Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年10月30日(水) 夢と、夢のような現実

2002/10/30 8:09 Access: 3716 (+10)
Words: 6272 Times: 128min (2h 8min)
短時間の間に、ずいぶんアクセス数が伸びたものだ。
この日記、おそらくほとんどは夜に見てくれているのだろう。
実は、クローラの数だったりして…。
更新したのは2時20分頃だから、
そんな夜遅くにわざわざ僕の日記を読む
物好きが、それほど多いとも思えないのだが…。
他の日記作者さんはだいたい、もっと早く更新しているし。
Refererを見ると、My Enpituから来ている方、
ランダム機能で来ている方、新規更新リストから来ている方。
いろいろだ。
昨日は気を引くような日記タイトルを付けたから、
気になった方が多かったのかも知れない。

それで、わざわざこんな時間に更新しているのは、
この時間と関係がある。

実は、彼女の夢を見て、
思わずそのまま飛び起きてしまったのだ。
目覚ましが鳴るまで時間は大丈夫だと分かっているのだが、
彼女と会う機会を逸すると思ったら起きずにはいられなかった。
念のため時計を確認してみたが、
思った通り、起きるつもりだった9時半より、1時間半も早かった。

人間の眠りの周期は1時間なのだそうだ。
僕は6時間に合わせていたが、それが4時間半で目を覚ましたわけだ。
夜、寝るのが遅くて、睡眠時間がそのくらいになることが多かったので、
そのこと自体に不思議はない。
…彼女は4時間半しか寝ないなんて信じられないようだが。
僕にしてみれば、こんな午後から講義の始まる日はともかく、
1限から始まる日であれば、4時間半寝れば多く寝た方だと言える。
それもこれも、夜遅くまで日記を書いているからだ。
おそらく、毎日読んでくれている方もいらっしゃるのだろう。
こんな長ったらしいものを、本当にありがたいと思う。

とにかく、夢の中では、感情がよりストレートに表現されるらしい。
あまりにびっくりして、見ていた夢の内容など、ほとんど全部忘れてしまった。
ただ、彼女がでてきているし、何となく悪い気分じゃなかったので、
おそらく悪い夢じゃなかったのだろう。
衝動的に会いたくなって、飛び起きてしまったわけだ。

おそらく、帰ってからも書くだろう。
まあ、明日は1限からだから、早く寝なければいけないのだが。
ということで、このくらいにする。
1日分としてはおそらく、この程度が適しているのだろう…。

2002/10/30 8:24

2002/10/30 22:43
さて、朝のいい気分はどこへやら、
すっかり暗い気分になってしまった。
友人には、アンチ巨人なのに巨人が優勝したからだと言っているが、
その理由は、ここ2日、彼女とまともに話をしていないからだ。
今日は、目が合ったくらいだ…。
まさか何も話せないとは思わなかった。
こんなことなら、せめてもう少し長く目を合わせておけば良かったか?
…ああ、頭が悪い。

昨日から、また彼女は髪を下ろしていた。
結んだり下ろしたり、いったい何を考えているのだろう?
どうも、そういうことは聞きづらい…。
それにしても、冷静になって思い返してみると、
僕が今まで、いかに無理をして彼女に話しかけてきたかということが
分かってしまった。
気づきさえしなければ、同じようにできたかも知れないのだが。
まあ、そんなことをしていてはいずれ破綻するかも知れない。
きっと、これで良かったのだ。

今日は、応用化学の講義と、
情報管理システムの講義があった。
上に書いたように、今日は比較的早く起きた。
またRagnarokをやって、しかもそこで先輩に会ってしまったので
少々朝がきつくなってしまったが、
それでも、12時前には大学に着いていた。
講義開始は12時30分だから、かなり余裕のある到着だ。

着いたところで、友人に会った。
それから、何をしたのかはよく覚えていない。
講義開始直前まで彼と話して、応用化学の講義に臨んだ。

今日の応用化学は、
先々週や先週と比べても、さらにこの教官らしくなかった。
内容が極めて複雑で難しいから仕方ないのだが、
簡単なことをとことんまで突き詰め、
学生に質問を繰り返し、理解を深めようとする姿はまったく見られなかった。

光と物質の相互作用の話で、
一般化座標上に分子間距離を取った場合に、
光が物質に与える影響と、その閾値についての話だった。
一般化座標上でエネルギーを縦軸に取った場合、
そのエネルギーが取りうる軌跡は、放物線を変形させたような
特殊な形状を取る。これを定義したものがMorse関数だ。
この文章を見て分かると思うが、何がなんだかサッパリだ。
書いている僕自身、何のことやらほとんど理解していない。
さらにこのあと、
電子のスピンとの関連によって、スピンの方向がそろった
三重項と、スピンの方向が逆の一重項が存在し、
一重項の場合はケイ光を発し、
三重項の場合はリン光を発するという話になった。
あれ?逆かな…?
まあ、そこまで行ってしまったら、
覚えることはできても、内容を理解することは、
僕には不可能だ。

そのあとの時間は、5限に提出しなければならない
レポートを適当に書き上げ、
就職のガイダンスで使った資料を一応受け取り、
図書館に本を返しに行った。
このとき、友人に指摘されて気づいたのだが、
図書館に行ったのに彼女の姿を探さなかった。
いつも、無意識に彼女を探していたのに、
いつの間にかそんな習慣も消えていたのだ。
言い聞かせれば、案外簡単に冷静になれるものだ。
おそらく、僕には冷静にものを考える素養があるに違いない。
もしなかったとしても、自信を持っているだけで
自信がないよりも良い結果がでるだろう。

月曜日まで、常に彼女の姿をほとんど無意識に追っていたのだから、
その変化は我ながら驚くほどだ。
感情など、ある程度強い意志の元では、
簡単にぬぐい去ることができるのだ。
これほどつきまとった感情を、これほど簡単に処分できるとは。
彼女に対する想いが消えたわけではないが、
彼女に対する異常な行動はあっさりなくすことができた。

5限は、情報管理システムの講義だった。
初めに、ダイクストラ法の簡単なレポートを提出した。
簡単なレポートを簡単にやってしまったものだから、
本当に簡単になってしまった。
そんなことでいいのだろうか…。
先週は彼女がいたのでレポートの内容をずいぶん気にしたが、
今週はあえて彼女と話をしていないので、
別にどうだって構わない。
おそらく、多少乱雑だからと言って低い評価になったりはしないだろう。
…なんだか、冷静と言うより投げやりだ。

今日の講義は、点と次数の話だった。
グラフ理論をやっているのだが、
その点と、点に接続する辺の数の話だ。
グラフと言っても、棒グラフとか円グラフとかいうグラフではない。
点と辺からなる集合をグラフと定義しているのだ。
図で見ればすぐに分かるのだが。
この講義は、定義、例、
定理、証明、例、系、命題、例、
というように、順を追ってなされている。
考えてみれば、これほど理路整然とした
数学の講義はなかった。
若い教官で、説明それ自体はそれほどうまくないが、
極めて簡潔にまとめていて、
非常に分かりやすい。
彼女が友人と話していて、
「なんか後半のところになるとよく分からないよね。」などと言っていたが、
はっきり言ってウソだと思う。
彼女は数学が苦手だと言っていたが、
それでも、彼女ほどまじめに講義を聞いていれば、
絶対に理解できない内容ではない。
なんで彼女がまじめに講義を受けていたか知っているのかって?
そんな細かいことを気にしてはいけない。
決して、講義そっちのけで、彼女に気を取られていたわけではない。

そのあとは、とっとと帰った。
彼女が珍しく早く帰っていたので、
その後を追おうと思ったのだ。
友人には早く帰りたいと言ったのだが、
あっさりと見破られてしまった。
まあ、部分的にとは言え、この日記を読んでいるのだから当然か。

結局、彼女は友人と一緒だったので、
ちょっと目が合っただけで、特に話はしなかった。
そのあと、だいたい東京駅で一緒になるのだが、
僕は友人とさっさと電車に乗ってしまったので、
彼女には会えなかった。
彼女は、列の先頭になるまで、ひたすら電車を待つ。
自分が先に来てしまったら、会える道理はないのだ。

帰りにヨドバシカメラに寄った。
今度、週末に草津と軽井沢へ旅行に行く。
2週間ほど前から立てていた計画なのだが、
そう言えば、この日記には一度も書いていない気がする。
先の旅行のことより、日々の生活の方が大事なのだ。
…いや、ただ忘れっぽいだけなのだが。

それで、その旅行に行くときレンタカーを借りるのだが、
そのレンタカーは、CDしか再生できない。
だから、聴く曲を選んでCD-Rを作っておこうと思ったのだ。
それから、せっかく彼女から送ってもらった写真があるので、
これをプリントしておこうと思った。
デジカメのプリントは、意外と高い。1枚50円だ。
3枚で150円を支払って、何の変哲もない
コンビニの写真を印刷した。
誰がどう見てもただのコンビニの写真だが、
僕にとってそれは、彼女が撮った写真だ。
それだけで、50円を払う価値がある。
まあ、メールで送るためなのか、
解像度を相当低めにして撮った写真のようだったから、
たいしてきれいな写真にはなっていないが。
ファイルサイズは、1枚200KB程度だ。
あとは、The BestでICOが出たと聞いたので
確認しておこうと思ったが、ヨドバシカメラには並んでいなかった。
案外人気がないのか、すでに売り切れているのか…。

CD-Rだが、前は10枚で280円というのが売っていたのだが、
今回はそういうのは一切なかった。
安いときにまとめて買った方が得だと思うのだが、
なんせ、このときは余りが1枚しかない状況だった。
今後、使う予定があるのだから、それではとても足りない。
仕方なく、10枚580円で購入した。
ちなみに、安いCD-Rを使っても、
バッファオーバラン機能があるドライブを使えば、
だいたい問題はない。
たまには問題が起こることもあるが…。
それから、テストは必須だ。

今日は余裕があるな…。
さて、何を書こうか。
明日は1限から講義があるのだから、
書く前に寝てしまった方がいい気もするが。
しかし、そうなると書きたくなるのが、僕の性なのだ。

ということで、PHSからのネタ1つ目。
他の人は知らないが、少なくとも、
僕のまわりには、案外目と目を合わせて会話をする人が多い。
僕は人と目を合わせて会話をすることがほとんどないのだが、
ふと思って、実験的にいろいろな人と目を合わせて話をしてみたのだ。
すると、意外と目を合わせてくる人が多いことに気づいたわけだ。
どちらかと言うと、コミュニケーションが得意な人の方が、
そういう傾向が強い。

僕の友人を最近の人と言っていいのかどうかは知らないが、
最近の人は、目を合わせることにそれほど抵抗を感じないものなのかも知れない。
僕はそういう習慣がないので
目を合わせて会話をすると緊張してしまうが、
そうでもない人が多いのかも知れない。
ところで、僕は前期までは、
彼女と話をするときは、意図的に目を合わせていた。
そちらの方が、僕の存在を強く印象づけられると思ったのだ。
まあ、それ自体は間違っていないだろうが、
物事には程度というのがある。
冷静に考えられなかったのだから仕方がないが、
それにしても、もうちょっと考えてから行動すれば良かったのに。
まあ、考えたからと言って、どうなるわけではないのだが。

ああ、眠い。
かなり眠気を感じる。
さすがに、4時間半の睡眠だと少々足りないものらしい。
今から寝ると約5時間半だから、
歯を磨いたり、細かいことで30分かかると計算して、
睡眠時間は5時間程度だろうか。
もっとも、このまま日記を書き続ければ、
その時間はさらにどんどん減り続けていくが。

…今、Refererを見ていて、不思議なURLを見つけた。
http://www.nhk.or.jp/hensei/
明らかに、NHKだ。
そこの、番組表から僕の日記を見に来ている人がいた。
いったい誰だろう…?
とりあえず、NHKからここへリンクが貼られているのかと思って驚いたが、
おそらく、NHKを見てからこの日記をブックマークあたりから呼び出したのだろう。
この日記と直接相関のありそうなことは記述されていなかった。

ちなみに、昨日のRefererを見ると、
「ソフトのシリアルナンバー」というのを検索して
この日記にたどり着いた人がいた。
確かに、CD-Rのライティングソフトのシリアルナンバーを
なくしたという話を書いたことがあるが…。
おそらく、これを検索した人は、
そういう日記を読みたくて検索したわけではないだろう。

もう1つは北朝鮮の話。
拉致された人を、なんとしても日本に連れ帰りたいというのが、
家族の意向らしい。
しかし、彼ら自身はどう考えているのだろうか。
それに、彼らの家族はどう考えているのだろうか。
家族は大事かも知れないが、
それまで築き上げてきた生活は、それ以上に大事なはずだ。
遠くの親戚より、近くの他人だ。
それは例え国家によって強制的に引き離されたとしても、
変わることはないだろう。
だとすれば、本人たちと家族の意志を尊重するのが、
本来あるべき道ではないだろうか。
国としても、ここでむやみに逆鱗に触れるばかりが
道ではあるまい。

国交を結ぼうとしているのだ。
過去に何があろうと、相手を尊重し、理解しなければならない。
そんな時期に、あえて敵対することに利益はないはずだ。
その方が楽しいかも知れないが、
楽しいだけで具体的な利益は何もないのだ。
国家の問題を、感情で考えることがあってはならない。

ところで、巨人が優勝した。
最初のところにも書いたが。
巨人なんて、虚塵と書くのがふさわしいのではないかと思うが。
中身が何もない、空虚なゴミだ。
構成している人たちそれぞれには意志はあっても、
全体としては、金だけで集められた歪んだ集団でしかない。
公平性を欠いた勝負など、
それはもはや、勝負としては成立していない。
きっと、これから野球は、マネーゲームとして新たな道を歩むだろう。
それを支持するファンは姿を消すだろうが。

さて、文字数にも余裕があるし、
もう少し書きたいところだ。
しかし、そういうときの切り札、人間心理に関しては、
昨日書いたばかりだし…。

ああ、そうだ。
送ったはずなのだが、なぜか届いていなかったこと。
人は、自分で思っているほど人に見られていないと思う。
もちろん、フェイルセーフの発想に立って、
もしかしたら見られているかも知れないという
予測の元に行動することは重要かも知れないが。
例えば、僕が彼女の前で右往左往していても、
おそらく彼女はほとんど僕を見ていない。
興味のない対象など、それほど見ることはないだろう。

だから、人の目を気にしすぎることは、
かえって弊害を目立たせることになるのではないだろうか。
つまり、自分の行動を過度に制限し、
できることすらできなくしてしまうのではないかと思うのだ。
これは人の目に限ったことではなく、社会のルール全般に言えることだが。
だいたい、社会のルールというのは
護るべき規範であり、大抵の人はこれを守ろうとしている。
そのために、柔軟性や自由な発想を失っているのではないだろうか。
そういう傾向があるような気がする。

今日はこんなもので。
これだと、寝るのは1時か。
睡眠時間は4時間半。
ギリギリ必要最低限と言ったところだ。
あとはコーヒーに頼るか…。

2002/10/31 0:40


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