現在の私の職種ではローテーション勤務という形をとらざるを得ず、世間一般の「ゴールデンウィーク」とか「カレンダー通りの休み」とか「大型連休」というものとは無縁の生活を送っている。日数的には休みも確保されるのだが、この期間で3連休が一度あるくらい。その3連休が昨日から明日までなのだが、3日間とも<沙羅双樹ふたたび>の練習日として設定。今月11日の「スローブルース」でのライブに照準を合わせて、連日スタジオで練習。
練習以外ではどこにも出掛けないかというと、そんなことはない。と言っても、アウトドアとか行楽はなく、映画鑑賞。 今日、練習後、今池「シネマテーク」にて、『いのちの食べかた』というドキュメンタリー映画を観た。これがとても考えさせられる映画で、内容的には非常によかったのだが、一日でかなり疲れた。 映画では、食糧が作りだされる過程を追うなかで、そこに内包された諸問題を見せていくという形をとっていた。告発型の映画というよりは、食の現場で日々行われている現実を静かに映像で伝えていくというスタイルだ。 人間は他の生き物のいのちを食べずには生きていかれない。にもかかわらず、食糧が作りだされるそのプロセスのことを知らずに過ごしている。大量消費社会にあって、犠牲にされる多くの生き物たち。結果的に殺さざるを得ないということよりも、ベルトコンベア式に(機械的に、とも言えるが)処理されていくこと、その現実に戦慄を覚えた。そして、人間だって実はベルトコンベアに乗せられてあらかじめ決められたレールの上を辿っていくだけの人生を強いられているという現実にぶち当たる。それからまた、人間の業の深さも感じさせられた。いろんなことを考えさせられた映画だった。
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