カタルシス
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2004年01月02日(金)  DESPERADO 

『イン・アメリカ』を観に行った

チケットを買ったときはそれほど騒がれてもいなかった作品だったが 『王様のブランチ』でLilicoが TVCMでおすぎが 何だか力説してくれたおかげで ミニシアター作品にしては結構な話題作となってしまった
ああもう 面倒だからそういうのやめてよ(苦笑)

関東では日比谷と新宿の2館でしか上映されないので 取りあえず新宿の上映館を目指したら14:40の回は「立ち見」になっていて入れなかったので TSUTAYAにDVDを返却しに行ったり 気になる語学教室の案内をもらいに行ったり 本屋で探している雑誌を物色したり… していたら2時間なんてあっという間で 16:45の回にはあぶれまいと早めに館に戻った

席数62

…この規模じゃ立ち見にもなるわ(汗)

いつだかハリー・ポッターを観たときのような ちょっとリッチな家のミニシアターサイズの画面に思わず口元が歪んだ 他の客も館内のあまりの小ささに驚きの声を上げている
妹まで「シャンテの方が余裕で広いじゃん」とのご感想だ

シャンテとは“日比谷シャンテ・シネ”のことで この作品を上映しているもう一つの映画館だ 私も行ったことがあるが確かにここの3〜4倍くらいのキャパだし 画面も“映画館サイズ”だった ちなみにノーマン出演の『王様の漢方』はこのシャンテ・シネで上映され初日には主演俳優や監督による舞台挨拶があった(ノーマンは来てないけどね)

そんな訳で席に着いてみて改めて「ミニシアター」であることを痛感したのだった


ストーリー? うーんヒューマンドラマだよね おすぎ達が騒ぎ立ててるほど大層な内容じゃなかったけど 子役の2人は可愛かったよ アイルランド人の家族がマンハッタンに出てきて(多分不法入国)貧しいながらも助け合って一生懸命生きていくって話 母親役の女優さんは『ギター弾きの恋』で口の利けない少女を演じていた人だけど キュートさはそのままに ちゃんと母親っぽく見えていて 役者ってスゴイな と思わせた

個人的には“アメリカに新天地を求めて身一つで出てきたアイリッシュ”という部分が 処刑人の兄弟と重なって(かなり無理矢理っぽく思うだろうけど本気) 無条件に応援したくなった 家族がやっと見つけた住まいが ヤク中とオカマばかりのアパートメントってところがね エレベーターがあっても故障してて 彼らの部屋が最上階ってのもね お約束っぽくてよろしいかと思います(笑)

何でも カナダからアメリカへ家族と共に移住したアイリッシュである監督の 実体験を映画用に脚色した自伝的作品らしい 実の娘が2人制作スタッフに加わっているのがEDテロップでも目についた 特別目を見張る演出がなされている訳ではないし ショッキングな出来事に襲われる訳でもないけれど 努力や苦労や悲しみや慈しみが報われる話が好きな人が 安心して観られる映画だと思う 派手な展開や意外な結末がないと嫌って人には薦めないよ

そんな話


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10時間正月ドラマ『竜馬がゆく』放映日だったけど
外出してしまったので帰宅後も敢えてチャンネルを合わせなかった
2台のビデオデッキを駆使して10時間完全網羅しているというのは
説明不要かと思う(笑)

去年の『忠臣蔵』も一昨年の『壬生義士伝』も10時間ぶっ通しで見てしまったという前科があったので
今回はわざと出かけるようにした部分があった訳で おまけに今回は一昨年同様幕末だしね きっとTVの前から動けなくなるに決まってる
危ない 危ない

そんな訳で正月のくだらない番組を見ながら妹と笑っていたけれど そのうち彼女が自室に戻ったので何気なくチャンネルを変えてみたら NHKで『聖徳太子』の再放送をしていて 何というか 解らないネタでもなかったもんで
そのまま最後まで見入ってしまったと…

結局TVに捕まってんじゃん!みたいな状態だ(--;)ゞ

しかし あの辺の自分の知識が山岸涼子の『日出処の天子』だけだという偏り加減に 少し可笑しくなった そして馬子役の緒形拳に惚れ〜(笑)←映画『おろしや国酔夢譚』以来プチファンである

『DESPERADO』EAGLES


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