Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年07月19日(金) いろいろ

2002/7/20 16:54
昨日は友達とずっと遊んでいて、
いろいろやっていたら4時を過ぎてしまって、
あまりに眠くて日記を書かずに寝てしまった。

そうそう。
彼女に告白したのだが、結局断られてしまった。
…まあ、断られたんだろうな。
「断るわけじゃないけど、今、私はそれどころじゃない」って…。

そのあと、友達が新宿に僕を連れだしてくれた…のか、
自分たちが楽しみたかったのか、どっちかよく分からないが、
たぶん半々だろう。
とにかく、歌舞伎町まで行ってパーッと遊んだ。
…念のために言うが、ビリヤードとボーリングとカラオケに行っただけで
別にいかがわしい店に行ったわけじゃない。

正直、それほどショックだったわけでもない。
半分覚悟していたし、今までの雰囲気からすると
彼女が目を輝かせて…なんてことは想像できなかったし。
まあ、いわば彼女が僕に同情してくれて
断り切れないってことに賭けたわけだ。

ちなみに、断られる前に
「はっきり言っていい?」と言われたのだが、
その時点でどういう返事が来るのかまったくイメージできなかったんだから
僕の脳味噌は完全に機能停止していたようだ。
頭に血が上って全部真っ白、って感じだろうか。

で、今日はこれから
その昨日遊んだ友達が、横浜に来いと言うので遊びに行くことにする。
その友人も行くまで気づかなかったようだが、
今日は横浜で花火大会か祭りかがあるらしい。
それもまた一興と言うものだ。
…これでまたレポートが書けないが。

今後の予定。
詐欺の心理学…。

2002/7/20 17:00

2002/7/21 7:27
告白なんて初めてしたのだが、
想像以上に緊張したので少し驚いた。
自分にまだこんな感情が残っていたのか、という感じだ。
ただ、たぶんそれは、
普段は口にしないようなことを話す恐怖だったのだと思う。
不思議と、人間関係が崩れ去るとか、そんな危惧は抱かなかった。

詐欺の心理学…。
何を書こうと思ったんだったか…。
あまり覚えてはいないが、確か、
姑息な手段を使えば、どうにでもなったかな、という話だ。

世の中には、結婚詐欺という犯罪が存在する。
この結婚詐欺をする人間は、
風貌が明らかに他の人間より上だ、という人もいるが、
それよりも何よりも、相手の油断や善意、盲点につけ込むのが
非常にうまいということが前提条件になる。
別にこれは、結婚詐欺に限らず、詐欺全般に言えることだが。
もちろん、つけ込む要素は他にもいくらでもある。
社会的な地位、恐怖、不安、夢や希望、親切、そして、恋愛感情。
恋愛感情は非常に強く、疑うことを知らないだけに
利用するのは極めて簡単だ。

逆に、僕の知っている限りでは、マイナスの感情を利用した例はない。
悪意、妬み、憎悪、殺意、など…。

詐欺の要件として挙げた要素に共通するのは、
それが「常識」だということだ。
言い換えれば「思いこみ」だ。
詐欺師が転んだとする。誰かがそれを助けたとする。
すると、その誰かは詐欺師に対して、
わずかではあるだろうが、優越感を抱く。
詐欺師は助けられる側であり、立場が下だからだ。
誰かを助けたときに、「自分は偽善者だ!」と自己嫌悪に陥るような人間でない限り、
これは必然であると言っていい。
そもそも、人間は常に自己中心的であり、
自分に何らかの利益がない限り絶対に行動しない。
この場合、助けることによって自分が満足するから行動するのだ。
あらゆる人間の行動は、自分が満足するためにしているのだと説明できる。

で、結局なにが言いたいのかといえば、
僕だって彼女の善意につけ込めば、
もう少し違った結果が出たかも知れないということだ。
そんなことをするつもりはないが、
人間の善意に依存して成立している社会システムの危うさを
こう考えるだけでも強く感じる。

例示するのも簡単だ。
例えば、どこかに誘いたかったとする。
まずは普通に誘う。
「〜日に、どこかに遊びに行かないか?」
彼女はこう返事する。
「その日は用事があって…。」
その言葉が事実かどうかは知らない。ここでは、「善意」でウソをついたと仮定する。
ちなみに、この仮定が正しくなくても、話の流れは変わらないが。
もちろん、他の選択肢もあるが、ここではまた誘う。
「〜日から…日の間に、どこかに遊びに行かないか?」
僕に配慮して「用事がある」という言葉を使ったことを利用して、
日にちの範囲を広げるわけだ。
さらに、場所を限定するとなお良い。
そのためにその場所について調べたことを示唆すると、マイナス面もあるが
ますます相手に与える心理的なプレッシャーは強くなるだろう。
「〜日から…日の間に、池袋に行かないか。おもしろい展示場があるんだ。」
これだけ言えば、相当言い訳する要素が減る。
しかも、前段で断っているだけに断りにくい。
「善意」でわざわざ理由を用意したことを利用してやれば、
これだけいろいろなことができるのだ。

この程度のことは、
実際に実行している人は少なくないだろう。
事実、友人に「用事があると言われた」と相談したら、教えてくれたことなのだ。
「期間を広げろ」とか「場所を限定しろ」とか、
そんなことを考えたのは僕ではない。

別に他人のせいにするわけではなくて、
普遍性のある考え方であることを示したかった。
誰でも、多かれ少なかれこのような考え方を持っている。
要は、程度の差だ。

僕はこのアドバイスには従わなかった。
僕の彼女に対する気持ちは純粋な「つもり」だったし、
それだけ策を弄して、結局断られるのが嫌だったということも挙げられる。
たぶん、後者の方が大きな理由だろう。

今日のこの日記は、警告だ。
僕の日記は、かなり多く露悪的な表現が現れる。
この程度が気になるようだったら、
これから先、不愉快になるだけだから読まない方がいい、ということだ。
これを笑えないような人が、
読んでおもしろいと思うことを書く自信はない。

…本当に彼女のことを思うのならば、
僕は何もしてはいけないのだ。
今回の件で、今までと比べて若干積極的になったつもりだが、
これは必ずしも彼女のためにはならない。
彼女の身に何か不幸な事件が起こっているのなら、
それを助けることは悪くないだろう。
しかし、別にそんなわけでもなく、
今の生活に十分満足している人間に対して、
余計なことを言うことが彼女の幸福につながるかと言えば、それは疑問だ。
どう思うかは完全に人によるだろう。
幸福だと思う人もいれば、不幸だと思う人もいるだろうし、
よく分からないという人もいるだろう。
つまり、分からないわけだ。
そこで僕が行動を起こすことは、
確実に僕の満足につながるが、彼女はどうなるか分からない。
僕にはプラスになるが、彼女にはプラスになるかマイナスになるか分からない。

この考え方は、今でも間違っているとは思わない。
その考え方に反する行動をしたのは、
自分でもどうにもならない感情に耐えられなかったのと、
そんな自分に対して満足を感じていたからだ。
決して、彼女のためではない。
僕が彼女に好意を示せば、彼女は満足を感じる可能性がある。
それだけの「いいわけ」があれば、行動を起こす理由には十分だった。

1日の行動だが、
まず、寝る前に昨日の18日の日記を書いていたため、
相当遅くなった。
それに伴って、1限には出席しなかった。
2限には試験があった。
彼女と勉強した甲斐もあって、できはほぼ完璧だったと思う。
計算ミスや問題の読み違えなどがなければ優は期待できるだろう。
…点数が彼女より低いことは間違いないが。
彼女のノートと答と意欲を利用して得た結果に過ぎないからだ。

3限は非常に興味深い講義だったが、友人は寝ていた。
交通システム工学という講義で、
今までは交通システムの設計法、課題などについての講義だったが、
この日の講義は、現状と未来についてのトピックスだった。
交通調査の新しい手法、東京都が導入予定のロード・プライシング、
NPOと交通計画など、様々な話題があった。
まあ、おもしろいと思うかどうかは人の勝手なので、
もし授業料の価値がないと判断したなら、
その時間を使って疲労を癒すのも1つの選択ではあるだろう。
悪い選択であるとは思わない。
交通システム工学の本題から逸れていたことは確かだし。

4限は、早く終わった。
…ってことで、適当に頃合いを見て、
で、後は最初に述べたとおりだ。
そのあと、普通に次の補習までいろいろ話していたのだが、
周りの人の中には、それを奇異に感じた人もいたようだ。
彼女にしてみれば、つきあう気はないが、今までの人間関係を捨てる気もないということだろう。
僕だって、フラれた上にそれまでの人間関係まで崩れ去るんじゃ、まさに泣きっ面に蜂だ。
まあ、彼女はせめて話くらいは…と同情したのかも知れないが。
忘れてはならないのは、同情と哀れみは、
基本的に受ける側からしたら同義であるということだ。
僕は別に、同情だろうが哀れみだろうが構わないのだが。
それを気にする人も多いだろう。

最後に何を話していたのかは、よく覚えていない。
今まで話したことのないような会話をしていて、少し嬉しかった記憶があるだけだ。
たぶん、少なくとも夏休みが終わるまで、もう彼女と話すことはないだろう。
電話をすればいくらでも話せるが、それが彼女のためになるとは思えない。

それから補講を受けたのだが、
そのとき、その補講を受けるメンバーに「どうだった?」と聞かれた。
たぶん、片手で数えられるほどしか話したことのない女性で、
もちろん、この件について言ったことはなかったのだが、僕は普通に応対していた。
しばらくしてからようやくそのことに気がついて聞いてみたら、
やっぱりその場にいた誰かに話を聞いたらしい。
別に噂が広がろうとどうなろうと、
夏休み後まで残っていることはないだろうから
彼女に迷惑がかかることはあるまい。
…と考えればどうでもいいのだが、それはそれとして、
友人達全体に対して不信感を抱いた。
実際、その人に僕のことを話したのは誰か1人のはずだが、
誰がやったのか分からなければ、全体を疑いたくなるものだ。
…これも、詐欺の心理学の1つにあった気がする。

そのとき、「私は告白されることが良くある」というのろけ(?)話と、
「結構断りにくいものだ」という話を、その人にされた。
それから、「今度は私に告白する?待ってるよ。」とまあ、
言葉のニュアンスの詳細は覚えていないし、
実際こんな言われ方をしたら相当変なので、もう少し違う言い方だったと思うが、
とにかく、その人にそんなようなことを言われたのだ。
考える余地もなく、100%冗談以外に解釈のしようがないのだが、一瞬かなり動揺した。
平気なつもりでいても、かなりショックを受けていたようだ。
…にしても、こんなことで心が揺らぐとは、僕も相当節操のない人間のようだ。
確か、「考えとく」くらいの切り返しはできたと思うのだが、
あまり気分に余裕がなかったから、まともに返事が返せなかったかも知れない。

ただ、今回の件でいろいろな人が僕を慰めたり励ましたりしてくれて
いい仲間に恵まれたと感激したものだが、
その中でも上記の彼女の言葉が一番効果的だったかも知れない。
少なくとも、自分に女性とつきあう資格なんてないんだ、というような気分はすっ飛んだ。

…そう言えば、書いてなかったな。
僕の決めゼリフは、「好きなんだ。つきあって欲しい。」という、
捻りも工夫もない言葉だった。
いろいろ考えたのだが、あんまり婉曲な表現で告白して
婉曲な表現で断られてしまうとあきらめがつかないし、
上記の「詐欺」の話でなんだか卑怯な気がしたので、こんなセリフになってしまったわけだ。
ま、なんと言っても結果は同じだろう。
…たぶんね。でなきゃ一生後悔するかも知れない。
忙しいと言って断られるのは予想できたので、
「邪魔するつもりはない」とか「時々会えればそれでいい」とか
パーッとまくし立てても良かったのだが、
まあ、これもやっぱり卑怯だろ、ということで…。

今にして思うと、
彼女の返事を友人に話してしまったことは
かなりとんでもない失敗だったかも知れない…。
何も考えずにしゃべってしまったが、
こんなことを彼女が望むはずはないのだ。
バカか、俺は…。
ラブレターを渡されて返事もしなかった中学生の頃から
ちっとも進歩していないのかも知れない。
ちなみに、そのときはそのラブレターがいたずらなんだと思って、
罠にはまらないように、なんてんなことばっかり考えていた。

ああ、どんどん時間ばかりが過ぎていく。
それで、補講を受けた後、
友人達と一緒に出かけた。
新宿の歌舞伎町だ。
僕がゴネたおかげなのか元々そういう気がなかったのか、
いかがわしい店には行かなかった。

ビリヤードはそこそこだったが、
ボーリングは148と151という、
アベレージ120,ハイスコア140の僕にはあり得ない結果を残した。
そのあとのカラオケも十分堪能し、帰宅した。

帰ったあともネットで知り合った人からメールが来ていたりして、
悲しんだり嘆いたりするどころか、日記を書く暇もなく寝てしまった。
ああ、3時間も日記を書いていたのか。
徹夜したんだからとっとと寝ないと…。

2002/7/21 10:40


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