カタルシス
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えー 今日から仕事再開です 妹なんかもそうですが お盆は16日までがお休みの人が多いようで 電車はガラガラ快適です ぶっちゃけ出勤しても仕事らしい仕事がないので 急ぎでない用を前倒しで進めておくくらいの一日でした なもんで定時でサクっと退社
渋谷に映画を観に行っていたらしい妹から丁度良いタイミングで連絡が来たので新宿で合流 ご飯でも食べて帰ろうかと算段していたところに 今度は父からのメールが届き 「夕飯には来ますか?」 とのこと あれ?と思って訊いてみたら今日は一日お休みだったらしく それを知った妹は昼過ぎまで寝ていたことを後悔している様子でした(苦笑)
そんな訳で またまた急遽予定変更 大急ぎで地元に帰ることになりました
地元ののスーパーで何となく食卓の足しになりそうなものを買って 自宅には寄らずに本家へ直行します 着いたら父が何品かおかずを作ってくれていて 我々が買って帰った品を加えたら そこそこ賑やかなテーブルになりました
弟の姿が見えなかったので尋ねてみると 「泊まりに行った」 とのお答え
「どこに?」 「彼女のところじゃないか?」 「行き先知らないの?」 「泊まりだとも言ってなかったけど 多分そうだろ」 「…またですかい」
ひとこと言って行きゃいいのにねぇ? 何で黙って行くんだろう メリットあんの? 嘘つくのも誤魔化すのも面倒くさいと思うのは私だけなんでしょうか 弟も別に年齢的には子供じゃないんだから どこへ行こうが親が文句言うようなことはないと思うし そもそも文句言われるのが嫌なら独立すればエエちゅーねん
だいたい親の金で大学通ってて バイトもせずに遊び回って 金欠になったらお小遣いの前借りをするなんてのは 私や妹の感覚ではちょっとできない所業なわけで そこまで親に甘えているくせに 行き先も告げずに出掛けたり 連絡も無く外泊をつづけるというのは 身勝手過ぎるでしょ 年はとっても親にしてみりゃいつまで経っても心配な“子供”なわけで それは絶対に変わることのない関係なんだから 心配されるのが嫌だったら “心配されない子供”になんなきゃでしょーが
末っ子で長男なうちの弟くんは ご他聞に漏れず姉弟の中じゃ一番に甘やかされて育ちましたが 上が姉二人という環境で育った所為か粗暴なところはないし 勉強も運動も手先の器用も人並み以上にはこなせる賢い子です 人ウケが良く割と要領も良い子だから その気になったら私や妹なんかより ずっとスゴい人間になれると思うんですが いかんせん甘えが過ぎるようで 今まで要領よく世の中渡って来れちゃっただけに 努力とか挫折とかいう単語が 彼の辞書にはなさそうなんですよね(汗) 適当にやってれば何とかなるーとか 困ったら誰かが助けてくれるー みたいな姿勢が ありありとうかがえて釈然としません そして いかがなものかと思う最たる部分が 困ったときに助けてくれる一番の相手を一番ないがしろにしているってとこです それは誰かって? そんなもん母に決まってるじゃないですか 母に
誰よりも口うるさく色々言ってくる人ですが どんなときでも家族を一番にフォローしてくれる頼もしい存在なのは確かで 私も妹も彼女の助けがあったか今があるようなもの 恩返しこそすれ 仇を成そうなんて不忠不義理の人非人じゃないですか 別に儒学・朱子学を啓蒙しようなんざ これっぽっちも思っちゃいませんが こと人間関係においてわが家は わりあい古風な躾をされてきたので その縮図である「家族」の主軸はやはり「親孝行」や「子を養う」で成り立っているわけですよ そこを考え違ってはイカンと申しておるのです
家を買ってあげるとか 旅行に連れて行く なんて大袈裟なことをしろと言っている訳じゃありません 身の程に合ったことで充分孝行はできるハズです 年甲斐もなく重たいものを運ぼうとしていたら代わってあげるとか 疲れていそうだったら家事を休ませてあげるとか ときどき晩酌に付き合うだけだって 相手が少しでも有り難がってくれれば達成されてるんです 中でも最も些細で確実なのは“感謝”と“お詫び”を示すことだと思うのね
何かしてもらったら「ありがとう」だし 悪いことしたなと思ったら「ごめんなさい」でしょ? してもらうことを当たり前と思っていたら これすら満足にできない こりゃもう孝行という域ではなくて 人として持つべき最低限の良識だと思うんですけどね 解ってんですかね 彼には(不安)
こう言ってはナンですがうちの弟 私や妹や父と話すときは至って素直なイイ子なんですよ でも 一人で何かしてるのと見ていると 時々おかしなことをする 母と対峙しているときは アホかと思うくらい常識はずれな行動や発言をぶっ放す 端で見ていると「おいおい そりゃねーだろう?!」って場面によく出くわします が 母の方も弟を相手にすると人が変わってしまって お互いが変なテンションのまま泥沼化しちゃうので口が挟めません …いや 挟みたくない(黙)
なので 今夜のように父と私と妹と なんて3ショットになったときは 日々繰り返される泥仕合の跳ね泥を浴びている父に 慰めの言葉なんぞをかけてあげたりするのでした
「毎日大変だねーお父さん」 「…もう慣れたよ(苦笑)」
『夕飯には来ますか?』とメールをくれた父 私たちの分までおかずを作って待っていてくれた父
ちゃんと孝行するまで元気でいてよね! ホロリ・。
『親知らず子知らず』合唱曲
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