Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年10月28日(月) 対象の高速認識

2002/10/28 23:02 Access: 3689 (+6)
Words: 6415 Times: 123min (2h 3min)
短時間にずいぶんアクセス数が増えたように見えるかも知れないが、
たぶん、ほとんど自分で踏んだものだ。
またTahomaの表示チェックのために、
Internet Explorerで見てみたりしたし…。
本当はTahomaを使いたいのだが、
Operaで見ると乱れるから、あえてMS UI Gothicを使っている。

今日は、昨日の日記に書いたかも知れないが、
大丈夫と思ってゆっくり寝ていたら、
見事に寝過ごした。
やれやれ…。この日の昼は、彼女に逢えるかも知れない昼なのに…。
さすがに一縷の望みにかけて起きるほど、
僕の精神は彼女で染まってはいないらしい。
とりあえず、ゲームをやるくらいの余裕というか、
精神的な欠落があるようだ。
まあ、何よりも、
そんな望みに賭けなくたって、
普通に話す機会が結構あるってのが大きいが。
正直、それで十分なんだよなあ…。

そういうわけで、三限は見事に寝過ごした。
一時間間違っていたのであわてて出かけたのだが、
思っていたより四限の開始時刻は一時間遅かったので、
余裕で大学にたどり着いた。
もう大学も3年目なのに、未だにそういうミスをする…。
休み明けだからなのかゲームで頭が染まっているのか、
なんだかボーっとしていると変なミスをする。

三限は45分ほど残っていたのだが、
それから顔を出す気にもなれず、教育用計算機室にいた。
その時間で日記を書こうと思っていたのだが、
Rankin' Biztechを読んでいたら、いつの間にか2時になってしまった。
4限の開始時刻は2時10分だ。

僕は、友人のプリンタ用紙をいつも預かっている。
大きな鞄を持ち歩いているからだ。
最近はサボっているが、昔は毎日腕立て伏せをしていた。
一応、片腕だけでも30回くらいならできる。
両腕なら120回くらいだろうか…。
理系の虚弱体質にしては筋力のある方だと思う。
とにかく、そういうわけで、重い鞄を持ち歩いていても、
特に苦にはならない。
ちなみに、彼女の鞄も結構重たい。
1週間分の荷物をずっと鞄に入れっぱなしで持ち歩いている
僕ほどではないが、それでも辞書が入っていたりするとかなりの重さだ。
ちなみに僕の鞄だが、中身が空でも1キロくらいはある。
結局、一生懸命中身を減らしても、
たいして軽くならないわけだ。
それなら、鞄の中身を入れ替える手間を省こうと考えても、
それほど非効率ではないと思う。
ちなみに、僕はその友人のプリンタ用紙だけでなく、
レポート用紙も預かっている。
ちょっと前に使い切ってしまったが、それまではルーズリーフも預かっていた。
要するに荷物持ちになってしまっているわけだが、
そうすると、僕が大学を休んだりすると、彼は非常に困る。
それでも僕に持たせようとするのが不思議ではある。
まあ、後期は結構遅刻しているが、
それまではまともに出席していたからだろうか…。

それで、四限の前に教育用計算機室を出て、
彼にプリンタ用紙を届けた。
そのまま、その場を去って四限の講義を受けにいった。
僕は線形代数を取り損ねているので、
それを受けにいったのだ。
…もしかしてこれ、後期の間毎週書くことになるのだろうか?

線形代数は、正規直交基底と
Gram-Schmigtの直交化法。
スペルは違うかも知れない。
まあ、数学はスペルでやるものじゃないし、細かいことは気にしないで欲しい。
計算ミスは多かったが、特に分からないところはなかった。
なぜ僕は、この程度の単位を落としたのだろう?
やはり、やたらと難しい講義をする教官のせいだろうか?
…ああ、そうだった。
試験の時風邪を引いたんだった…。
やれやれ…。
ちなみに、他の大学は知らないが、
少なくともこの大学の場合、数学は高校の頃より簡単だ。
もし中高生の方がこの日記を読んでいたら、
あまり恐れないで欲しい。
ついていけないほど難しいことはやらないはずだ。
もちろん、無理して高いレベルの大学に入ったら
どうなるかは責任持てないが…。
就職でも言えるが、あまり無理してハイレベルを目指しても、
あまり意味がないことがある。
自信があるなら目指す価値は十分あるが、
特に自信がない、ただ、やりたいことをやれればいいと思うなら、
あえてハイレベルの大学を目指すことに、それほど意味はないだろう。
ただ、「やりたいこと」の種類によっては、
どうしてもレベルの高い大学が必要になることもあるが。
特に、周囲の人間の質は決定的に違う。
ろくに勉強をしていない僕が、
相対的に見て優秀な方にいるこの大学は、やはりどこかおかしい。
さらに言えば、僕は相当いい加減でちゃらんぽらんだ。
それなのにまじめで几帳面と見なされることがある。
周囲は僕以上にいい加減だからだ。
ひどい人になると、楽だからという理由で卒論教官を選択する。
就職の関係上、仕方ないのかも知れないが、
何のために大学に来たのかと言いたくなる。
理系の大学なのに、哲学の教官が競争になるほど
大人気なんて、絶対におかしいと思う。
哲学をやりたいなら文系の大学に行けば良かったのだ。

それで、四限が終わったあと、友人たちのところに戻った。
5限は再履修ではないから、みんなと一緒なのだ。
彼女は必修の単位が認定されていないので違う教室だが。
これも先週書いたが、月曜日はすべての講義が彼女と合わないのだ。

で、戻ったところで、教室に入っていく彼女を見かけた。
後ろ姿をほんの一瞬、視界の端にとらえただけだったが、
それでもちゃんと認識できた。
僕は普段、こういう対象の認識はとことん遅く、
とにかく鈍いのだが、どうやら彼女だけは別扱いするような
脳の回路ができあがってしまったようだ。
ああ、何にも役に立たない、無駄な能力が増えていく…。
彼女は髪を2つに分けて結んでいた。
髪型を変えるの、趣味なのかな…。
前の時もドキッとしたが、今の髪型もすごくかわいいと思う。
…うーん。きっと何をしても、いいと思うんだろうな。
それにしても、友人と話している彼女を見ていると、
僕と話しているときと違って、警戒感がないように見える気がする…。
僕は、彼女には不必要な人間なのかな。

なんだか悲しくなってしまった。
涙がこみ上げてきたのは、きっと眠いからだろう。
さて、それはそれとして、
5限は流通統計管理論だ。
ノートを見たら流通経営管理論と書いてしまっていた。
前期の月曜4限が流通経営工学だった影響だろうか…?
統計と言っているのだが、ほとんど統計は使っていない。
統計的手法は用いずに、
数値をそのまま情報として扱って講義を進めている。

どんな話だったかな…。
確か、流通業界の変遷の話だったような…。
第3次産業をいろいろ挙げて、
その動向についていろいろ言っていた気がする。
ダメだ、こんなに忘れているようじゃ問題だ。

ノートを見てみた。
それでもはっきりしないが、
どうも時代の流れを背景にした、商業の発展の話らしい。
商品は多様化を極め、流通サービスもまた多様化しているが、
その中で、流通コストはどんどん上がっている。
GNPの20%は流通コストという試算もあるほどだ。
まあ、労働集約型で、しかも外国に移転することができないのだから、
高くなった人件費の影響をまともに受ける。
仕方ないと言ってしまえばそれまでだが…。
とにかく、効率化されていないということは確かに言えるかも知れないが、
そもそも世の中全体でコストが上がっているのだ。
なぜなら、その基礎になる人件費が上がっているからだ。

ああ、まだ3000文字くらいだ。
これなら文字数オーバーはなさそうだ。
良かった良かった。

それで、帰りに彼女を見かけたが、
そのままきっかけがなく、友人と2人で帰ってしまった。
そのあと、駅でまた見かけたので、
ちょっと無理矢理、金曜日のレポートの件などと言って話しかけた。

流通政策論という講義があって、
その講義でレポートを課されているのだ。
流通の現場を調査するというレポートだ。
僕はレポートにまとめ、彼女は現場を見てくるのが担当だった。
一緒に行ってみたかったが、さすがにそんなことは言えない…。
で、デジカメを持っている彼女が写真を撮ってきたわけだ。
レポートは、できれば写真を撮ってきた方がよい、
という話だったので、その写真をどうするかと言って話しかけたわけだ。

そのときは話しかけるかどうかで
頭がいっぱいだったので忘れていたのだが、
今、うちのプリンタはインク詰まりできれいに印刷できない。
どうせ写真をもらっても、印刷できない…。
どうやら、本格的に頭が悪くなってきたようだ。

相変わらず、笑顔が張り付いて頭が真っ白で
まわりが見えなくなっているのは変わらなかった。
この日は友人がいたので多少マシだったが、
それでも、まあ、大差なかったと言えるだろう。
ちょっと前まで、何があっても冷静に対処できたのにな…。
最近は冷静さを欠いてきただけでなく、
どんどん視野が狭くなってきて、余裕も失っている。
どちらがいいのだろう。
彼女に心を奪われて、本来世界全体に向けるべき注意を、
ほとんど彼女に向けている…。
電車を降りるとき、鞄を網棚から下ろそうとしたら
隣の人にぶつけてしまったし…。
忘れるのは無理かも知れないが、
もう少し彼女のことを気にしないようにした方がいいかも知れない。
正直、こういう自分も悪くないとは思うが、
どうせ叶わない想いなのだ。
そう言えば、電話してた相手を聞いたとき、はぐらかされたな。
…普通、言わないか。
いや、違うな。そんなのを聞く僕の方がおかしいのだ。
前も電車で隣に座ってたとき、あからさまに避けるようにしてたし…。
やっぱり、冷静になった方が良さそうだ。
かなり頭がおかしくなっている…。

6月くらいまで、僕は物事を冷静に判断しているつもりだった。
友人は僕が変わったと、前より良くなったと言うが、
自分ではとてもそうは思えない。
視野が狭くなり、判断力がさらに低下し、
相手を思いやれなくなった。
周囲の意見に流されやすくなり、冷静さを欠くようになった。
もともと少なかった洞察力を完全に失い、
推察することもできなくなった。
たぶん、ある程度できていた人の話を聞くってことも、
最近はできていない…。
このままじゃダメだ。とにかく冷静にならなければ。
僕には理性的な思考が合っているし、
理性を意識しなければ、感情が暴走する…。

この日記もそうだ。
最近は量が多いが、冷静に物事を考えていれば、
そんな簡単に量は書けないはずだ。
もともと一日をゆっくり考え直す時間だったはずなのに、
いつの間にか、感情的に一日をトレースするようになってしまった。

冷静に検討しよう。
人間は、どんなにがんばっても、できないことはできない。
今の僕は、どうがんばっても、彼女の前に冷静になることなんてできない。
取り繕うことはできても、それは彼女に冷たい印象を与えるだけで、
それ以上の意味は持たないだろう。
彼女の前で余裕を持つこともできない。
感情が邪魔をし、思考能力を低下させ、興奮させるからだ。
それ以外の時はともかく、彼女といるときに冷静さを追求してもムダだ。

だいぶ前に得ていた結論。
要は、距離を置けばいい。
彼女と完全に離れるなんて、いくら何でも耐えられない。
多少視野が狭くなっただけで、たいした問題はない。
これ以上事態の悪化を招かないよう、
彼女と一緒でないときに、冷静さを保つ努力が必要だろう。

コーヒーを飲むと、興奮状態になりやすい。
大学にいる間は、ある程度視野が狭くなるのはやむを得ないだろう。
カフェインが効きやすい体質で、今までさんざん恩恵を被っているのだ。
他の効果が現れても、不思議でも何でもない。
とにかく、コーヒーの効果が切れてきている夜、
日記を書くときだけ冷静であれば、毎日立ち戻ることができる。

ちなみに、上記の写真、彼女からメールで届いた。
青くマークされたメールが、なんだか悲しい…。
彼女からのメールは、ネイビーブルーに色が付くようにしてあるのだ。
寝過ごさずに帰れたけど、家に誰もいないと書いてある…。
なぜ、あんなに眠そうだったんだろう…?
言ってたはずなのに。
Internet Explorer、SP1に更新していないようだ。
Updateの習慣がないのだろうか?

彼女のメールを見ていて、
メールボックスを見ていて、しみじみ思ってしまった。
…ホント、プライベートなメールが少ない。
前はメル友がいたのだが、その人はRagnarokにはまってしまったようだ。
僕とは使っているサーバが違うので、
それ以来、一緒に登録しているML以外では
全然連絡を取っていない…。
彼女からは全然メールが来ていないような気がするが、
それ以上にプライベートなメールそのものが来ていないので、
最近では、彼女からのメールは、
先輩からのメールに続いて2番目に多かったりする…。

しかし、メールは毎日来ている。
ニュース系統と、携帯電話からのメールが多い。
あと、自分で自分に送っているものも多い…。
この日記のネタだ。

で、今日は3つ。
1つ目。
古代の技術を紹介する本を読んだのだが、
その本、最後で古代に回帰すべきだということを載せていた。
現代の様々な問題は、近代の科学技術によっているのが原因だと、
効率性と経済性を追求した結果なのだと言うのだ。
しかし、その主張には根本的な欠陥があると思う。

それは、古代と現代の違い。
現代は、そもそも人口が全然違うし、
生活もまったく違う。
そのような中で、古代の技術を使ったって、
もはやこの社会に適用することなんて無理だ。
鉄を精算するにしても、たたら製鉄では、
必要な量の鉄を生産することなんて、
効率性を議論する以前の問題で、絶対に不可能だろう。

安易な自然回帰、古代への回帰の主張。
それが現代に適合すると言うのか。
この肥大した社会では、効率を考えなければ、人類は死滅する。
もう、進むしかないのだ。
立ち止まれる段階ではない。
ここで立ち止まれば、富の生産が止まり、
限られた財を多くの人間が奪い合うことになる。
なるほど。確かに、戦乱に満ちた古代への回帰だ。
それが彼らエコロジストの望むことなのだろうか?
古代では、戦乱で人が減り続けたから、
自然に合った、自然の中の技術で生きてこられたのだ。

次。見沼区。
さいたま市だったと思うが、そういう区の案があるそうだ。
で、これは実は、住民投票で下位の方にあった案で、
結構反対意見が出ている。
その主張は「田舎という印象を与える」というものだ。

僕は、その通りだと思う。
僕だって都心に住んでいるわけではないが、
一応、衛星都市に住んでいる。
その価値観で言わせてもらえば、見沼と言ったら田舎という印象を受ける。
それは、特に若い人に見られたとき、避けられない印象だろう。
なぜそれで、見沼という名称を強行する必要があるのだろう。
歴史的経緯を強調する意見もあったが、
だったらあのひらがなの市名はどうなるのか。
僕には、納得できない。

ラストは結構くだらないことを書いている。
最近、テレビがつまらないとは思わないだろうか?
少なくとも、僕はそう思う。
今日は日本シリーズもやっていなかったし。

それで、食事の時、
あれこれチャンネルを回した挙げ句、
放送大学に合わせた。
感動するほどおもしろいということはないのだが、
いつ見ても、必ずそれなりに興味深い内容を扱っている。

講義のテーマは、栄養学。
僕はご飯とサラダとステーキを食べていたが、
そのときちょうど、炭水化物がエネルギー源になるとか、
ビタミンがいいとか、肉はビタミンB1を多く含むとか、
結構おもしろいことを言っていたのだ。
ちょうど食べているものを誉められると、
なんだか、食べているものが倍、おいしくなったような気がした。
くだらない感覚ではあるが…。

さて、こんなものかな。
これでも2時間かかっているのか。
今日は、他の作業をあまりやらずに
だいたいこの日記を書き続けていたと思うのだが…。

2002/10/29 1:04


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