夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2004年07月04日(日) 二度裏切られた

 二度裏切られた。一度目はガッカリ、二度目はビックリ。これだけでは、何のことか、わからないよね。

 今日の目当ては、横浜ボートシアター『小栗判官照手姫』の再演(千葉県・松戸市民会館)だ。
 横浜ボートシアターの代表作ともいうべき『小栗判官照手姫』を、以前テレビで観たことがある。これが私の好みでもあり、作品としても素晴らしかった。いつか横浜ボートシアターの公演を生で観てみたいと思い続けて、今年2月初めて観た。だが、その公演、3つの短編からなるオムニバス『神だのみ』の出来は最悪だった(1編だけは鑑賞にたえうるレベルだったが)。まるで下手な学生演劇を観ているかのようだった。今にして思えば、あの公演は本公演というよりは、新人公演とか実験公演という性質のものであったのだろうが、それにしても酷い芝居だった。
 そんなわけで、今回の公演『小栗判官照手姫』を観るのがこわくもあった。そんな私の不安を吹き飛ばすかのように、『小栗判官照手姫』の出来は素晴らしかった。2月の公演が嘘のようだった。
 説教節『小栗判官照手姫』、日本の古典がアジア的な装いで見事によみがえった。ガムランが鳴り響くなか、芝居はテンポよく進み、観る者を飽きさせることはなかった。約2時間半の上演時間が決して長くは感じられなかった。

 公演終了後は、東京駅に出て「のぞみ」で名古屋に戻った。楽しい連休は終わりを告げ、急速に日常に引き戻された。


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夏撃波 [MAIL]