夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2003年10月08日(水) 御園座 DE 歌舞伎見物

 今夜、御園座に歌舞伎を観に行った。今秋の顔見世興行は、二代目中村魁春襲名披露も兼ねていた。
 「夜の部」の演目は、「一条大蔵卿」(一条大蔵卿を演ずるのは、「鬼平犯科帳」でもおなじみの中村吉右衛門)、「かさね」(魁春と片岡仁左衛門が共演)、「大津絵道成寺」(中村雁治郎五変化)、合間に「二代目中村魁春襲名披露口上」があった。吉右衛門はちょっと期待はずれ、仁左衛門はほぼ期待どおり、雁治郎は期待以上の舞台だった。
 「大津絵道成寺」は、女形舞踊の最高峰「娘道成寺」のパロディだが、雁治郎が早変わりで5つの役を見事に演じ分けていた。昨年ゴシップもあった雁治郎だが、70歳とは思えぬキレのよい動きは小気味よく、色気がにじみ出ていた。揺るぎない存在感を示した舞台と言えよう。「今日は、雁治郎を観られただけでも十分満足した」と言ってもよかった。
 歌舞伎は繊細ななかにもダイナミックなやつがいい、と個人的には思っている。


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