バカ恋 | back index next |
■ 蜂のムサシは死んだのさ ■ みなさんご無沙汰いたしております。 いよいよもって日記の更新をする事が出来ました。 とは言っても、今日は会社から日記を書きます。 何故なら、今日に限って誰も居ないからなのさ〜〜るるる〜〜 この数日間、実に色々なことがありました。 試験も無事に終わりました。 試験前日の土曜日はトン吉さんの運動会だったのですが、 あいにくの雨で翌日へ順延・・・ するってーと、あたしは試験のため出席出来ずなので、 急遽、弟壱号弐号を緊急召集いたしまして、 臨時大応援団を結成致しました。 流石は我が弟達で御座います。揃いのTシャツに身を包み、 壱号の背中にはマグナム弐号の背中にはドライの文字が、 土曜日とは打って変ってカンカン照りのお日様の下、 眩しく映えて居たそうです。 奴らは小学生のチビッコ諸君に「マグナムドライ〜マグナムドライ〜」と ひたすらに追い掛けられたそうです。 嘆くなり哀れなトン吉さん・・・でもね、あなたの素敵な叔父様達なのよ。 こんな事で挫けてはいけませぬぞよ。 という訳で、試験も終わり、 もう、どうにでもしてコノヤロー的感覚に襲われている今日この頃です。 試験の結果はあえて言いますまい。 話は飛んで・・・ブーン 先日御初に御目にかかった、サーファー兄ちゃんについて。 なんと、彼の前職は電設屋さんだったのです。 大雑把に言えば、あたしとは同職種。 あたしが製図の試験を受けると云う事を告げると、 俺が持ってる製図道具あげるよ と、気前良く言ってくれ、更にわざわざあたしが住む処まで、 電車乗って届けてくれたのです。 しかしながら、夜の十壱時過ぎあたりに来られても、 困っちゃうよねえ 「計算入ってない?」と疑わしき行動が見え隠れ。 駅まで迎えに行って、其の場で「ありがと、さよなら」って訳にも行かず、 折角なんでお茶でもご馳走します と言うと、待ってましたとばかりに車に乗り込むサーファー野郎。 近所のガストでお茶しながら、サーファー野郎の質問攻めを食らい、 アップアップ状態なあたす・・・ 食い下がる腕を払いのけ、何とか話を切り上げ、 サーファー野郎を駅まで送り、「ではさようなら」と別れたのですが、 あっちゅー間に帰った筈のサーファー野郎から電話が来たのです。 終電無くなっちゃったみたい・・・ (●_●) え゛? 駅の近くのビジホにでも泊まるよ とは云うものの、捨てられた仔犬のような眼でじっと見つめるサーファー野郎。 仕方なく、家に泊めてやることにしました。 言っておくけど、何にもないからね!信じてプリーズ 断じて何もナッシングだからね! あたしの寝込みを襲おうもんなら、 即座に抹殺されるから肝に銘じろよ と、軽くトドメを刺し、お隣の部屋にサーファー野郎の布団を敷き、 就寝致しました。 あたくしの貞操は無事に朝を迎え、サーファー野郎は、 朝イチの電車で帰って行ったのです。 だがしかし、此れは悲劇の幕開けに過ぎなかったのだった・・・ 暫くしてから、そう、あれは試験前日の土曜日でした。 翌日の試験の為、朝から猛烈ちっくに図面をカキカキしていたのですが、 何時の間にかうちのポストに手紙がポトリ。 あたし宛の其の手紙をトン吉さんが見つけ、 あたしに渡してくれました。 差出人はサーファー野郎。しかも手差しでポストに投げ込まれていたのです。 怖い・・・ かなり怖い・・・あいつは恐怖の大魔王か? 恐る恐る封を開け、手紙を読んで此れ又鳥肌が立ちました。 其れは所謂、ラヴレターと云う代物。 あたしへの思いがツラツラと書かれておりましたが、 嬉しいと云うよりも、引いたね。 かんな〜り引いたね。 普通さあ、三拾五を過ぎたいい大人がさあ、こう云う事する? 幾ら歯の浮くような文章が書いてあっても、 其れは体裁良く単語が並んでいるだけで、 中身が薄っぺらで、心に響かないんだよね。 会ったばかりのこのあたしの一体何を知っているというの? こんな回りくどい、めんどくさい事をする暇があるのなら、 自分の言葉でぶつかって来いよ。 見込みは全く無いけれど、当たって砕けてみろよ。 手紙を読んでも、何をしたいのか分からないし、 あたしの答えを待っている風でもない。 サプライズで恋が芽生える筈無いじゃないか。 人の心はそんな簡単なもんじゃないよ。 手紙読んでくれた? と、電話してきたサーファー野郎。 気になる位なら、まどろっこしい手紙なんて書くな、あほんだら。 あたしにはコージが居るのよ。 あんたなんかが入り込むスペエスは何処にも無いのよ。 大体、展開早すぎるだろう。 何を望むのか分からぬ侭では、返事のしようがねえんだよ。 其れからと云うもの、毎日のようにサーファー野郎からの電話攻撃を受ける毎日。 やる気無しの返事でも、せっせと電話をよこすサーファー野郎。 此の侭ではサーファー野郎の勘違い速度を加速させてしまう恐れがあるので、 キミは誰か好きな人いるの? と、聞かれた時、 愛して止まない人が居る と、答えました。 此れで諦めてくれるだろう、と思いきや・・・ 其の一言でサーファー野郎は今まで以上に奮起し、 何時か俺の女になれ宣言まで飛び出す始末 なんでそうなる? |
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