昼から、千種「IMYホール」で行われた「火田詮子 中島敦を読む」というイベントに出掛ける。名古屋を代表する女優・火田詮子の朗読を聴いてやろうと出掛けていった。 チェロの演奏をバックにした物語の朗読。前半は、高嶋政伸、神戸浩の共演で芥川龍之介『藪の中』を朗読。高嶋政伸の朗読は、意外にもよかった。この人は、テレビよりも、舞台のほうが魅力的に映るのではないかと思った。一方、神戸浩の朗読にはハラハラさせられた。この人、いい時は非常にいいけど、悪い時はちょっとねって感じで、演出家泣かせだよな(私も、他人のことばかり言えませんが)。 後半は、チェロ演奏と、火田の朗読ソロで、中島敦の『山月記』。芝居で見せる火田の演技力からすれば、やや物足りない印象。彼女自身、演劇モードに充分入りきっていなかったのでは、と思われた。まあ、一流の役者にとっても、というか一流の役者だからこそ、朗読というのは演劇とはまた違って難しいのだろう。なんていうのか、そのスタンスの取り方っていうのが、ね。
終演後は、今池や栄をブラブラ。夜8時より、今池「源」にて行われた、まきえいこさんのライブ(「言葉と音楽の空間〜太陽と雨、もしくは雪〜」)を楽しむ。ボサノバ調の曲の合間に、詩の朗読をはさみながらの、クリスマス・コンサート。まきさんの声はヒーリング・ヴォイス。私・夏撃波の「ゲイジュツは爆発だ!」派とはひと味もふた味も違う感じだが、これはこれでよいのではないかと思う。 他人様の表現を観るなかで、私自身も学ぶことは多い。自分の殻をどんどん破って、来年もっと飛躍するゾ〜、と意気込みだけは十分である。
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