駄目ままの戯言...まきまま

 

 

中絶 - 2002年06月18日(火)

中学生くらいだったろうか
母が私に言った

「どんなことがあっても中絶なんかしちゃいけない」
「後で後悔するから。年を取ってから後遺症に悩まされるから」

私は母に問い掛けた。

「もしレイプされてできた子ならどうするの?」と。

母は、
「そうならない事を願うけど、そうなってしまったらそれでも産みなさい。」
そう答えた。

「子供をおろすのは罪だから。人を殺すのと同じだから。」
「できるだけのことはしてあげるから、産みなさい。」

母はそう言った。

そして私には兄の他にも兄弟がいたことを知った。

母は生前、彼岸、お盆の供養を欠かさなかった。
産むことができなかった子供を忘れることはなかった。
後悔すると言った母の言葉は事実なのだろう。
母はできることなら産みたかったに違いない。
何故産むことができなかったのかは容易に想像がつく。
私が産まれたのは単に順番がよかったせい。

中絶=殺人

殺人=してはいけないこと

と言う図式がしっかり出来上がっているので、
私自身、中絶することは考えられない。

たができたときもつんができたときも中絶することは考えなかった。
育児ノイローゼに悩んでいる今でも、中絶はしないって言える。

自分ではどうにもできない理由で、中絶を選ぶ人もいるだろう。
だからすべてを否定するつもりはない。
レイプされてできた子を産むのはかなり勇気がいるよね。
母体の安全を優先する場合もあるでしょう。


世の男性女性の皆様、妊娠を望まないのなら
しっかり避妊するべきだと思う。
生き物には本能的に子孫を残すというのがあるんだから、
妊娠しないだろうなんて思わないほうがいいよ?
安易に中絶なんて選んで欲しくない。
ゴムが駄目なら産婦人科で相談して、
リングつけるなりピル飲むなり方法はある筈。

自分の快楽を優先し、取るべき行動をせずに妊娠してしまったからと言って
罪の意識すらなく中絶する。
それで自分が傷ついたと言うのは、あまりにも身勝手ではないだろうか?

どんなに避妊に気をつけていても、妊娠することはある。
100%の避妊はありえないから。
だからそれでもできた子は、生まれるべき子なんだろうと思う。
それだけ強い命と強運をを持ってるって事だろうから。
これは私の個人的な意見。
強制するつもりはありません。

願わくは、これ以上同じ境遇に合う胎児が増えませんように。







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