シルク・ドゥ・ソレイユの「キダム」名古屋公演に足を運んだ。 「こいつはマジで凄ぇもの見ちまったぜ」というのが率直な感想だ。思わず「キダム」のビデオ・CDも買ってしまった(後でビデオ観たけど、やっぱりライブの凄さには到底かなわない)。 何が凄いってまずはアクロバットの水準の高さ。まさに神業が次から次へと繰り出される。難易度の高い技がひととおりあって「もう終わりだろう」とこちらがタカをくくっていると、それ以上の技を繰り出してくる。100%どころか150%の満足って感じだ。 演劇的にも面白かった。高水準のアクロバットを演劇的な意味でもうまく構成し、観客の心をとらえて離すことがなかった。とにかく驚きの連続だった。私はかつての「天井桟敷」(故・寺山修司主宰)の芝居を生で観たことはないのだが、「きっとこんな感じの面白さなんだろうな」とひとり勝手に思っていた。「キダム」という超一流の芸術を観たら「劇団四季」のミュージカル(「一流もどき」)なんて完全に用無しだな、ってホント思ったね。ちなみに「pHー7」は「超二流」(もちろんプラス評価ですから、関係者の皆さん、誤解なきよう)だと勝手に思っているのだが・・・。 サーカス大好きの私だが、「キダム」はこれまでのサーカスの概念を突き破るものだった。と同時に「これぞ、サーカス」と私は喝采を送っていた。サーカスの醍醐味を十二分に伝えてくれたステージだったと思う。
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