夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2006年09月02日(土) 夏の終わりの<言葉ズーカ>

 今日、今池「涅槃」で、詩の朗読イベント<言葉ズーカ>が開催された。朗読のみならず、音楽や舞踏などの表現も多く見られた。
 詩人では、主催者でもあるISAMUの表現が光っていたように思う。なかでも「ボーダーライン」は、下ネタを連発しながらも「争いごとのない世界」を希求する深い愛をも感じさせる秀作。これまで何度か聴いた作品だが、今日のステージは特によかった。
 他に印象的だったのは、二足歩行クララの舞踏や、じゅんこ(TRAMP)のギター弾き語り、俵町権左衛門一家のバンド演奏。クララのやわらかな身体の動きは美しかったし、じゅんこのポップな歌声は観客を魅了、権左衛門一家のソウルフルな演奏で会場は一気にヒートアップ。
 だが、今日の<言葉ズーカ>はそれだけで終わらなかった。最後に恐るべき「秘密兵器」が用意されていた。「ミュージシャン」とか「詩人」という枠には収まりきらない、「上手い」とか「下手」とかいうことを超えた圧倒的な表現者・TASKEがトリであった。あふれんばかりの表現衝動をストレートに発する彼を前に、観衆は度肝を抜かれていた。『代々木上原の神保ちゃん』『愛人21面相』などの前衛ゲージュツ的な曲はなかなかできるものではない。彼のステージを目にした時、私は「自分なんかは、まだまだ凡人だ」と感じたのであった。


 < 過去  INDEX  未来 >


夏撃波 [MAIL]