カタルシス
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午前中 それも8時頃携帯にメールが届いていたので(TV見てたから気づいたのはもっと後だけど)中を読んだら
「今『新選組!』HDからDVDに焼いてる最中だけど 録り逃したのは何話だったっけ?」と歴史がらみの友人からのメッセージでした
9月のあたまに暑気払いと称する飲み会があったときに 誰か録ってたらダビらせて〜!とお願いしておいたのを覚えててくれてたみたい うわお!と思って即座に 「27話・直前、池田屋事件と38話・ある隊士の切腹です!」と返信したら 「了解 実はこっちもお願いしたい回があるのですが13話って録ってますか?」と言われたので確認してみたら 一応録れていたので その旨伝えると「お願いします」と返ってきました
わーい 中抜けの補足ができるぞ♪しかもDVDで画像がキレイそうだv …に引き替え自分の方はビデオテープ(かろうじてハイグレード)に3倍で録ったものなので画質的には申し訳ないレベル… なんか 等価交換になってないな(汗) ないよりマシと思ってもらうしかありません
ポヤポヤとネットで遊んでいたら また歴史友達からの着信音がなったので 誰だ?と思ったら 明日一緒に芝居(劇団☆新感線)を観に行くことになっている友人からの電話でした 出たら開口一番
「明日行けなくなっちゃった!」 ええ〜 なんで? と尋ねるより早く
「おじいちゃんが死んじゃって」 …そ そんなことなら仕方ないですな(汗)
「今夜チケット届けに行くから誰か代わりの人探してみてくれるかな」 了解しました
慌ただしい電話が終わり 心当たりにメールしてみる私 今日の明日で付き合ってくれる人が見つかれば良いけれど ダメだった場合は共通の友人が無料代理で来るらしかったので 少しでも払い戻ししてあげられるように チケットの引き取り手を探したのでした
それから唐突に借りていたDVDを1本鑑賞(今の電話の人からの借り物) 演劇集団キャラメルボックスの『風を継ぐ者』96年公演版 同じ演目を私は再演で観ているんですが 初演の方はまだ看板役者・上川隆也が舞台に立っています
今でも彼は劇団のメンバーですが 殆ど公演には名を連ねなくなっていて 今年に至っては大きな舞台が4本もあるのに 自分の劇団の公演には1本も出ないというね(苦笑) 籍を残しているのが良いのか悪いのかはよく解りません 別にキャラメルのファンという訳ではないので私(^^;)ゞ でも どうせ観るならキャラメルの舞台で観てみたいな 上川 (5月に『燃えよ剣』で観て12月に『SHIROH』で観る予定の人間が何を言っているのか)
んで 話をDVDに戻すと この『風を継ぐ者』ってのは新選組の物語でして 主人公はオリジナルの人物 つまり実在しない架空のキャラクターなんですが これがよく出来た話なんですよ 沖田・土方が絡んできますが メインになっている人物たちの人間性がとてもよく出ているのに 鬱陶しく感じない 敵も味方も魅力的
キャラメルの舞台は衣装こそ揃えているものの 小道具や背景セット等は至ってシンプル 必要最小限のタイトな空間で物語が展開していきます 役者さんの演技力や立ち回りの見せ方がものを言う世界です
すごいよー人間の目は 一つの物がその時々の様子に応じて色んな物に見えてきますからね “黒子の文化”とでも言うんでしょうか? ないものが見えてきたり あるものが見えなくなったり 脳内で様々な補足をして幕末の背景を作り上げるんです もちろん役者さんの演技あっての“空間像”ですけどね 個人意見で恐縮ですが 5月に見た『燃えよ剣』より全然面白いです これだったら何回観てもいい
そんな訳で 一度観たことのある物語でしたが ものすごく楽しむことができました 自分が実際見たのとはキャスティングが違っていて 役者さん特有のキャラを活かした演出なんかもあったので 細かい部分では若干違いがありましたし 舞台はその日その日の1回勝負だから 独特の緊張感があって好きです
ちなみに劇団☆新感線の場合だと 再演の度に脚本が変わります 全く同じすじを使うことはまずありません それが良かったり悪かったりは人それぞれだと思いますが それもそれとて脚本・演出で主宰者でもあるいのうえひでのり氏のポリシーなのか はたまた作家の中島かずき氏の信念なのか 自ら作品に新解釈を加えて 新たな別の物語を産んじゃうんです
何つーかこう スゲーよなー… と思います
閑話休題
キャラメルボックスの秀逸な幕末舞台に一人で喝采を送り 自室に戻ったらまた別の歴史友達からメールが来ていて
「本日○○さんと婚姻届けを出して来ました。」と
おおお?!とうとうまとまりましたか! ついたり離れたり 同棲してみたり別居してみたり さんざん紆余曲折していた2人だったので 結婚したという事実には驚きませんでしたが 暑気払いで会ったときもそんな話全然してなかったので 「今日届けを出した」という部分においては寝耳に水な朗報でした
「おお!それはおめでとうございます!良かったね△△さん!(←彼女に実家帰られてヘコんでた時期を知っていたので/苦笑)」と返信
パ パーパパ パーパ パーパパッパ〜♪(着信音) 「式は来年4月3日を予定していますが 当日はちまきさんと是清さんに司会をお願いしたいと思っています」
はい?!
ここでいう是清ってのは私で ちまきさんっていうのが 明日来れなくなった友人のこと これこそ寝耳に大洪水な話で ご不幸に見舞われた友人に今すぐ相談できる訳もなく おっかなビックリで「それは2人で相談して決めたいので返事ちょっと待って下さい〜 今彼女立て込んでるんで!」と返したら 「やだ〜 司会は2人じゃなきゃイヤー!」って 奥さんの方から返信が来たよ おい(汗)
ホンなこつ待ってつかぁさい あたしゃ結婚式なんてまともに出たことないんですよ! こんな年齢ですけど友人の結婚式に呼ばれたことないんで マジな話 身近な友人結婚しなさ過ぎ!(笑)いや 単に呼ばれてないだけかも知れないけどね ふっ…(遠い目)
なので 司会がどれほどの大役であるのか 具体的にどんなことをするのが普通なのかが サッパリ解らんとです そんな相手に任して良い役でないことだけは確かじゃないかと…
取りあえず相方?が落ち着いたら聞いてみるから それまで保留にしてて下さいと 彼女がOKなら私も引き受けますからと しどろもどろなメールでその場は許してもらいました
…もし本当にやるんだとしたら 春に向けてダイエットしなきゃですわ! 今のままのプヨプヨ体型で人前に出るなんて ありえない!
マイクロダイエット再び…(実は近々に始めるつもりで買い置きはしてあったり)
夜になって 明日の公演を一緒に観てくれる人が見つかり諸手を上げて大喜びv 半分諦めていたけれどすぐに友人へ連絡したら 向こうもホッとしたみたいでした 定価で引き取ってくれるというし 地獄に仏とはまさにこのこと ありがとう心の友よ!(←引き取り相手)
そんな訳で 歴史仲間といろいろ「うわー!」な一日でした
『幕末 てなもんや大騒動』1967年/日本
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