バカ恋
back    index    next

■ 吠えたボス猿 ■


本日もとても寒ぅ御座いますね。

気温の変化についてけないあたしの身体は、

冬の寒さに打ち震えて居ります。





ヨーコの彼氏に借りていた原チャリも、お役目御免と相成りまして、

ヨーコから引取りに行くという電話があり、

せめてガソリン満タンにして返さなきゃとスタンドで給油し、

家で待ってました。

だがしかし、待てど暮らせどヨーコ現れず・・・

すると、当のヨーコから電話がありましたのです。



今何処?←ちょっと怒ってる風


うちに居るけど?待ってるんだけど?


さっきから何回もピンポン鳴らしてるんだけど、

何で出ないの?



は?



いいや、聞こえなかったぜ

もしかして隣のうちのドアホン鳴らしたんぢゃねえの?

ヨーコならば有り得ないとも言い切れない。




せっかく取りに来たのに、何度ピンポンしてもあたしが出ないので、

腹を立てたヨーコは自宅へと戻ったそうです。

でもさ〜ほんとに聞こえなかったんだけどな〜




もしかして?と思い、

自宅玄関のドアホンを押してみた。

ドアホンのスピーカーからはピンポーンと音はすれど、

家の中は沈黙・・・壊れてる・・・




ヨーコには取り敢えず、事の次第を説明したのですが、

かなり御立腹の御様子で、話の途中で

ガチャンッ!

と電話を切りやがった。






やれやれ、なんつー短気野郎だ・・・





モノの三分もしないうちに今度はヨーコの彼の二十歳男から電話が来ました。



今から原付取りに行くので、鍵つけておいて下さい!←これまたちょっと怒ってる風


あ、はい。何度もゴメ


ガチャンッ!


ンね????




また途中で切られました。

ペットは飼主に似るってほんとね。




いくら鍵つけといてくれって言われてもさ〜

あくまでも借りたのはあたしであって、

何も言わずに持って帰れコノヤローみたいな恩知らずな事できる訳ねえだろが

仕方なく、夜の帳もドップリ落ちた寒空の中、

あたしはヨーコ達を待ってました。




骨まで冷えた頃、ヨーコ達はやって来たのですが、

あくまでもヨーコは仏頂面。続けて二十歳男も同じく仏頂面。

何度も来させちゃって悪いね〜と謝ってみるも、

あくまでも彼等は仏頂面オンリー。




おいおい・・・おめえら好い加減にしろよ

しょーがねえだろ、うちのドアホン壊れてたんだから!

何度も足を運ばせてしまって悪いと思ってるよ。

原チャリ貸してくれて有り難いと思ってるよ。

でもなあ、人の話最後まで聞かずに電話切るって無作法があるかっ!!この馬鹿者共!!






ちょっと逆ギレたらおとなしくなったワン公ヨーコ&二十歳男。

素直になった可愛いヨーコ達に御土産を持たせてやり、

気をつけてお帰り〜と手を振る大ボスなあたし。





其れにしても、何であたしがヨーコならまだしも、

二十歳男にまで怒られなくては成らないのか!!

こんな理不尽な話があって良いものか!!

胸クソ悪いな、ちきしょおめ




あいつらには再教育が必要だと、やたら使命感に燃えた夜でした。










コメント変わるらしい

My追加

back    index    next
mail  home  bbs  おててつないで
エンピツユニオン