六本木ミニだより
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■先週末、私が映画評論のクラスに通っていたパルコ毎日カルチャーシティが閉鎖になるというので、そのクラスのメンバーだった方たちと、講師の品田雄吉先生とお茶会をした。私が六本木に引っ越したことはもうお知らせずみだったので、映画はもちろん、その話題でも盛り上がった。
■で、みんなに話しながら、はっきりと気がついたのだけれど、「六本木に引っ越したこと」って、私の人生のなかで、嬉しかったことベスト3に入ることなのだ。いや、ベスト1かもしれない。出版社の入社試験に合格したときも、結婚したときも、新しいボーイフレンドと暮し始めたときも、そのお祝いにふたりでケーキを買ったときも、映画評論で賞をもらったときも、仕事に復帰できたときも、営業で仕事がとれたときも嬉しかったけれど、でも、こんなに嬉しかったことはなかった。
■ほんとうに、何をしていても嬉しい。今でも、家の前の小道から六本木通りに出たときなど、ちょんちょん跳ねて歩きたくなる。心のなかで「わーい!」といっている。家にいて掃除や洗濯をするのも嬉しいし(すごく身が入る)、どこかへ出かけるのも嬉しい。帰ってくるのも嬉しい。青山ブックセンター六本木店から5分で帰ってこられるというのも嬉しいし、明治屋で、高い野菜を買おうかどうしようか真剣に悩むのも嬉しい。銀座から15分で帰ってこられるというのも嬉しいし、仕事のあいま、いっぺん家に帰ってちょっと休めるというのも嬉しい。ここに住んで、ほんとうに、嬉しくて嬉しくて、しょうがない。
ご飯を炊くときの必殺技。沸騰した水が鍋のなかで100度以上を保つように、水を入れた大きな鍋で重しをかける「自家製圧力鍋」。でもそのパワー、すごいの。おコメが見事に立つようになった。
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