人生とは 大団円のあるドラマである
11月公演が終了した。稽古では苦しいことも多かったが、本番の舞台は楽しくてしょうがなかった。とりわけ千秋楽は出せるものをすべて出し切ったという感じだ。厳しいご意見は甘んじて受けよう。でも、今公演に関して悔いることは何もない。
明けて今日25日、月曜日の朝、果てしない日常の始まりだ。夏休みを終えたばかりの学生の気分にどことなく似ている。同僚から「曽根さん、ちょっと酒臭いですよ」と言われながらも、日常の業務を続けていく。そうこうして一日過ごしてみると、いつの間にか日常に馴らされている。昨日までのことがまるで嘘のようにも思えてくる。
今日は早めに仕事を切り上げ、まっすぐ家に帰って休んだ。夕方に家にいること自体信じられない。体は楽だが、ちょっとさみしいかな? いや、さみしいというよりは、ただ呆然と立ちつくしている感じだ。最愛の人を突然亡くして信じられないでいる状態に似ているかもしれない。
次はいつ舞台に立てるかな? やはり本番の舞台に立つことによって役者としての力が引き出されていくことは非常に多いと思う。だから、舞台には立ちたい。だが、一方では仕事との兼ね合いでそれが難しいこともある。pH-7の次回公演にはまず出られないであろうし、その次だってどうなるのかはわからない。だからといって役者をやめる気など毛頭ない(もちろん出るとなったらトコトンやるぜ)。 一方で、これまで延び延びになってきた作家デビューのチャンスが到来したというふうにも考えられる。その他にも、いろいろな表現形態に挑戦してみたい。アウトドアもちょっとやってみたい。映画を見に行ったり、ライブにも行きたい。そうそう、観劇もいいよな(ロック歌舞伎、観に行くぜ)。 それにしてもしばらく弾いていなかったせいか、ギターの腕は落ちたみたいだ。
あっ、申し遅れましたが、今回の公演を観に来てくださった皆様には、心より感謝申し上げます。
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