カタルシス
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2006年08月26日(土)  土曜日の乙女 

11時にいつものマリオンで待ち合わせて 日比谷シャンテ・シネで前売券を座席指定券に引き替える 14時の回の席を確保したのでシャンテ地下にある柿安にて優雅なランチ のハズがまたもや食べ過ぎる …学習能力がないわけじゃないんだ 品数が多くてついついあれもこれもと手を伸ばしてしまい… 理性が欲求に勝てないという話

時間に合わせて映画館に戻ると何やらすごい人だかり 『キンキー・ブーツ』が初日だったので何かあるのかと思ったら『ラフ』も初日だった模様 舞台挨拶か何かがあって人の入りが多かったようで その後も外でたむろしているのは“出待ち”なのかと思いきや 広場に特設ステージが用意されていて看板には『ラフ』公開記念何タラと記されていた

…もこみち人気ですか

プレスだカメラだと大騒ぎだが 我々小指の先ほども食指が動かぬ対象なので まる無視で素通りし映画館に入館 その後その場所で何が行われたかなど 気にもしなかった

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『愛と死の間で』鑑賞

主演アンディ・ラウ
シャーリーン・チョイ/チャーリー・ヤン/ホイ・シウホン/アンソニー・ウォン/ラム・シュー ほか

【あらすじ】優秀な外科医コウは多忙をきわめ、最愛の妻チーチンとの時間もなかなか取れない毎日を送る。そしてある日、コウが夕食の約束を果たせず、一人で帰宅することになったチーチンが事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。以来、コウは深い悲しみと罪の意識を背負い、医師を辞め、救急隊員として働き始める。そんなある日、交通事故の現場で車の中に閉じ込められたユンサムの救急処置を施した彼は、彼女の胸の鼓動に特別なものを感じる。その後コウは、ユンサムの主治医から、彼女の心臓が亡き妻チーチンから移植されたものだということを聞き出す。(allcinemaONLINEより)

日本大好きアンディさん 先月この映画のプロモで来日しあっちこっちにご出演なさってましたね どれ一つとして見られませんでしたが・・・(TV見てないんだから仕方ない)
アンディ好きのお友達に誘われて観に行きました お付き合いの私以上に「お付き合い参加」の友人が2名追加だったんですが 面白いくらい寝てましたヨ!(笑)冒頭の数分で寝息立てられた時には笑いをこられるのが大変でした 付き合いでなきゃ観に行ってなかったであろう しっとりロマンス映画だったのに 可笑しくてお腹が痛くなったじゃないか

そんな訳で滅多に見ないコメディ抜きのラブストーリーでした
英題『ALL ABOUT LOVE』
原題『再説一次我愛[イ尓]』
それぞれ「愛に関する全てのこと」「愛していると、もう一度」とでも訳すんでしょうか 英題も邦題も何だか大げさだなぁ・・・ 内容的にも原題直訳で良かったのに
ちなみに 同邦題で91年作のハリウッド映画があります もしかしてこれとの混同を狙っているのかしら・・・(出演ケネス・ブラナー/エマ・トンプソン/アンディ・ガルシア他)

本作に話を戻しましょう

時間が不定期で常に多忙を極めプライベートの全てを犠牲にしてきたコウが唯一といっていいほど大切にしていた“プライベート”が愛妻と過ごす時間 でもそれが消えてしまったとき キャリアも名声も自分の人生にはさして重要なものではなかったと思い知るのです
医師をやめ 救急隊の隊長として部下を率って 決められた時間の中で決められた仕事だけを淡々とこなすようになった彼 今更時間通りに帰っても 待つ人はもういないのに・・・
行き場のない「想い」だけがぐるぐる彷徨いつづけます

愛妻役にシャーリーン・チョイ
このキャスティングにちょっとビックリしました 一体どれだけ年の差な夫婦なんだい?まぁ2人とも可愛かったからいいけどさ
多分劇中でも年の離れた夫婦って設定だったんだと思います アイドルのイメージそのままな無邪気で可愛らしい女の子像でした 明るい性格の子だっただけに不慮の事故が痛々しい

義父にホイ・シウホン
mixiの日記で「名前がわからん!」と泣き言を吐いたら親切な通りすがりさんが名前を教えてくれた名脇役のオッチャンです
数あるお涙頂戴シーンの中で唯一自分の涙腺が反応したのが 娘を亡くして長いこと墓参りを拒み続けていた父が初めて墓前に立つシーンでした 他は難なくクリアだったのにね あそこだけは視界が滲んじゃったヨ・。

心臓移植をされた方の女性にチャーリー・ヤン
『新香港国際警察』のときも『七剣』のときも繰り返し言っててしつこいけど 本当綺麗になったネ!!若い頃は素朴過ぎてどうなんだ?と思ってましたが 今はすっかり落ち着いた大人の女性って感じ 派手じゃないし すごい美人ってわけでもないけど 好感持てる女優さんです
長い闘病生活に心身ともに疲れきった薄幸そうな女性ユンサムを演じています
「薄幸そう」ではあるけど本当は「薄幸」ではないんですよ 夫婦で愛して愛されて お互いの想い合いが強いために「死」という影が2人のバランスを崩していっちゃう 表面上ぐだぐだになってても ちゃんと2人はお互いを想いつづけてる 本当はすごい幸せ者なのに 病が視界を曇らせて気づけない ううーん こっちもこっちで切ない「想い」なわけですな
残り少ないと解っている自分の人生を 少しでも有意義に過ごそうと頑張ってるんですが それがかえってもの悲しい

移植された心臓が記憶も移すとか デジャヴが起きるとか そういったベタな展開はありませんでした 強いていうならコウとユンサムの夫が○○○という設定には大幅に無理があると思いましたが それでなきゃ話が成り立たない物語だったので敢えて気にしないことにします(苦笑)
ベタな部分はベタな香港風ラブストーリーでしたけどね ありゃ可愛くてカッコイイ香港の二枚目男性を地でゆくアンディがやるから 許せる行動だよなーとc-(^^;)

オマケの話
ユンサムの主治医がアンソニー・ウォンです  蝶ネクタイのスーツがキュートで笑えまシタ(コメディじゃないのに!)
それからラム・シューもカメオ程度です!3場面くらいしか出て来なかった(笑)敢えてラム・シューをカメオで起用する辺りがマニアックな気がするお

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映画館を出て 同じ建物の1階にある喫茶店で軽くお茶をしながら一休み 17時には電車に乗れるよう解散した

友人らと別れ 私は単身三軒茶屋を目指す
三茶17時半の約束でDJイベントにお付き合いの予定があったからだ
銀座線⇒半蔵門線(田園都市線に乗り入れ)の乗り継ぎが異常に悪く 表参道で半蔵門線が来るのを銀座線3本分待った 何かあったらしいが事情がよくわからず 一人イライラを募らせる おまけに表参道の駅ときたら携帯の電波が立たない メールも電話も出来ない =友人に遅刻の連絡ができない

ようやくやってきた電車に乗り込み 渋谷に出たところで待ち合わせの相手から電話が入った 丁度メールを送信しようとしていたところだったので 慌てて出て「今渋谷だからもうちょい待ってて!」と手短かに告げ 通話を終わらせたあと一応メールも送っておく
17時半を7分ほど遅刻で到着 余裕をみていただけに不本意

浴衣で待っていた友人を見つけるのは容易く すぐに合流できたのはせめてもの救いだった 早速目的地を目指し移動を開始

知り合いが皿を回す時刻を「18時半」と聞いていたのが 何やら「18時」に早まったとかで あまり時間に余裕のない状態 しかもお互い初めて店だしサイトで確認したのみで案内図を持って来ていなかった 2人してノンキな構えである

近くまで来ているハズと足を止めた交差点で 友人が携帯でサイトを確認 改めてものすごい近くだとわかり ほんの数歩先に進んでみたらイベントの看板がチラリと目に入った

何 こ ん な 近 く で 迷 っ て る か な 自 分 ら

失笑満面で階下の入口をくぐるとキャパ50人というこぢんまりとしたスペースにバーカウンターとDJブースが設えられ 空いた壁に大型のスクリーン DJブースの横にモニターがセットされていた 上映していたのはチェブラーシカ(スクリーン)とスパイラルのPV(モニタ)
好きな物のWパンチで一気にテンションの上がる私
DJが知り合いである友人は 別の理由でテンション高

18時から閉幕の22時まで ずっと居続けでかけ回しライブ 生演奏じゃないライブはほとんど行ったことがなかったが メインで回っているのが好きなSPIRAL LIFE の曲だし 流されていたPV映像も当時のポリスター御三家(スパイラル・パーフリ・L⇔R)にBAKU(SPIRAL以前に車谷が所属していたアイドルバンド)というマニアックなセレクションだったものだから 異様な興奮を呼び起こしてくれた

いやー自分CDで聴くのみで PVとかはいっさい見たことなかったもんでね! エエもん見させてもらいましたわ!!(ご機嫌)

会ったときから「お腹空いた」と訴えていた友人 帰りに何か食べて帰るのかと思っていたら 別の知り合いに連絡を取って合流の算段を取り付けたご様子だ 別に自分はお腹が減ってるわけではなかったから即解散で結構だったんだけどれも 待ち合わせの前に「浴衣会に行く○○にバッタリ会っちゃってー」と言っていたので 電話の相手は十中八九その人だろうなと 口にはしなかったが確信めいた予想 だって誰と会うのか最後まで言わなかったし

まぁいいんだけどね(いいなら言うな)

三茶〜渋谷まで一緒に移動して 彼女は原宿で待ち合わせとのことで山手線を一足先に下車 私は新宿まで乗ってレンタル屋へ立ち寄りDVDを3枚借りて帰った

『デーモンハンター』準新作/ホラー・アクション/米作品
『ソウル攻略』準新作/犯罪・アクション・コメディ/香港作品
『ローカル・ヒーロー』クラッシック/ドラマ/英国作品

見事なまでに まとまりのないセレクション(苦笑)
 

『土曜日の乙女』1929年/アメリカ

 


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