29日、安倍新内閣が発足して初めての所信表明演説が行われた。 そのなかで、安倍首相は「美しい国・日本」など空疎なキャッチフレーズを連発していた。小泉前首相を真似たのかもしれないが、前任者以上に中味のない薄っぺらなリーダーの姿を見た気がした。 集団的自衛権の行使を認めるための研究、憲法や教育基本法の改正に踏み込む一方で、「靖国問題」「歴史認識問題」に触れられることはなく、小泉政権以来冷え切った日中・日韓関係の改善への道筋すら見えてこない。また、自殺者が年間3万人を超える異常事態、格差が拡大する一方の日本社会をどのようにしていくつもりなのか。中味のある政策は何ら見えてこない。 あるテレビ番組のなかで「安倍首相の言う『美しい国・日本』とは、イコール『ナルシスト国家・日本』ではないか」と指摘したコメンテーターがいたが、全く同感だ。恐らく安倍首相の唱える「美しい国」は、他国からは「醜い国・日本」と映るに違いない。
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