病気の殿様 - 2005年11月19日(土) 4年振りの社内旅行から帰ってきました。 シュワッチッ!! 金曜日の仕事終了と同時に バス二台で向かったのは札幌市内から 一時間ほどの定山渓温泉。 持っていった私服に着替えて バスに乗り込んでまずは缶ビールで乾杯。 もうお約束でんがな。まんがな。 宿に到着後、お風呂に入る暇もなく 大広間での宴会に突入した。 総勢70名近い出席者の席は お偉いさん以外は公平にくじ引き。 向かい三軒両隣とは良く言ったもので 私の左隣は下戸の西野さん(仮名) 右斜め前は総務の井上課長(仮名) ここまではまったくノープロな(←私にとっては) ご近所さん達。 おまけにほとんどの席が埋まったところで なぜか空席の私の右隣。 最初は幹事役の人の席かしらと思っていたが どうやら体調不良でドタキャンした 新人男子の席だと言うことが宴会半ばで発覚。 勿体無いもんねぇとサーモンのお刺身を もらったのは私です。うひひ。 まぁそんな事は些細なことですよ。だんな。 私のまん前に座ったのは営業課の野口さん(仮名) ・・・・・・・。 ・・・・・・・。 実は野口さん(仮名)という人は 私は一緒に飲んだことはないのだけれど もっぱら「酒癖が悪い」と評判であった。 すでにバスの中でルービーを決めてきたらしく ほんのり赤みがかった顔でニコヤカに席についた。 その瞬間、斜め前の井上課長(仮名)と目があった。 総務課長という職業柄、公私共に いろいろな事に目配り気配りをしている人である。 「酒癖が悪い」という風評が聞こえていないわけはない。 案の定、私と目があった瞬間に 困った表情で眉間にしわをよせた(笑) 支店長の挨拶、営業部長の乾杯の音頭で スタートした宴会。 みんなお腹もすいているしまずは 目の前のお膳に箸をつけ始めた。 目の前の彼は まったく食べない。 ひたすら飲む。飲む。飲む。 井上課長(仮名)とは前に飲んだことがあり 私と同じビール党。 最初の乾杯の後、お互い注ぎあって 「あとはもう手酌でいきましょう」と 基本合意が出来上がっていたのに それを聞いてなかったのか無視しているのか ひたすら自分と周りのコップに注ぎまくる。 その後あっちの席、こっちの席と フラフラとし始めたので思わず 「一生、帰ってこなくていいですよね」と 井上課長(仮名)と話をしていた(笑) 宴会半ばから今ではもう滅多に見ない 「ネクタイを頭に巻く」というスタイルで 幹事のマイクを奪い取ったり 突然奇声を発したりとこの宴会を 大満喫の野口さん(仮名)であった。 宿の中のスナックみたいなところでの 二次会はブッチしてFA課新人三人と えいみー(仮名)中本さん(仮名)の 気心知れたメンツで部屋宴会でしたよ。だんな。 途中で野口さん(仮名)が来るまで 酒癖の悪い人支店ナンバーワンであった 島田さん(仮名)が一人でふらっと部屋に 遊びに来たんですけどね。 実に冷静に「俺の役目は終わったよ」と言っていたのが 非常に印象的でした(笑) しかし翌日の朝、「俺の財布知らない?」と言って 私たちの部屋を訪ねてきたあたりに さすが元ナンバーワンの片鱗を見せていた事を ここに報告したい。 部屋宴会はダラダラと続き夜中12時過ぎに 一番先に気絶した私でありました。 しかし朝起きたときには 隅においやられたテーブルの上に 散乱するコップやら空き缶やら 珍味の袋やら・・・ お年頃の女子の部屋とは思えない 有様だったことは内緒だよ。 あっ!あともう一つ。 帰りのバスに乗り込んで出発を待つ 私たちの目に「完全な二日酔い」の顔をした 野口さん(仮名)の姿が入った時 私の同僚の佐藤さん(仮名)が 「あっ!病気の殿様が来たっ!」と言った一言で バスの中が大爆笑したことを付け加えておく。 Marizo -
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