カタルシス
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2006年09月07日(木)  コノヨノシルシ 

『マスターズ・オブ・ホラー/世界の終わり』鑑賞

【あらすじ】経営難の映画館を抱えるカービー・スウィートマン(ノーマン・リーダス)は、副業で希少フィルムを発掘し、金持ちの蒐集家に売る商売をしていた。カービーが、謎めいた大富豪ベリンジャー(ウド・キア)から依頼されたのは、70年代に撮影され、たった一度だけ上映された、フランスのホラー映画『世界の終り』の幻のフィルムを持ち帰ることだった。(MoH公式サイトより抜粋)

個人的に久々のノーマン!
WEBでスチールを何点か見ていたので様子は解っていましたが 実際に動いて喋っているのを見るのとはやっぱり違います! うわーいうわーい!生きたノーマンだ〜v(何か違う気が…)

今年の正月に向こうで放映されていたTVドラマシリーズの1話です 映画ではないので正味1時間でサクッと終わってしまいますが 何しろタイトルがズバリ「ホラーの巨匠たち」なもんでね…  もれなくホラーです ハイ

ノーマンが主演しているのはジョン・カーペンターの『CIGARETTE BORNS(たばこの焦げ跡)』ですが そのままの解釈ではなく「パンチマーク」の意訳になります
映画のフィルムは通常1本が4〜5km程度の長さになっていて 2時間の映画を上映するには7本前後のフィルムを要するので 2台の映写機を並べて交互に映写していくのが普通らしいです その継ぎ目を知らせるための合図に「パンチマーク」と呼ばれる丸い印がフィルムの終わり近くには必ず打たれていて 映写技師はそのマークがスクリーンに映るのを確認したら 決められたタイミングでもって次のフィルムを回し出すんだとか

邦題は内容から着目点を変えて命名されたのであろう『世界の終わり』となっていますが 本来はそんな「パンチマーク」という名のつけられた作品です

あれかな 人生の分岐とかも含みにあったのかな 切り替えのマーク 物語のつづきを知らせるマークはそのフィルムの終わりを知らせるマークでもあるわけで

ノーマン演じるカービーが 金持ちのクライアントに金を積まれて捜索依頼された幻のカルト問題作『世界の終わり』 その内容のあまりの過激さに映画祭でプレ上映されたきり封印されてしまった謎多きフィルムに 自身も映画マニアであるカービーが興味を持たないわけがない クライアントの催促と自分自身の好奇心に背中を押され 徐々にフィルムへと近づいていく彼は 進みゆくにつれ奇妙な現象に見舞われるようになる

映画の繋ぎ目で見るような「パンチマーク」が目の前に現れると
目の前で惨劇が繰り広げられるのだ








ほ ホラーじゃん!(初めからそうだっつってんだろ)







いやー 普段ホラーなんて好んで見ないので ある種新境地の開拓でした しかもグロいの苦手なんで 結構キツいシーンも何ヶ所かありましたよ 取り敢えずギリギリ我慢できたけど ノーマン出てなきゃ見てなかったことでしょう よく頑張ったなアタシ!

えっと 何分詳しくないのでホラー映画の「見方」というものがわからないのですが ジョン・カーペンターのこの作品は結構評価が高いそうです 1時間という枠の中でよくまとめてある とかいう記述を見かけました
そんな訳なのでホラー好きの人にはおススメなのかも知れません

ノーマンはちょっと柔らかそうなボリュームでしたが 顔とか動きとか全然若かった その何気ない表情がヤバいんだってば オッサンのクセに妙に可愛い貌しやがってー! 動くと余計だし 喋ったらトドメ刺されますよ あの声は犯罪の域だと思うのですが いや 犯罪だ!(断言)

『コノヨノシルシ』BoA

 


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