カタルシス
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2007年03月11日(日)  誘惑の香り 

『パフューム ある人殺しの物語』鑑賞

【物語】
18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の赤ん坊が産み落とされる。危うく捨てられかけた赤ん坊は、間一髪で拾われ、グルヌイユと名付けられて育児所に引き取られる。グルヌイユは友だちもいない孤独な子どもだったが、何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける超人的な嗅覚の持ち主だった。やがて青年となったグルヌイユは、ある時運命の香りと出会った。それは赤毛の少女の体から匂い立っていた。しかし彼は、怯えて悲鳴を上げようとした少女の口をふさぎ、誤って殺してしまう。以来、彼は少女の香りを再現することに執着し、香水調合師バルディーニに弟子入りするのだが…。(allcinema ONLINEより)




何か色々スゴかった



そもそも不読書家の自分がこの作品の存在を知ったのは ノーマンが愛読書に挙げていた というミーハーなきっかけだったので 一体どんな話なんだろう?程度の半端な興味をそそられていたに過ぎなかったんですよね(苦笑)
イヤー それでも映画を観たら原作読んでみたくなっちゃいました また映画絡みで読書すんのかアタシ・・・(ex:『ダ・ヴィンチ・コード』『散るぞ悲しき』)

好き好きはありそうですが見応えはあると思います
主人公がほとんど喋らない所為か 英語なのもあんまり気になりませんでした

主人公・グルヌイユ役のベン・ウィショーが不気味です
以前 この作品のプレでインタビューを受けている映像を見たことがあったんですが 全く普通の青年に見えました 英国人特有の皮肉っぽさは感じたものの 若者らしい表情や物言いにはむしろ爽やかさが見えたくらいだったので この役はちょっとビビった 醜男ではないけれど美形ではないし いつも小汚く無愛想にしているので気持ち悪い印象
原作既読の同行者は「・・・雰囲気出てる」と感嘆していました そうなのか、そうなんだ・・・
自分目線ではノーマンボクロが気になって口元ばっかり見ていたような気がします あんなに「眸」の強い俳優だったのに!

⇒●ベン・ウィショー

ダスティン・ホフマンはコメディ担当(え)
アラン・リックマンは相変わらず妙な色気を漂わせてらっしゃいました

目に見えない「におい」という対象を 映像で表現した試みを讃えたいと思います 個人的には芳香よりも悪臭の表現がリアルに伝わってきて 一瞬おぇっ・・・と思いました
あの時代のフランスなんて絶対行きたくない!!(行けないし)

あと 映像的には狙われる少女の「赤毛」が印象強かったです
実際にはあんな赤毛にはならないと思いますが グルヌイユが嗅覚で感じている“特別感”を 視覚で感じ取れるようになってるんだろうな〜的解釈で
香港映画『ラベンダー』のときにあったような 上映中映画館に「香りを漂わす」という小細工が 今回もあるとかないとか噂されていましたが 実際にはありませんでした てか なくても充分感じられるようにできているよ

脳内変換セヨ!

舞台はフランス 俳優は主要メンバーが英・米人で言語も英語を通しているんですが 制作はドイツ・フランス・スペイン
原作及びスタッフ側の主要メンバーが独人なので公式サイトなんかはドイツでした
要所要所でナレーションが入り 映像だけで描ききれない部分をカバーしています 全体的に台詞が少なめなのでBGMの存在感が結構大きい 劇場で観る醍醐味がこの部分においては存分に味わえました

ブラヴォー、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団! Ich bin sehr herrlich!!
 

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13:00前には外に出て この後 近くで『どろろ』を観ている友人2人と合流する約束していたので 彼女らの終映時刻になるまで2人でゆったりお茶なぞシバこうという流れになりました

我々は有楽町マリオン隣にある「サロンパス・ルーブル丸の内」で 『どろろ』組は三原橋の下の「銀座シネパトス」で45分ズレで上映スタートです 我々の方が先に上映開始でしたが 作品はこっちが10分ほど長いので ロスは正味30分くらい
なのであまり動き回るのはやめて マリオン西武の2階にあるカフェ『ガレー』で一休みすることにしました ここは昨年末たまたま入ったところだったんですが 雰囲気は落ち着いているし お茶を頼んだらサービスでチョコレートが2種類くっついてきたので もしかしていつもやってるサービスなのかな?と思い 今一緒にいる人が無類のチョコスキーさんだったので そのときのことを話したら「そこ行こう!」という展開になった(^^;)ゞ

私はアッサムティーをミルクで 友人はジャスミンティーを注文 どちらもポットで運ばれてきて時間をつぶすのにはもってこいです 一回目でポットとカップだけが運ばれてきたので チョコは年末だけ(もしくはティータイム)のサービスだったのかも知れないね〜と笑っていたら 後からシュガーポットとお試しのチョコが運ばれて来たのでむしろ驚きました

こここ ここはいつもお茶を頼めばチョコレートがついてくるのか!!

小さいっつっても3cm角で1mm厚くらいのちゃんとしたチョコレートです それが2種類1枚ずつ置いて行かれます 充分お茶菓子です
ベルギーチョコなのでお味も悪くないですし チョコスキーの友人は大喜びでペロっと食べちゃってました

そんな素敵なカフェーですv

ただアレだな 注文の際店員さんが友人にも「ミルクかレモンはおつけしますか?」と訊いていたのは謎でしたが・・・(←注文したのはジャスミンティー)???

『どろろ』組の2人から「終わったよ」メールが届いたので マリオンの下まで来てもらうことにして こちらは店を出る用意です
お茶は飲み終えていたので身支度を整えて 清算しにレジに回ったら そこがショーケースになっていて ケーキやチョコがズラリと並んでいるわけです 特にチョコは箱売りの他 1つ1つでバラ売りもしていて 会計をする間に友人の視線はガラスの向こう手は棚へ 最終的にはお茶のときに出されたビターとミルクのうちミルクの方を5枚 それとは違ったブロックのチョコを1本レジに並べてらっしゃいました

私もたいがいチョコスキーとの自負がありますが
この友人には永遠に勝てない気がします・・・(苦笑)

カフェを出て下へ降りたらすぐに2人と合流できたので 銀座5丁目界隈にあるイタリアンを目指して移動したところ 諸事情により2月で一時閉店のビラが貼られた扉が閑散と口を閉ざすのみでした あらら・・・
裏通りとはいえ 銀座という場所にありながら1500円でゆっくりランチが楽しめるリーズナブルな店だっただけに 閉店とは残念無念「一時」と書いてはあっても「次回開店の予定は未定」となっていたので 事実上廃業なんだろうなと察しました ビュッフェ式のイタリアンで時間制限もなかったので 我々のような非セレブ銀座人にはありがたいお店でした 今までどうもありがとう(ホロリ)

そんな訳で 気分がイタリアンになってしまっていた我々 銀座の軒並みを全てスルーして数寄屋橋まで引き返して来ました マリオンの晴海通りを挟んだ向かい側に 行きつけのイタリアンがあるのです フラれた店よりは格が落ちる感じですが メインを1品頼んだら サイドとドリンクとデザートが無制限セルフというシステム ランチビュッフェは16時までですが それ以降は通常メニューの注文に切り替わるだけで追い出しなどはかけられません(各自で雰囲気を察知はしますけどネ/苦笑)

そこに落ち着くことができたので4人で飲み食いしながら お互い観てきた映画の話をしてみたり 合流した第一の目的であったチケットの交換・清算(舞台やらライブやらをお互いにまとめ買いし合っている) 本やMDの貸し借り等々 一気に片をつけました

4時半頃まで居座って一応解散 私は4月の結婚式用に羽織るボレロを物色したかったので「少しお店見て回ります〜」と分かれようとしたら 1人が同行を申し出てくれたので2人で道並びの店を端からウィンドウショッピング
買うつもりじゃなくて どんなデザインのものが どの程度の価格帯で売られているのか市場調査みたいな気分でした だって銀座で買うなんて 例え同じものでも他所より高く売ってそうじゃない(先入観)
INZを1〜3まで抜けて プランタンを上から順に降りてきて 一通りチェックしたところで今日はおひらきにすることにしました

帰りの電車に乗ったのが18時くらいです 実に健全(笑)

やっぱりね めがねに適う物は1万オーバーなんですよね 買えない値段じゃないけれど「こんな小さい布切れなのに!」とか思ってしまう貧乏性なボク・・・ いや ぶっちゃけ既にドレスで2万金を使っているので ご祝儀も出すわけだし これ以上はあまり出費を重ねたくないのですよ かといってやたらな格好では友人(新婦)にも恥かかすし 何より自分がみじめったらしくなりそうで鬱入る 式からお呼ばれなんて初めてなんでドキドキです 仕事関係でもないからスーツで済ますのは味気ないし でも赤プリだし・・・orz

残りひと月を切ってしまいましたが もう少しネバって探してみたいと思います 取り敢えず金さえ出せばイイ感じのがあるってことは よぉっく分かったので!(悔泣)
 

『誘惑の香り』1987年/フランス・イタリア

 


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