2002年11月02日(土) |
旅路の先には 〜2日目〜 |
2002/11/04 22:24 Access: 3786 (+5) Words: 1,980 Times: 42min 旅行の2日目だ。 この日は、草津を離れ、軽井沢へ向かった。 軽井沢では、軽井沢大橋と碓氷峠を見た。 他にも行くべき場所があることを、行ってみてから知った。
だいたい9時頃、草津を離れた。 途中の道の駅でアイスクリームを買い、 それから、しばらく僕が運転した。
ちょっと、記録写真を見てみた。 僕のデジカメは、64MBのSDカードをセットすることで、 最大で640枚の写真を撮れる。 これを生かし、僕は片っ端から写真を撮りまくったのだ。 考えていなかったが、失った記憶を補うのに、 これを使えばいいのだ。 人に見せることばかり考えていたが、写真は自分で見るものだ。
この日の草津は、雪が降っていた。 沖縄出身の友人がひどく驚いていた。 草津はもう、これほど寒くなっているのか。 実際、外はかなり寒かった。 車の中にいるなら、それほど関係はないが。
ちなみに、先ほど上に書いた道の駅は、 六合村という変わった名前の村にあった。 何が代わっているのかと言えば、それは、その読み方。 変換してみたらちゃんと変換できたのだが、 知らない人は、これが「くにむら」と読むとは分からないだろう。 僕だって、道路標識でローマ字表記を見て 初めて読み方を知ったのだ。
そのあと、少々危険な友人が運転した。 そこでムービーを撮ったのだが、 そのムービーには、あまりに無茶な運転で恐怖する 友人の悲鳴がちゃんと記録されている。
あとはもう、軽井沢のあちこちの風景が記録されているだけだ。 あまり、記憶の助けにはならなかった。 何より、2日目に泊まったホテルの写真が1枚もないというのはどういうことだろう。 きれいな写真が欲しいのではなくて、記録となる写真が欲しかったのに。 まあ、次回、こういう機会があったら、注意しよう。 それにしても、ムービーで聞いてみると、 自分の声が実に耳障りだ。いつもあんなしゃべり方をしていたのか。 注意しなければ…。
何か、書くべきことはあっただろうか…。 確かに楽しかったが、書くべきことはふだんの生活以上に少なかった。
そう言えば、車が凍結した。 夜、買い出しに行こうと車のところに行ったら、 車のフロントガラスに氷がびっしりと張っていたのだ。 いったい何事かと思った…。
ホテルは、割とシンプルでいいホテルだった。 シンプルな部屋にベッドが4つ、それに、 いくつかものがあって、トイレとユニットバスがあるだけだ。 まあ、ユニットバスでは温泉のお湯が出るので、 その辺が普通のホテルとは違うのかも知れないが。 これで宿泊費は6000円。まあ、妥当なところだろう。 当たり前のことなのだが、 草津よりも、ずっと若い女性が多かった。 そりゃ、「草津温泉」の「ホテルみゆき」より、 「軽井沢」の「パイプのけむり」の方が 女性には人気が出るだろう。 …どちらもいいところだと思うのだが。 温泉は、草津の方が全然良かった。 さすがに、行ってから初めて知るような無名の温泉と 有名な草津温泉では、はっきりとした差があった。 それでも、軽井沢の温泉でも、 肌はすべすべになったし、いつまでたっても暖かいし、 十分良かったのだが。
今の時点で、すでに記憶が断片的だ。 大丈夫なのだろうか。 長期記憶はエピソード記憶と呼ばれるらしいが、 今回の旅行は、ほとんどそのエピソード記憶にはなっていない。 いい思い出を覚えておこう、 という発想法が、僕にはないらしい。 だから、そういうことを覚えていない代わりに、 暗記科目が得意なのだろうか。 大学の講義でやった内容は、実によく覚えているのだ。
軽井沢大橋だが、行くのにずいぶん苦労してしまった。 結局、行ける道を片っ端から試して、 一番最後に選んだ道の先にあった、という感じだ。
僕は、内田康夫という人が書いた 「軽井沢殺人事件」を見て、この橋に行こうと思ったのだが、 この橋はもともと、心霊スポットとして非常に有名なのだそうだ。 言われてみて、確かにそんなことが書いてあったと思いだした。 詳しいことは覚えていないが、 幽霊がおいでおいでをしていて、気づいたら橋の欄干を飛び越えて 谷底へダイビングしていると言うのだ。
が、残念ながらそのようなことはなかった。 この日の軽井沢は笑ってしまうほどの快晴で、 名物の霧もまったく出ていなかった。 どうやら、霧が出るのは夏の間だけらしい。 橋の上から下をのぞいてみたが、 そもそも橋の下には川が流れていなかった。 なんだか知らないが、乾いてしまったようだ。 なんとも迫力のない景色だったが、高さだけはすさまじかった。 僕は高所恐怖症なので、 普段は高いところから見下ろすと吸い込まれるような恐怖感を感じる。 …この橋の階段の由来はそんなところではないかと思っているが。 しかし、このときはあまりに高すぎて、そんな感覚すら分からなかった。
まあ、このくらいで…。
2002/11/04 23:07
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