長いお別れ
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行き着く先はどこでもいいからこの瞬間にどこかに行けたら。 涙も弱さも全部引き受けて目を開いて生きていけたら。 この人生も少しは意味のあるものに変えられるのかもしれない。 ぐるぐる回る人生のルーレット。何をなくした?何を得た? それさえ解らない。そんなことを考え出すと自分を保てなくなりそうで怖い。 朝、目が覚めて「ああ、また目が覚めてしまった」と思う。 贅沢な話だ。1日を懸命に生きている人がいるのに。 私は考えても仕方ないことに囚われて1歩も前に進めない。 楽ばかりしようとしている。そんな自分に嫌気がさす。 だけど私は覚えているもうたくさんだと思って見上げる夜空の美しさを。 それは陰の部分を知らなければ決して気づかない美しさだ。 もう一度あの夜空の美しさを取り戻したい。 そのための痛みなら甘んじて受け入れよう。耐えられるかどうかは解らないけれど。 ただひとつ友を信じて。
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