| 2002年08月14日(水) |
物理オタク。 |
昨日に引き続き「スターウォーズ科学読本」について。
この本の主旨は「スターウォーズに出てくるテクノロジーや現象を、現代科学で立証できるか」と言ったところだろうか。 当然、「現代科学では立証できない」事の方がずっと多い。 代表的なことを言えば「フォース」である。 一体、フォースってなんぞや?
フォースというのは直訳すると「力」のことである。 まぁ、もっと言えば四大元素のこと。 地上には四つの力があって、すなわち火、土、水、風のことである。 この四つをひっくるめて「フォース」(4th)と言うわけ。
とは言っても、遙か彼方の銀河ではそうとはとられないらしい。 それでもフォースというのは、全てのものに宿る力のことであると定義されているらしいので、当たらずとも遠からず、であろうか。
それを現代科学で証明しようと言うのである。 万物は突き詰めれば粒子で出来ているし、万物の持つエネルギーはその粒子が運動して起こる。 そのエネルギーを上手いこと自分に取りこみ、自在に操れればヨーダのようにXウィングを浮かせられなくもない…かも、知れないらしい。(笑)
どうやってその粒子の運動エネルギーないし、量子エネルギーを自在に操れるかは分からないし、取り込めるかどうかも謎だ。
それにしてもこの「科学読本」。 どういった人々をターゲットにしているのか、イマイチ分からない。 物理オタクのスターウォーズ・フリークを相手にしているのか、それとも物理オタクだけどスターウォーズはあんまり知らない、って人がターゲットなのか。 でもそれなら、あんなにくどくどしく、量子力学や反物質やダークマターを説明する必要はないし。 んじゃ、やっぱり物理は弱いけれど、スターウォーズ・フリークに向けて書かれているのか? …それにしては、物理に関しては専門書並みなんだけど。
あ。 著者が宇宙物理学者でスターウォーズ・フリークだからか。(笑)
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