カタルシス
DiaryINDEX|past|will
本日から新入社員さん入社 入社早々20時くらいまで残ってらっしゃいましたが 大丈夫かしら ドキドキ…
んでもって自分は結局21時まで事務所におりました 雑事が多くて終わらなかったんだもん 名古屋ではスーさんがライブをしているハズなのに ちっとも意識がそっちにいかなかったじゃん ちっ!(イヤイヤそれでいいんだって)
休み明けからこっち問い合わせメールのチェックを怠っていたら そんなときに限って見込みありそうな企業からの問い合わせが来ていて 社内に転送が遅れたことを詰られた
チェックしてなかった私は悪い 悪いが今更「どうすんの!」と言われたところでどうにも出来ないのに なんでそこを責めてくるのか理解できない 忙しさにかまけて申し訳なかったと謝って 以後は気をつけるってことを約束するしかできないのに いつまでグダグダ言う気なんだろうかと ちょっとムカついて逆ギレに近い対応をしてしまった
新入社員さんがいるってのに 何やってんだ・。orz
そもそもいつの間にか窓口が私だけになってるのは 何故なんだ
問い合わせを社内の全員で受信するようにはできないのかと問われたので もちろん可能だと答える 表に出しているメールアドレスにスパムが多いので 私がそれを選り分けて必要に応じて社内の各人に転送していたことを伝えたら 急に「スパムは面倒だな」と言いだして 結局自分が受信するのはやめにしたらしい あんだけ大騒ぎしておいて何だそりゃ
最近社員さんがちょっと理不尽な気がする
---------------------------
帰宅後無理矢理『ローカル・ヒーロー/夢に生きた男』鑑賞 明日返却なんで見なならん
アメリカ、テキサス州ヒューストンの石油会社のノックス社は、進行中の北大西洋開発の処理能力の向上のために、スコットランドの土地を買収し、精油所と貯蔵所の建設を計画。 買収の交渉役に選ばれたマッキンタイアは、移民の際に父が名乗った姓がたまたまスコットランド姓だっただけのアメリカ人。しかし、上司も社長も彼をスコティッシュと思いこんでの抜擢だったため、今更事実を言い出すわけにもいかず、そのまま交渉の地へ赴く羽目になる。本来の仕事の他に、天体観測が趣味の社長から星や天体に関する調査報告も依頼され、エリートコースに乗っていたハズの彼は面倒な仕事を背負わされた形になってしまった。 多国語に精通する現地駐在員のオルセンと共に、海洋研究所の見学を経て買収用地である漁村“ファーネスへ”向かうのだった
古い上に英国映画なもんで 見知った俳優はほとんどいませんでした 唯一見覚えがあったのは現地駐在員のオルセンを演じていた ピーター・キャパルディさん ちょっと前に見た『白蛇伝説』でスコティッシュの主人公を演ってた人でした キャパルディ氏自身もコットランド人 今作の方が3年くらい先に作られています
まぁ内容的には都会育ちのエリートサラリーマンが 仕事で訪れた田舎町の大らかな暮らしぶりに 初めはウンザリ対応するのだけれど 徐々に染まっていって 最終的にはすっかり魅了されてしまうというお約束な展開です つか まさにその系統が私の好みに完全一致(笑) だからこそ借りてきたわけだったんですけども
町が買収されると解っていて 何も知らないフリをしながら より高値で買い取ってもらおうと画策する村人たち 本当はそんなことしたくない気持ちもあるのだけれど 村はすっかり寂れて生活も楽じゃない 背に腹は代えられないと半分諦めにた感情を秘めていて 生まれ育った土地を手放すのだからそれなりの見返りを貰ってやる!的な手堅い考えで団結しています その村人たちをまとめ マッキンタイアたちとの交渉を仲介しているのが会計士のアーカート 彼もまた会計士だけでは食べていけないので ホテルやパブの経営を同時進行でこなしています
マッキンタイアとオルセンは このアーカートのホテルに寝泊まりし 夜はパブで酒を飲む 村人たちの社交場であるパブには毎晩大勢が集い 貧しさを感じさせない大らかさでマッキンタイア達に接するのです そこにはちょっぴりの打算と 村人元来の温かみにあふれていて 映画を見ている側にはその裏表が見えているので 双方の思惑の交差加減が滑稽で面白い ヨーロッパの映画にはこんなタイプのものが結構多い そこが好きポイント
「都会人(もしくは異邦人)が・田舎の町に来て・その土地の人々や自然に惹かれ・自分を変えていく」
な展開ネ その点で似通っていると思う作品をあげてみると
『大いなる休暇』カナダ 『ウェールズの山』イギリス 『歓びを歌にのせて』スウェーデン 『キッチン・ストーリー』ノルウェー・スウェーデン 『ウェイクアップ!ネッド』アイルランド
とかあたり どの作品も登場人物が個性的で面白い群像劇です 今作の場合は ★スコティッシュでもないのにスコッティッシュ姓の主人公 ★天体に異常な執着を示す会社の社長 ★操れる言葉が多過ぎる現地特派員(韓国語や日本語も飛び出します) ★朝から昼からお盛んなホテルのオーナー夫婦 ★抜け目ない会計士(ホtルオーナーと同一人物) ★セクシーな会計士の妻 ★俗っぽい教会の神父 ★足に水掻きのある美人海洋学者(人間???) ★年に一度祭の時期にだけ戻ってくるロシア人(この島に現地妻がいる) ★誰の子だか解らない赤ちゃん ★いつも道を暴走しているバイク乗り ★いつもホテルの屋根修理をしている大工 ★満点の星・流星群・七色に輝くオーロラ ★海辺にたたずむ電話ボックス ★電話をかけるための小銭を出し合ってくれるパブの客たち ★浜辺のボロ屋に住む天体に詳しい老人
登場“人物”じゃないのも混ざりましたが こんな感じです ハリウッド産でも マイケル・J・フォックスの『ドク・ハリウッド』なんかがテーマの似た作品だと思います
まぁ現実を言ったら田舎暮らしを選ぶかどうかわかりませんが 都会に住む人間がそういった暮らしに憧れたり癒しを求めているっていうのは共感抱かせキーワードなんでしょう ぶっちゃけ私自身は映画で見るのは好きですが ああいう村社会は実際キツいと思うんですよね 魅力と難点は表裏一体 でも 見ている分にはやっぱり癒される世界なんだ
この『ローカルヒーロー』もそういった人間の潜在的な「憧れ」や「癒されたい欲求」があってこそ成り立つお話だと思いました
さてこのお話の主人公は 最後にどんな選択をするのでしょう? それは映画を観た人が 考える結末なんですよ
『救ひを求むる人々』1925年/アメリカ
DiaryINDEX|past|will
|