カタルシス
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2004年01月30日(金) |
カメラ!カメラ!カメラ! |
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民放TV放送で『15ミニッツ』を見た 腹が出ててもデ・ニーロはカッコ良かった…(笑)
デ・ニーロが演じるのは殺人課の敏腕刑事エディ その相棒というか彼の信念に敬意をもって一目おきながら少しの間行動を共にする 消防局の若き放火事件捜査員ジョーディに扮したエドワード・バーンズという役者さん 初めて見た割に新し感のない容姿というか何というか(苦笑)ラッセル・クロウとリチャード・ギアを足して2で割って 多少年若くスリムにした感じ? 後半の花形であるにも関わらず華やかさのない地味な印象を受ける人だった 顔は整っているし頭が小さくバランスの良い体格をしているのに 勿体ない気がする 他の出演作を調べてみたら俳優業よりも脚本・監督としての活躍が多いようだ
作品タイトルは アンディ・ウォーホールが残した“誰でも15分間は有名人でいられる時代がくる”という言葉から引用したものだそうで メディアの存在とその影響力が終始つまきとう話になっていた それから“自由の国アメリカ”“ゴシップ好きの民衆”という舞台と観客が不可欠要素として映り込んでくる 実に合衆国様々のストーリーが展開である
実際にこんな事件が起きたら さぞショッキングだろうなと思わせる内容にも関わらず 作品を見ていてそれほどの盛り上がりは得られなかった 民放で見たのがいけなかったのかも知れないが それぞれの人物描写が甘く 移入するに足る深さを魅せた登場人物はエディただ一人 他の皆さんは顔と名前だけの「人」に見えてしまった 登場人物各々の性格はとても解り易く伝わっていたというのに
犯人の2人の人格が決定的に別々であることや その双方の特異性などは のっけから非常に解りやすく描かれていたし演じた2人も上手にそれを体現していたと思う 生真面目で仕事もできるけど人心の機微にはイマイチ疎い放火捜査員の若造っぷりとか 特ダネにがっつくニュース番組の製作者とか 出てきた途端に「こんな性格」とハッキリ解る演出がそれぞれにされているのは さすがの見せ方だと思った でも 感情移入ってなると ちょいと違う感じ エディを除けば彼の恋人の二ッキーがとっつきやす目だったか?ってところ
なので見終わってからも 何だかスッキリしないというか何というか 確かに事件は一応の解決を見せた訳なんだけれども 誰の心境もスッキリはしていなくて
あ〜れ〜…?
みたいな後味で モヤモヤが残って何となく気持ちが悪い微妙〜な気分だった これはやはり ノーカットでちゃんと見るべきなんだろうか…
★おまけ★
冒頭の事件で犯人達の旧知として出てくるチェコ人が『パパってなに?』に主演していたウラジミール・マシコフで どっかで見たことある顔だな〜…と思って数分後「ああ!」と思い当たり ちょっとスッキリ♪
殺人事件の目撃者として犯人に狙われる女性にもメッサ見覚えがあって TVを見ながら一生懸命思い出そうと頑張ったのだけれどダメだったので 見終わってからネットで検索をかけたら 洋ドラマ『UC:アンダーカバー特殊捜査班』のレギュラーだった 初回の1回しか見てなかったから すぐに思い出せなかったんだな〜(苦笑)←関東では只今月曜10時より絶賛?放映中
犯人の一人ウルグを演じた俳優さんはロシアの柔術チャンピオン 軍で護身術と対テロの講師をしていたという肉体派だ マーシャルアーツと俳優の勉強をするために渡米して グレイシー・アカデミーの存在を知ったそうな それでアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップに出場して2年連続優勝するという強者で『ロシアの熊』の異名を取っていたとか グレイシー柔術といえば私的にはショーン・パトリック・フラナリー氏(笑) この2人どこかで手合わせしてるかも知れないぞー?
前回リチャード・ギアの声でイマイチな感じだった磯部勉が今回はデ・ニーロの吹替で良い感じだった やっぱり声のイイおっさんには違いない!(人相悪いんだけどね…/苦笑)
『カメラ!カメラ!カメラ!』The Flipper's Guitar
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