十夜一夜...Marizo

 

 

『 笑う山崎 』 - 2009年03月14日(土)


『 笑う山崎 』   著者:花村萬月



小学生男子が好きな女子のスカートをめくり
いじわるをする行動原理そのままに大人になると
好きな女を殴って殺してから、いとおしく抱きしめて
優しく愛撫するようになるんだなぁと。
サディスティックな愛はもしかしたら究極の愛かもしれない。


ベッドの上で苛めるのも苛められるのも嫌いじゃないが
痛いのだけは勘弁してほしいと思っているので
奴隷M女にはなれそうもないが
仕事と割り切れば、S女王様にはなれる気がする。
多分ちょっと得意分野かも。


男と女(もちろん同性同士でもあり)のことに
綺麗なだけではすまないことはたくさんあって
紗のかかった朧気で快感だけのSEXよりも
汚れた体や獣のような口臭にすら興奮するSEX。
ソッチの方が人間くさい。
現実のSEXってきっとこんなもうんだろうと
妙に実感する一冊。


何度も何度も何度も読み返している。
が、(清々しい)朝や食後に読むのはツライ。
でも何度も何度も何度も面白い。
Marizo



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