今日はやっぱり仕事が遅くまでかかり、「ディーバ」観にいけなかったよ。非常に残念だ。
で、毎度の事ながら仕事の帰りに俺は本屋に入った。「今日は○日だから○○文庫の発売日だな」「それに○曜日だから、週刊○○も並んでいるはずだ」「そう言やあ、最近音楽関係チェックしてなかったよな」等と一瞬のうちに考えを巡らせて俺は「宝探し」を始めるんだ。 今日は、平積みされている雑誌のなかに「ジョージ・ハリスン追悼特集」をやってるヤツを見つけ、買ってしまった。ボブ・ディラン、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ等(俺の好きなアーティストばっかり)の追悼コメントが載ってるということも大きかったんだけどね。 ビートルズと言えば、カリスマ的存在のジョン・レノンか、天才的メロディーメーカーのポール・マッカートニーがすぐ頭に浮かぶことだろう。ジョージはあくまでも「第三の男」と位置づけられてきた。でも、俺には(ビートルズのなかで)いちばん気になる存在であり続けた。二人の天才にはさまれながらも独自の道を行き、「サムシング」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」等の名曲を残した。ビートルズ・サウンドにインド音楽のテイストを持ち込んだのもジョージだ。友人のエリック・クラプトン(ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックと並び称される名ギタリスト)に妻を奪われ、その結果クラプトンの名曲「レイラ」が生まれた、なんていうエピソードの持ち主でもある。親近感を覚えるっていうか、俺はひょっとしてジョージ・ハリスンじゃないだろうかって思っちゃったりするんだよね。ほら、「内気な二枚目」って感じがそっくりでしょ。ねっ、ねっ。 ていうか、大天才じゃなくったってヤツはカッコいいんだよ。ジョージのソロ・アルバムのひとつに「ダークホース」ってのがあるんだけど、ヤツの存在を言い得て妙だと思ったね。俺が追求してるのも「ダークホース」のカッコよさなんだよ、たぶんね。舞台では大化けしてやるぜ。そして、俺にいちばん似合った輝き方で輝いていたいと思う。
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