巷では、中島みゆきの「地上の星」が流行り、オリコン1位に輝いたそうな。何でも「サラリーマンの応援歌」とされているみたいだけど、20年来の「みゆきファン」としては違和感を感じずにはいられない。 私が高校生の頃、中島みゆきは「ふられ女の歌」ばかりを歌ってるヤツ、「みゆきファン」はネクラ、とレッテルを貼られたもんさ(ちなみに、私があの頃よく聴いていたのは、オフコース・さだまさし・中島みゆき等であった)。それが、この前の「紅白歌合戦」では中島みゆき登場シーンが一番の見どころとされていた。隔世の感があるね。 「地上の星」が流行るのも(「プロジェクトX」というNHKの番組が熱心に視聴されるのも)、実のところ出口の見えない日本の今日的状況を反映しているように思われる。繁栄の時代を懐かしむような、そこにしか救いを求められないでいるようなメンタリティが見え隠れする。時代が違えば、「地上の星」もきっと違った解釈がなされたであろうし、そうすると今みたいにヒットしてなかったかもしれない。そんなふうに考えるとせつなくなってしまう。確かに、「地上の星」はいい曲だけどね。中島みゆきは他にも数々の名曲を生み出しているんだよ。 とか言いながら、実は、彼女のコンサートに行ったことはない。「夜会」とかも見てみたいよな。 いい歌ってのは、生命力を与えてくれるんだよね。その意味でも、いい歌を心ゆくまで聴こう。いい芝居をいっぱい観よう。そして、歓喜に満ちあふれた人生をつかみとろうではないか。
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