仕事は相変わらず忙しいが、その合間を縫って最近は映画を観る機会が多い。 最近観たなかで印象に残っているのが、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』と『白百合クラブ東京へ行く』だ。 前者は、制作中止に追い込まれたテリー・ギリアム監督の映画『ドン・キホーテ』の制作現場を追ったドキュメンタリー。ロケ地での洪水等の被害や主演の入院等、多くの災難に追い込まれながらも映画『ドン・キホーテ』にかける夢を追い求めようとするギリアム監督の姿そのものが、まるでドン・キホーテそのもののように映った。それと、このドキュメンタリー自体がとてもドラマチックで映画的。未完の『ドン・キホーテ』の見事なまでの「予告編」となっており、映画『ドン・キホーテ』が完成した折にはぜひ観たいものだという思いを起こさせた。 後者は、第二次世界大戦直後に石垣島で結成し今日まで57年に亘る活動を続けている楽団「白百合クラブ」が初の東京公演(ザ・ブームとも共演)を行うまでのプロセスを追い続けたドキュメンタリー。年老いてなお心から音楽を愛し、ステージでいきいきとしてパフォーマンスを繰り広げている姿は、観る者に元気を与えてくれる。 以上の2作品はまったく傾向の違った作品に仕上がっているが、ともに訴えかけてくるのは「生きている以上は夢を持ち続けよう」という力強いメッセージではないかと思う。 私もまだまだこの先ひと花、ふた花咲かせなければ。そんな思いを持ち続けていきたいものである。
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