夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2002年12月12日(木) グッド・ラック

 2002年もあと半月ほどを残すのみとなった。
 今日は、来るべき2003年のpH-7の活動についての話し合いがなされた。そこでは、個々人が今後どのようなかかわりを持っていくのかについて、それぞれの思いも語られた。他の人がどのような発言をしたかについては、今の時点では差し控えておこう。ただ、私自身のかかわり方については、お話ししておいてもよいと思う。
 来年も、pH-7は(どのような形になるかは別として)春と秋に公演を行う可能性が高い。そこで、私はどうするかだが、はっきりしているのは来年上半期(6月まで)に行われる公演には出演できないという点だ。そして、夏以降の公演に出演できるかは、来年4月の時点でしか結論が出せない。
 くれぐれも誤解しないでほしいのだが、別に芝居が嫌になったわけでもないし、今のところ劇団を離れる気もない。むしろ、舞台に立ちたくてウズウズしているくらいなのだ。それでは、なぜかというと、職場(福祉施設)の仕事との兼ね合いということになる。
 来年4月に人事異動が行われることはほぼ間違いなく、私がその対象になる可能性も決して低くはない、という事情がある。異動といっても、勤務先は現在と同じ天白区内で動くだけなのだが、問題はその勤務時間にある。もし他の現場に移るとなると(現在の職場ではいわゆる「9時・5時」という形態だが)「ローテーション勤務」、つまり夜勤があったり、土日出勤もあるという状況に変化する。そうなると、役者を続けることは事実上無理になる。実際異動するのが私になるのかどうかは、4月の段階でははっきりするのだが、はっきりしたことが言えない現在の状況のなかで判断して「春公演」は断念せざるを得ない。もし異動がなければ、「秋公演」には出たいと思っているのだが。
 「今の職場を辞める気はないのか」とは菱田さんからも聞かれたのだが、「宝くじに当たって巨万の富を得ることでもないかぎり、職場は辞めない」と答えた。言うまでもなく、宝くじの1等に当たる可能性よりも、異動の可能性の方がはるかに高い。今はただ、芝居が続けられる状況が得られるよう、ひたすら祈るしかない。どうか、宝くじの1等・前後賞が当たりますように。
 
 来年という年がどんな年になるのかはわからない。他の劇団員たちも、それぞれの思いを抱えつつ、自らの道を歩んでいくことだろう。私はただ皆の幸運を祈るばかりだ。
 と同時に、私自身、ぜひ実りある1年にしたい。それにしても、またひとつ年とるのかよ。まったく嫌になっちまうぜ。でも、時間は誰にも止めようもない。素敵な素敵な中年男になれるよう日々精進するのみである。


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夏撃波 [MAIL]