台風一過の午後、風は少し残っていたが、以前より予定していたとおり大須オペラ『カルメン』を観劇した。定員200人ほどの劇場(大須演芸場)で、生のオーケストラと約30人の役者によるオペラ。これほど贅沢な舞台もなかなかない。 で、今回は名作『カルメン』の上演。オペラ好きでない人々にもある程度知られている作品だが、今回の公演を観て『カルメン』が名作中の名作であるとの感想ををあらためて強く持った。印象的なメロディーといい、ストーリー展開の面白さといい、作品世界についつい引き込まれてしまう感じは何とも言えず素晴らしい。カルメン、ドン・ホセ、ミカエラ、エスカミーリョといった主役たちがそれぞれに愛おしく思えてくる。名作オペラだけに、役者にとっては難しい芝居であったかもしれない。 約3時間に亘る芝居だったが、決して長くは感じられず、とても楽しい時間を過ごすことができた。
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