十夜一夜...Marizo

 

 

ありがたい - 2005年10月27日(木)


昨日、家に帰ったら母が
晩御飯の支度の最中だったのね。
まぁ食べ盛りの高校生の男の子が
いるわけではないので
普段の食事は本当に質素なわけ。


ご飯にお味噌汁。
おかずは焼き魚にあれば酢の物とか。
まとめて作ったサンマの煮付けやら
肉じゃがとかが二日、三日続いたりもする。


年の割には活動的な母は
昨日も日中はパークゴルフに行っていたので
帰宅は夕方であっただろう。
それから急いで食事の支度を始めたに違いない。

世間一般でいえばすでに
旦那や子供の食事の支度をしているのが
普通の年齢である姉と私の食事の用意だ。
(もちろん自分の分も)


昨日はふと思いたって母に言った。

「別にもう私たちの食事の支度を
 しなくてもいいんだよ」

母だって疲れている日もあるだろうし
台所にたつのも面倒くさいと思う日もあるだろう。
姉と私はもうすっかり大人なわけで
自分の食べるものぐらいはいくらでも
作るなり買うなり外で食べるなりできるのだから。


私の言葉を聞いて、母は

「自分の分と一緒に作ってるだけだから」と言った。



そしてその夜ふとつけたテレビの深夜番組の中で
金髪の三輪あきひろ(←字がわかんない)の

「親ってありがたいものなのよね」の一言に
思わず本当にそうだよなぁと深く頷いていた。


■◇


今年の年末年始は家族で奮発して
定山渓の温泉へ行くことにした。
お一人様一泊二食で約二万円っ!

女性客がメインのその温泉宿には
エステやリフラクソロジー(足裏マッサージ)
岩盤浴などが別料金だけれどできると言うので
母は生まれて初めて 

フルボディオイルマッサージ(60分/10500円)と
ハーフリフレクソロジー(30分/5250円)をすると言って
はりきっていた。



まぁお金は出せないが(←おいっ)
一緒に温泉に行って、一緒にマッサージして
布団を三枚並べて家族水入らずで
過ごそうと思っている。


「MZOちゃん、大丈夫?
 お金あるの?」


って・・・・聞かれたぐらいにして(恥笑)



親って本当にありがたい。
Marizo



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