カタルシス
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こないだ漫画家デビューした友人から唐突に 「廃刀令って取り上げられた刀は誰がどうしちゃったんだか知ってますか?」 という謎なメールが届きました
へ?廃刀令のあとの刀の行方???
考えてみたら確かにわからないな 日本刀を美術品と思うようになるには時期がまだ早いし 外国に武器を売り払うなんてことも まずしないだろうって時代だし 軍人のサーベルに打ち直すとか? …いや日本刀になってる時点で相当打ち込まれてるから 今更サーベルなんて薄っぺらな刃物にするなんて勿体ない というか 意味がないよな(苦笑)だったら屑鉄に戻して何かの武器に作り替えたりしてたのかな? 刀って合金だから混ぜ物なしの物にはならないよな…
とか何とか色々考えてみましたが ネット検索してみても 誰がどうしたかなんて記載は見つからなくて 仕方なく歴史仲間で刀剣愛好の人にメールをしてみました
数時間後届いた返信は以下の通り
「おそくなってすみません。廃刀令ですがww2の後のこと方のやつのことですか?明治のですか? 戦後のは アメリカ 誰となると 調べてみないとなんとも、マッカーサー?刀は初 鉄屑か溶かされていたと思いますが 刀剣愛好家の人たちが 働きかけて 美術品の ものは残すようになりました。 また米兵がかなりの数国に持ち帰り 今現在 逆輸入?で帰ってきています。 また サーベルになったから まぬがれると言うことはなかったと思いますが サーベル風な こしらえにはいったものもありますが それとはかなり違い ごつくなるかな、 だいたい やるなら軍刀だね。それから かなり隠し持って 提出しなかったり 有るのすら知らなかったものがあったとおもわれます。 明治のは 誰だったか思い出せない、これは佩刀を禁じたもので 取り上げれたりするような 厳しいものではなかったと思います。あまりきちっとした答えでなくてすみません 本で一度 くらい読んだ程度なので。」
じゅ 充分です!!
そのまま友人に転送して「明治の話でも描くの?」と添えてみたら 「そう思ったんだけど 誰かに取り上げられてて欲しかったなぁー(苦笑)」との返信 なんか そんな設定の話が描きたかったみたいですよ
そしてしばらくしたら 歴史仲間の方からまたメールが届き 「行なった人物ですが 大久保と川路でした。警視庁草紙が詳しいと Yさんが教えてくれました。」
警視庁草紙って?! ←調べたら山田風太郎の小説でした
大久保は当時内務卿だった大久保利通で 川路は司法省警保寮大警視・川路利良のことでしょう そしてYさんはこのメールをくれた人の奥さんです 2人が結婚する前から双方ともお付き合いさせて頂いてますが 結婚して益々マニアックになってる気がするなぁ彼ら(汗) いや本当 こんな時はその知識の深さを心底尊敬しますです
そんなこんなを仕事中〜帰宅路にかけてやり取りしていたのですが 自宅に戻ってみたらポストに何やら郵便物が…
差出人は今さっきまでメールをしていた例のご夫婦のご主人です サイズからしてこれは DVD? って あ! 『新選組!』じゃん?これ!
先日ダビってくれるって連絡くれた人と同一人物なんです そして 何も言わずにDVDを送ってくれてたなんて! そうとは知らずに阿呆な質問メールでお騒がせしてしまったわよ あやややや〜(汗)
「うわーッ○○さん!DVDが届いてました!ダビったらこっちのビデオと一緒に即行でご返送しますー!重ね重ねお世話様です!!」 とメールしたのは言うまでもありません
世話かけまくり人生…
『遥かな轍』堀内孝雄(日本テレビ系年末ドラマ「田原坂」主題歌)
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