2021年03月16日(火) |
〈あるいは、詩ではなくともいいのかもしれない〉 |
冬の大三角形、夜空に大きく白いため息。 僕は、おうむ返しでしか言葉を返せない。だから、ママを悲しませてしまっても、僕はただおろおろと立ち尽くすばかりさ。大好きなママが泣いていても、何もしてあげられないなんて、そんな時、僕は本当に泣きたくなるんだ。 ある時、僕は発見したのさ。僕が笑ってる時、ママも一緒になって笑ってるってことをね。その瞬間はとても幸せだったから、僕は決めたんだ。楽しいことを考えて、できるだけ笑っていようと。でもね、辛いことがあると、ついそんな誓いも忘れてしまうのさ。 ママ、ごめんね。ママは僕にこう言うのさ。「お前のことが大好きなんだよ」ってね。ありがとう、本当にありがとう。こういう場合にその言葉を言えばいいのかな? ママのやさしさも、星の瞬きも、僕の心をふるわせ、揺さぶっていく。その感動を言葉にしようとしてもうまく形にはならないんだけど。 たとえ詩にならなくたっていい。とぎれとぎれになってしまうかもしれないけれど。けれど、いつも後回しにしてる大切なその言葉を、今こそ大切な人に伝えてみようと思うんだ。
※自分以外の存在になりきってみて、詩のようなもの、詩片を綴ってみました。
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