夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2004年01月25日(日) テーマは「反戦」&「ハンセン(病)」

 今日は、詩の朗読会「ぽえ茶」の日。まずは、ハンセン病療養所入所者・塔和子さん(高見順賞受賞詩人)の詩を3篇読む。塔さんの詩って、心の深い部分に自然としみこんでくるような、何度読み返してもその度に新たな感動が湧き起こってくるような、そんな素晴らしい詩なんだよね。いい詩はいっぱいあるけど、そのなかから「苦悩」という詩を紹介しよう。

  私のなかで/おまえによらないで産れるものはない/
  おまえの土地/おまえの海の中から/
  私の花は咲く/私の明るさは満ちる/
  おまえを深くもつことによってのみ私であり/
  周囲の色彩が華やかだ/
  苦悩よ/私の跳躍台よ/
  おまえが確かな土地であるほど/私は飛ぶ/
  深い海であるほど/私は浮き上がろうとする/
  そしておまえは/
  私がどこまで跳ねても/もどってくる中心/
  おお/なれ親しんだ顔/
  いつの場合もそんなことをして楽しいかと/
  私の中をのぞく/奧の奧なる声よ/
  私を救うものはただひとつ/おまえであるような/
  それでいて/おまえは決して私を安らわせてくれない/
  私の/黒い土地/黒い海

 いい詩でしょ。塔さんの詩に、私、かなりはまってるよ。今年は、塔和子ブームを私の周辺から起こしていこうと思ってるんだ。
 2巡目は「ちいちゃんのかげおくり」という絵本を朗読。「反戦絵本」と呼ぶべき物語だ。
 3巡目では、辺見じゅんさんのノンフィクション作品『戦場から届いた遺書』のなかで紹介されていた特攻隊員の「遺書」を朗読した後、即興で「永遠のさようなら」という詩を詠んだ。

 今日の「ぽえ茶」、いつもの参加者の他に、高校の現代文の先生がいらして「国語」の授業さながらの詩の朗読をされた。なかなか新鮮で面白かった。


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