| 2002年04月13日(土) |
曽根攻的小宇宙の構築を |
社会福祉の仕事を選んだ段階で、俺は「役者になる」という選択肢をはずしたつもりでいた。実際20代の間は仕事に追われ、「役者」をやろうなどと考えも及ばなかった。現在の職場に移ってから(約2年前)、何とかやりくりしながらでも芝居をするための条件はととのった。芝居の稽古をやってると正直言ってしんどいことがほとんどだ。でも、なぜだろう、やめられないんだな。今後の人生の中で何が起こるかは予想もできないが、いかなる状況に置かれても「役者修行」は続けたいと思う。 菱田さんにはよく「曽根って真面目そうでいて結構変だよな」などと言われるが、その「変」というのはきっと誉め言葉だろうと勝手に解釈している。 そうだな、「大根役者」ならぬ「ニンニク役者」を目指そうかな。嫌いな人にとってニンニク臭さってのはたまらなく嫌だろうけど、ニンニクによって料理に深みができたりして、あれがたまらなく好きって人も多いはず。きわめてニンニク的な自己主張をしてみようと思っている。
それから俺、今度の公演済んだら作家の道も志していきたいと考えている。曽根攻的小宇宙を、外の世界に向けて発信していきたいのだ。 いくつもの自分が、俺の中に存在し、時々刻々とその形を変えていく。昨日も今日も何も変わらないようでいて、実は一瞬一瞬違った自分を生きているのだ。 俺にはまだまだ夢がある。夢は果てしないが、一つひとつ実現に向けて歩き出していこう。
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