんなり寝てしまうが、
講義中は、眠たくなっても何とか意識を保とうと、
眠りに落ちそうな状態で、綱渡りのように意識を保つことが少なくない。
すると、現実と夢が混ざり合い始め、
現実から夢へと、いろいろな事象が派生するのだ。
これが、人間の想像力というものなのかも知れないと思った。

次は、Blue Backsについて。
大学で片っ端から借りて読んでいるのだが、
そのほとんどに、まったく返却日が記されていない。
だから、新品を買って読んでいるのと、大差ないのだ。
本そのものは新品そのもので、
僕の前には誰も読んでいないからだ。
司書さんが読んでいる可能性もあるが、
おそらく、Blue Backsなんて読みはしないだろう。

それから、今日のメインテーマ。
人工知能のことを考えていて思ったのだが、
人工知能を実現する上で、
最も重要なことは、真か偽かを判断することだ。
そのとき、人間はそのもっとも根本的な判断として、
快と不快、というのがある。
これが、人間を究極まで二元化したときの姿だろう。

アメリカ人好みにアレンジすれば、正義と悪でもいい。
とにかく、このようにすべてを2つに分けることができれば、
物事の判断が可能になる。
あとは、どうやって分けるか、ということになる。

まず、先天的に、ある程度のアルゴリズムを組み込んでおく。
ハードウェアに何らかの損傷を受けたら負だと判断するなど、
いくつか組み込んでおけば十分だ。

これだけあれば、あと、細かい方法論だけで、
人工知能はどんどん成長するのではないだろうか。
まあ、まだ実現するだけの技術も知識もない。
今はここに記しておいて、いつか実現の可能性を検討しよう。
ちなみに、細かい話を避けているのは、
眠くて頭が動かないからだ。

人間の能力として、他にも相対化の能力が挙げられる。
人間は、訓練しなければまず絶対的な判断はしない。
何らかの形でよりしろとなる水準に基づいて判断するはずだ。
それがどんな形でも構わない。

頭がくらくらしてきた。
どうやら、眠さのピークが来たようだ。

人間は常に膨大な情報の入力を受けている。
その中で、常に必要な比較水準となる情報を選び出し、
自分のそれまでの知識と比較して、新たな知識を得るなり、
判断の材料にするなりしている。

となると、次に考えなければならないのはハードウェアだ。
そもそも人間は、現在のコンピュータとは
比較にならないほどの高度な情報処理能力を持っている。
人間とコンピュータの違いはいろいろ議論されるが、
僕は、単純にその能力の差も、その違いの1つとして言っていいと思う。

もちろん人間だって、すべての情報を完全に処理しているわけではない。
あらゆる人間には、重要な情報と重要でない情報がある。
だから、あらゆる記憶には重要度があると考えるのは極めて自然ではないだろうか。
まあ、どうやって管理するんだとか、
重要度はどうやって決定するのかとか、
いろいろ問題はあるだろうが、モデルとして、
それほど的はずれなことを言っているとは思えない。

それ以外にも、今のコンピュータには、
人間の感情を一切理解できないという弱点がある。
脳内物質でどうのこうとと。
そうかも知れないが、そのまま消えるという場合は多いようです。

…だんだん支離滅裂になってきた。
敬語が出てくるあたり、もう脳味噌が狂ってきているとしか思えない。

だが、コンピュータに完全なハードウェアを与えたらどうだろう?
足りないのはソフトウェアだけと仮定するのだ。
そうなったら、ソフトウェアが人間になることはできるのだろうか。

眠いからどんどん行く。
今日、新宿を歩いていて、
歩きタバコの煙が目障りだった。
新宿でも禁止してもらえないものだろうか。

ユニバーサルデザインについて調査せよというレポートが出た。
本来ならここで日記を書きながらじっくり考えるのだが、
あまりに眠くてそれどころではないので、簡単に書く。
フールプルーフというらしいのだが、
知的能力が低い人間を指す言葉がある。
知的障害などと違うのは、ちょっと注意をしていない人間、
今の僕のように睡眠不足の人間、
そういう、一時的に知的能力が低下するだけですから。
…ああ、あれ?
また敬語になってる。
僕は、なにも意識しないで、無意識になると敬語になるようだ。
それが一番楽なのかも知れない。

ダメだ。内容がまとまらない。
さすがにこの状況で書き続けるのは無謀だろうか。
あまりに眠くて、疲れも感じない。
ただ、眠い。
何でもいいから眠りたい。

あと、リラクセーションは人体の最適化ではないだろうか。
何かをしようと思ったとき、力を入れすぎても人間の身体は動くが、
力が足りなければ、物事はまったく動かない。
ということは、僕のような人間と違って、
ちゃんと歩き続けようとしている人間を見ると、
…って、なにを言おうとしたんだっけ?
ダメだ。本当に眠い。記憶が飛び飛びになっている。
で、要するに、力を入れすぎてはダメなのだから、
すべての筋肉で最適な力のいれ具合を達成すればおもしろいが。

ああ、眠い眠い。
このまあ、PCの前に座って寝てしまいそうだ。
歯を磨かなければならないのに。

ハピタンやぱどタウンでも、返事を書かなければ。
やれやれ…。

目の前が回る…。
歯なんて磨いていないで寝るべきだろうか。

2002/11/08 1:31


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