カタルシス
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2003年11月18日(火)  会えない夜を越えて 

今日は渋谷AXで千綿ヒデノリ氏のワンマンライブ
彼の生歌を聴くのは7月のワンマン以来だから 大分久し振りのことになる

チケットを手配したのが夏の真っ只中だったから 現物が届いてから「そういやもうすぐライブじゃん」なんて暢気に封を切った しかし番号を見て気分が上昇↑
2◎番!
これは最前列狙えるぞ〜♪

前回FCの説明不測で会場先行で頼んでしまったために悪い番号が来てしまったので 今回はよくよく確認した上で会場先行をやり過ごし 少し遅れて受付が始まるFC先行でちゃんと手配したのが報われたようだ
ありがたや〜ありがたや〜

せっかくのこの番号を無駄にするまいと 当日は定時きっかりに職場を飛び出さねば!と意気込んでいたら 友人に「今回座席指定だよ」と言われ 慌ててチケットを見直すと
A列2◎番
と印字されていた

A列?

…もしかして最前列ですか?

………。

嬉!!

ありがたや〜ありがたや〜 FC先行ありがたや〜(喜泣)


という訳で余裕の会場入りを果たした私は 一緒に席を取った子が到着するまで外のベンチに腰掛けて 入場のための長蛇の列を他人事のように眺めていた

程なくして友人も到着 列の最後尾が見え始めたところでようやく列に加わって入場を始める 千綿さんにしては珍しく開場が押していて30分はオーバーしていたから 開演の時間が過ぎてもなかなか客席は落ち着かない そもそもAXにイスが設置されてるのを初めて見て新鮮な違和感?を感じる
このハコ イスあったんだ…(おいおい)

席は可動式簡易固定席の前にパイプイスの席が1列作られていて その最前列が「SA列」だったらしい(スペシャルA列?/笑) 我々の持っている「A列」はその後ろの実質2列目の席になっていたが それでも充分ステージは近いし 2◎番というのがまたど真中の位置で イスに座って顔を上げたら千綿さん用のマイクが目の前にニュっと生えている
AXは舞台に高さがあるし 千綿さんは長身だしで まさに見上げる感じ(苦笑) 最前列の人たちもさほど背の高い方ではなかったので 中央に立つ千綿さんに関しては 障害物が全くない状態で見られそうだった

ドリンクを変える間もなく客電が落とされた 開場が押していた分入場後の余裕が削られたようだが 開演を心待ちにしている場内に不満の声は聞こえない その代わりに悲鳴のような歓声があちこちから上がり始めた

千綿ヒデノリ アコギを片手に一人で登場 まずはそのまま一人で1曲を歌い切った
続いてサポート G.伊藤可久氏 Key.松ヶ下宏之氏 Violin.岡村美央嬢 が加わりMCを交えて数曲演奏

今回はバンドスタイルだと聞いていたけど アコ編成のままなのか?と思い見えづらい後ろを伺ってみたら ギリギリ後ろに暗幕が来ているのが見えたので「ああ後ろにリズム隊隠れてるのか」と勝手に納得 そのまま大人しくアコ編成を楽しむ

しばらくして可久氏がギターをエレキに持ち替え EG・AG・Violin・Keyという微妙な編成で『正体』を演奏し始めたのを聴いていて

こーれーは何か嫌だなぁ リズム隊なしでバランス悪ー(苦笑)
これだったら全部アコの方が全然良いじゃ…

と思ったら後ろからドーン!と音が鳴って 天井から暗幕が落とされて 背後からのライトにビッカビカに照らされたドラムとベースの姿 そして音
ああ迫力あったねーこれは いきなりのことで驚いたというより 予想できてたのに「してやられた」感が強かった それでもやっとバランスが取れてホッとしたのが一番かな

その後はバンド編成のまま 最後まで突っ切り通し サポートドラムはカレイドスコープの児島英雄氏 ベースは髪が伸びて登場時のシルエットが鑑獅子の様だった常連サポのバラ氏

あとで聞いたらこっぢー(児島氏)は同じ頃O-WESTででライブをしていたブルームの悠二氏のところへもサポートに行くんだったそうで どうやら向こうはこっぢー待ちで終演が押してしまったらしい 同じ渋谷だからってそのハシゴはちょっと無理があったでしょうに…(苦笑)

そんなことなどつゆも知らない我々は ECに3曲応えてくれた上 オーラスで更に一人で1曲歌ってくれた千綿さんに大盛り上がりの2時間半だった
始まりが押していても ライブは長ーい でも嬉しいから許す

毎回この人のライブは「スゴイ」と思うことの連続で 人によってはその入魂の姿勢を「暑苦しい」とか「偽善的」とかいう人もいるんだけど まぁ それもまんざら解らないでもない意見だと私は思う でもそこを押しても「スゴイ」と思うことの方が多い人なんだ だからこれはあくまでも私自身の好みの話であって万人が共通に感じる気持ちではないのだけれど

あの音感の良さとか 異常なくらいの熱の込めようとか 解りやすいMCも整った容姿面容にも 俗っぽさを感じない不思議な雰囲気にも 吸引力は確実に供わっていると思う ただ一方向に強すぎるからツボらなかった人には逆の方向に力が加わっちゃうんだろうってのも 何となく解るよ(苦笑)

とにかく私は引かれた側だから あの人好きだし尊敬もしてる 何しろ綺麗だし 光っててカッコイイ

MCの時に色々告知を挟むのは毎度のことだけれど 今回驚いたのが
「AXをクリアしたので次は渋谷●●堂でも…と考えていますがその前に 以前お世話になっている思い出のハコがその真ん前にあるんですよね」
聞いた私は耳を疑った 思い浮かぶライブハウスなんて一つしかない…
あの小さいハコで何をする気さ??!

12月に『クリスマススペシャルライブ』 それが彼の答えだった
渋谷公園通り『eggman』キャパはおそらく200入るか入らないか?ってトコ
FC会員番号1つにつきチケット1枚の権利で携帯アクセス抽選だって 狭き門だが入れたらスゴイ 多分150でもパンパンだろうって場所に一体何人入れるつもりでいるんだか… 想像するとちょっとコワイな

スゴイといえば 今日のライブ終演後にはものすごい特典がついていた
普段はFC会員対象に握手会があるんだけど今回はハコがデカくて無理だってんで『抽選でFC会員5名を終演後の打ち上げにご招待』なんて とんでもない特典考えちゃったようで
こういうことすっところが「スゴイ」の一部なんだけども いちいち極端な気がするのは私だけなのかね?(^^;)
私は行っても自分がキツいだけだと思ったからエントリーすらしなかったけれど 終演後は張り出された当選者の番号に大騒ぎになっていて その後参加した5人がどうなったとかいう話は 次回の会報辺りで報告が来たりするのかな?と考えながら 友人と帰路についたのだった

そんなオマケはさておいても 会えなかった間を見事に埋めてくれたライブだった

千綿ヒデノリ31歳 明々後日の21日(金)にミニアルバムが出ます
『この声が聞こえますか』
店頭で見かけたら …手にとって微笑んであげて下さい(苦笑)


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急いで帰って『幽体離脱』を観る
これ明日が期限なんで 食事もしないでトンボ帰りして来た訳ですよ
そんで観終わったら1:30

初めは見るだけ見たら返しちゃおうと思っていたんだけど
ショーンさん出てるわ出てるわ 可愛いわ可愛いわで ちょっとアレすることにしました(笑)
30過ぎて高校生の役ができる彼には脱帽です
劇中ヒッピー風の格好をしているのを先生に咎められるシーンがあるんですが
「ビート族のような格好をして不良の典型じゃないか!」と言ってて ちょいニヤリ
ビートジェネレーションはお不良様〜(笑)

結局再度1時間40分かけて所作を終え ビデオを引き抜いたところで撃沈…
気付いたら

朝?

TVの前に突っ伏している自分に失笑。。。
えーと 取りあえずフロ入ろ…




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『会えない夜を越えて』千綿ヒデノリ


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