カタルシス
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毎年恒例沖田総司忌DAY
10時からの読経とお焼香をすっ飛ばして 11時チョイ過ぎくらいを目安にお寺さん入り 六本木からテレ朝通りを進むとそれらしい人たちとすれ違って 今年の「入り」が察せられます 主宰の某雑誌編集者さんや某作家さんも人の波に混じっていて ああまだご健在なんだ〜と一人含み笑いなどをし(苦笑)
この毎年の法要はその編集者さんが個人で何とかしてくれているに近い状態なので 彼に何かあったらその後どうなってしまうかちょっと心配です 後継者作ってるといいけどな(その前に本人の健康長寿を願え)
通い出してそろそろ10年くらいになりますが 法要の後の講演会やさらにその後の懇親会(平たく言えば飲み会)に正規の参加費を払って参加していたのは初めの2〜3回だけで その後は講演会の講師に話を聞きたい人がいた場合だけこっそり会場に紛れ込み(入場ノーチェックだし毎年会場同じなんで)懇親会は完全無視して仲間内の飲み会に突入とかしてました ここ数年はそれすらもせずに墓石に手を合わせてお昼食べて帰宅みたいな 何しに行ってるんだか解らんような状態になっていますが それでも毎年この日になると暑い中ブーブー文句たれながらお墓参りしに行っちゃうんですよね 何だろねこの因果は
一昨年辺りこの法要に友好的だったお寺の住職さんが他界されて それまで一日開門されていた墓所が半日で閉門されてしまうようになりました 当然ですが普段は錠が下りているので 檀家やご遺族の方がお寺さんを通して入る場合しか開門は認められていません 柵を乗り越えれば入れないこともないですが バッチリ不法侵入なので見つかったら捕まります
そんな訳でタイムリミットは基本正午 昼を過ぎても人の列があるようならお寺の方の判断で閉門を延ばしてくれますが その場合いつ何時閉められても文句は言えません
墓参に来るはずの友人を待ちながら珍しく読書 まぁ 私もたまには読んだりするんです 木陰で日傘をさして立ち読みでしたけどね(苦笑)
正午を過ぎても列がなくならなかったので門はまだ開いており 遅れて到着した友人も何とか墓所参りに間に合いました その後ダメ元で境内を覗いてみると焼香の台がまだ出されたままだったので 消えかかっていた火種にパラパラと香片を降りかけて再び細煙を立ち上らせます 2人並んで手を合わせていたら後ろから声をかけられて
「そろそろ列はなくなったかしら?」と訊かれました 先代ご住職のお内儀さんです
「そうですね もうあと数人でおしまいだと思いますよ」と答えたら 何故かそこから世間話に突入してしまいました(苦笑)どうやら誰かに愚痴を聞いてもらいたかったみたいです
法要の主催者が大昔から口を酸っぱくして「するな」と言っている“寺院への直接問い合わせ”をする人が急に増えて困っているのだそうです それも皆揃いも揃って中高年以上の人だそうです
「大河ドラマの影響なんでしょうねぇ どこから情報を仕入れるのか解りませんが電話がかかってくるんですよ それも前置きが長くてなかなか本題に入ってくださらないので こちらはもうイライラしちゃいましてね」
ひぃいいい! そんな無礼者がおるとですか?!!
友人と2人 慌てて頭を下げて謝ると 「あなた方くらいの方はむしろ良いんですよ わきまえてくださっているので」 とにこやかに返されて ちょっぴり救われました
それにしてもこまった輩がいたものだ… お寺側の機嫌を損ねたら墓参り自体できなくなるというのに その程度の想像力がないのか?!
そのまま流れでお話をさせていただき 今日が沖田家の法事でもあったことを知りました(読経から来てりゃわかったんでしょうけど/苦笑) 「今日は沖田さん家の三回忌だったんですよ」 「三? え 失礼ですがどなたの…」 「先代の沖田勝良さんです 今は息子の整司さんが家主でいらっしゃいます」 「え!勝良さん亡くなられたんですか?!」
知らなかった!
帰るつもりだったところを墓所に引き返し 墓石に彫られた俗名を頼りに総司ではないお墓に手を合わせて来ました ほんの少しですが面識のあった老公だったので鬼籍に入られたことを丸2年も知らず申し訳なく思いました 遅ればせですがご冥福をお祈り致しますです〜〜〜(><)""
その後 テレ朝通りにある北京料理のお店でお昼を食べて(3個入りの水餃子が1皿100円で超お得!割と本場な味でした ←香り強め)解散
その後 友人は『郡上おどりin青山』に向かうべく外苑前へ移動し 私は早めに帰って祖母を囲む団らんに加わることになりました
日中妹がビーフンとその材料になるものを買っていて 夕飯は何故か私がビーフンを作ることに… ちょっと前に話題にしたHABのビーフンは他の店舗のメニューからも消えてしまっていたそうで あの半端に洋風アレンジされたビーフンをこよなく愛していた妹は「わざわざHABに行く必要性はなくなったな!」と半ギレしてました 普通ビーフンと言ったらシンガポール風のカレー風味や 中華風のオイスター風味が主流で 日本では塩味も好まれていますが HABで出していたのはバター風味だったのですよ 今にして思えばちょっと珍しかったヨナーと
そんな訳でビーフン欲求が高まっていた妹はとうとう自家で作る道を選んだようでした(だったら自分で作れば?とも若干思いますが) 取りあえず失敗するのが怖かったのでバターはやめて無難に塩風味で作りましたが結構好評で胸をなで下ろしました c-(^^;) つか 本家で一番大きな皿に こんもり盛りであふれそうな量ってどうなのよ? フライパンじゃ対応できなかったから深鍋で炒めるしかなかったし こぼさないように混ぜるの難しかったヨ!味の濃淡が偏らないか神経使ったヨ!
料理は嫌いじゃないですが 一般的な量で作らせてください… ○| ̄|_
『ROPPONGI FAKE 六本木フェイク 傷だらけの天使たち』1997年/日本
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