カタルシス
DiaryINDEXpastwill


2005年03月26日(土)  夜來香 

上尾に一人暮らしの友人宅へ DVD持参でお泊り上映会の日♪

夕方まで別の用事で外出だった友人3人と上野で待ち合わせて 常磐線に乗って一路大宮まで

駅構内にオープンしたばかりのモール街『ecute エキュート』に初めて足を踏み入れました すごい!デパ地下みたい!お持たせここで買えば良かった!! 帰宅時だったので混雑具合もなかなかの状態 お洒落な店ばかりが集まっていて女性が好みそうなお買い物空間でした
今日はそんなに時間がなかったので 一通りねり歩いて様子をのぞく程度で通り抜けて来ました
今度ゆっくり見に来ようっと♪

駅を出て『そごう』のレストラン街にある『香港蒸籠(ほんこんちょんろん)』で飲茶バイキング〜
蒸し物・汁物・粥はワゴンが回って来て その他は厨房前の陳列台までセルフで料理を取りに行く システムや料理の内容から察するに 新宿マイシティの上にある『九龍點心(くーろんてんしん)』と同じ系列の店だな? そんな思案をめぐらせながらセルフの料理を取りに並びに行ったのですが これがまた動線の悪いことになっておってですね 大きな柱が視界だけでなく列をも遮る状態でドーンと立っているのですよ
フロアの中央に円柱型の仕切りをした店なので厨房と客席の間に支柱が来てしまうのは構造上仕方のないことかも知れませんがね それだったら料理を並べる場所をもうちょっと考えた方が良かったんじゃないかと思われます 並んでいると狭くてウザいです 客同士が肩を当て合ったりするのでトラブルの元になりかねませんし なにより時間がかかってイライラする…

まぁ 新宿の方もワゴンが毎回同じ場所から同じ方向で回るので 巡回のお終いの方に座らせられるとワゴンが来る度に「なくなりました」と言われてムカついたことありましたけどね
要するにここのグループさん効率悪いことばっかりしてんのね 料理美味しいし価格も値頃な方だけど これがワザとだったらかなりファッキンだわな ワザとじゃないなら経営者の資質が怪しまれる

制限時間いっぱいいっぱい飲み食いして 満腹になったところで退店 友人3人のうち1人はここまでのお付き合いなので駅で別れ 残った3人で上尾を目指します

今夜お世話になる友人は元々ブルームつながりで出会った人です が レスリー・チャンが好きだったり 音楽や映画が好きだったり 舞台好きの友人と芝居も観に行ってたり 常に本がないと落ち着かない自称“活字中毒”だったり とにかく多方面のカルチャーに精通しているスゴイ人なのです 映画はDVDで見る派だった私がここんトコ頻繁に映画館へ行くようになったのは彼女の影響です

ブルームのライブ→ ライブ帰りのお茶でブルーム以外の話に盛り上がる→ じゃあ他のライブにも一緒に行こう!映画観に行こう!芝居も観よう!旅行とかも行っちゃおう!お泊まり会しよう!→ 現在に至る

すごいねー 友達ってこうやってできるもんなんだ 趣味かぶり過ぎで今や何友達なのか訳わからなくなってますが とにかく一緒に遊んでくれる貴重なお友達♪
そして今回は彼女が一人暮らしを始めて以降 初のご訪問です(ご実家の方へはお邪魔したことあり)前々から「超趣味の部屋だよ〜(笑)」と聞いていたので 興味津々です!

上尾の駅から歩いて10分かからないくらいの距離で閑静な住宅街の中に彼女の住まうアパートメントがありました 2DKユニットバスはトイレと一体型 収納もあったし一人で住まうには充分そうな空間です そして何よりこの家ってば

本とビデオ&DVDとCDとポスターの宝庫!!!

部屋の全ての壁は上部に大型ポスターが貼られ 下部には本棚やCDラックがズラリと並んでいます そしてそのどれもがパンパンの飽和状態(苦笑)

壁に貼られたポスターたちは『ロード・オブ・ザ・リング』好きの彼女らしく アラゴルンが2枚 ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン役)が1枚 オーランド・ブルーム(レゴラス役)が1枚 あとは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のウィルが1枚に 『陰陽師』以来野村萬斎にハマって狂言にも足繁く通うようになっているので『ハムレット』(蜷川幸男演出/野村萬斎主演)が1枚 全部大型ポスターです

「うわぁー みんなに見られてるみたいで落ち着かな〜い!(苦笑)」

柱の小さなスペースにもヴィゴカレンダーがかけてありました ハリウッドスターのカレンダーにしては珍しく一月に1枚ずつ計12ショットの写真ページです 毎月違うヴィゴが楽しめるという訳ですな

棚に入りきらない小説が立て積みになっていたり BOX版で買ったDVDが箱のまま陳列されていて圧巻 雑誌用の本棚(表側の蓋に1冊立てかけるタイプ蓋を上げると奥に在庫が保管されているようなよく図書館なんかにあるようなヤツ)は表に3冊ずつくらい差し込んであって 奥のスペースは既にぎゅうぎゅうの寿司詰め状態でした 映画雑誌に音楽雑誌に演劇雑誌 このままいったらきっと 床が抜けますこの部屋(笑)

そんな何でも私より揃っていそうな彼女の部屋に何のDVDを持ち込んだかと言いますと
劇団☆新感線の『髑髏城の七人〜97年版〜』です
昨年の春に古田新太主演で“アカドクロ” 秋には市川染五郎主演で“アオドクロ”を公演した新感線の『髑髏城〜』 今ここにいる友人2人はつい最近 映画上映された“アオドクロ”を見ていたく気に入ったとの報告をくれて「新太さんの方も見てみたい!」と言い出したので だったら97年版も見てみる?とつついてみたわけ
去年の“アカドクロ”はDVDになっていますが “アオドクロ”がまだなので セット売りを狙っている身としてはまだ様子を見ていたくて買っていないのです 97年版は別の友人から丁度借りている最中だったのでした

それで上映会企画が持ち上がったというわけです

ちなみに家人でない方の友人(こちらも同じときにブルームで出会った人)はDVDプレイヤーはおろか パソコンもお持ちでないため 私や家人が吹き込む話に巻き込まれているというか 妙にマニアックな映画や舞台を一緒に楽しんでくれるありがたい友人です(笑)
巻き込まれの最たるものがノーマンなんですが 家人の方は以前わが家に泊まりがけでノーマン上映会をしたくらいですし ミュージックプロモーションに至っては私よりも先にノーマン目当ての買い物をしてしまった猛者でございます そんな2人とつるんで遊んでいるうちに大して見たこともないノーマンのことが好きになってしまったというね(笑)いや 主に洗脳したのは私なんですけど

そんな感じの集まりなので私は髑髏城の他に D'URBANのイメージプロモーションを3本(映像は6〜7種類)ほど一緒に持ち込んでおりました ミュージックプロモは家人が持っているし主だった出演作品も私がアレして贈呈していたので いざ見たい物があれば彼女が出してくれるハズです

まずはくつろげる服装に着替えて化粧を落としたりスキンケアしたり お互いの愛用品を試して使ったりなんだり女の子タイム(なんだそりゃ)それらがひとしきり済んでからDVDのセットをして 一番に見たのがノーマンのミュージックプロモーションでした

RADIOHEAD R.E.M ビョークの順番だったかな? それぞれどこに出てくるかは黙っていましたが 友人は自力でちゃんとノーマンを見つけていました 映画は浅草での『処刑人』と『ブレイド2』を見たのみですがお見事です

それから本腰を入れて『髑髏城の七人〜97年版〜』を鑑賞 私も97年版は初見だったんですが 途中でモーレツな眠気に襲われまして 「あああ…ごめんちょっと寝る 寝ちゃいます」と告げて2人が画面に見入る隣りで1人寝落ち 目が覚めたのはEDテロップ辺りでした

「あ〜 終わっちゃいましたか …どうでした?」
「「 超 面 白 か っ た よ こ れ ち ゃ ん !!」」
「おおう…」
2人とも大興奮のご様子です しまった 眠気に負けてる場合じゃなかったかなこりゃ(苦笑)

そこから私も目が冴えてきたので 3人揃ってノーマンとアラン・リックマンが主演の『Dark Harbor』(字幕無)を全編通し見しました ところどころネタバレでない程度に解説をして Youngman(←ノーマンの役・名前がない)の美しさを力説する家人 私以上にこの役が好きらしいです 確かに綺麗よねこの作品の彼v
でも聞かされている友人はD'URBANくらいが好きらしいので 同じノマでも若干好みにズレが生じているみたいでした

え?私はどっちが好きかって? そりゃもちろん両方好きですよ もっと言っちゃえば細くても丸っこくても若くてもオッサンでも全部好きですから

若くて細い時と妙齢で恰幅良い時とでは印象が全然違って見えるので 別物として見ちゃってますが 本当にそれぞれ好きです 「私ってプニっとしてても大丈夫だったんだ!」と初めて自覚したくらいですから 今までこのタイプで好きになったのったら某バンドの兄ちゃんくらいです(でもそれって人格含めだからねー映画俳優とはニュアンス違うよねぇ/苦笑)
大デブは嫌だけどちょっと丸いくらいなら全然OK!むしろ細い時より抱きつきたい衝動に駆られます 抱えたら気持ちよさそうじゃ〜ん♪甘えたい 細い時の方は抱きしめたい?可愛がりたい感じ 養ってやりたい(おい)

髑髏城やらノーマンやらで散々盛り上がった後 明日の映画(『ナショナル・トレジャー』を観に行く予定)に備えて少しは寝ておきましょう ということでそれぞれ寝床に潜り込みました 明日といっても既に外は明るくなり始めた午前6時です 誰がどう考えてもバッチリ“今日”なんですけどね(苦笑)

そんな訳でひとまず就寝
 

『夜來香(いえらいしゃん)』1951年/日本

 


DiaryINDEXpastwill
kore |MAIL