カタルシス
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2002年06月21日(金) |
覚えてないだろうなぁ |
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去年の9月、スプリングベルと対バンだった 村上友章くんて人を覚えている人いるかしら。 あの日彼はトリだったから、最後まで中にいた人じゃないと聴いてないと思うんだけどね。結構良い感じだったんでアンケート出して来てたんですよ。 そしたら、「ありがとメール」ってのが数日後に届きましてですね。一斉送信だと思ったら、アンケートに私が書いた内容にたいするコメントがついていた。 「12日のライブ、アンケート本当にありがとうございました。あの日は対バンにもお客さんにも恵まれてとても楽しく出来ましたよ。スプリングベルさんもかっこよかったね。なんか楽屋とステージと印象が違っておもしろかったしなぁ。」<まんまをコピペ(ごめん村上くん)
驚いて「一人一人に書いてるの?」って返したら「書いてるで」ってまた返信。 「何人か階段の上に座ってたのは覚えてて、出待ちをされてるスプリングベルさんをうらやましく思っていたのですよ。いつかは自分も...と音楽に関してだけは反骨精神の強い村上は頑張るバネにさせていただきました。」<まんまをコピペ(見てないと思うけど ごめん)
見た感じだとあの日会場を埋めていたお客さんの大半が彼のファンだと思ったので(勝手に思っていただけ)、その客にわざわざ個人宛メールを出してるなんて手間のかかることを、しかも本人がしてるっていうのにビックリしちゃった訳ですよ。 それからずっとライブの度にお知らせのメールが届いて、しかもまた「久し振り」とか「元気してる?」みたいなコメントが入ってる。でもそれは「個人宛に見えるように書いた多数宛」だろうって思ってて、気にしてなかったんだけど、こないだのメールに 「久しぶり。覚えてますか?村上です。最近どうでしょう?元気にしてる?村上は無敵。」<無敵って何か良いよね(笑)また まんま と書いてあったんで、え?と思って「もしかして個人宛のコメントずっとつけてくれてた?」と返信したら「つけてるで」って。 わぉー!ごめん!
こんなね、メールしても来るか来ないか解らん相手に1行でも2行でもわざわざメッセージつけるの大変でしょ?って送ったら、 「本当にライブに来てもらったりアンケート書いてもらったり自分の音楽を聴いてもらえる事自体が嬉しくてありがたくて励ましになってるのですよ。なのでいつかやりたくてもできなくなる日がくるまではメールでのご案内やハガキでのDM(これまた自分で作ってプリントすると時間かかるんだわ)に必ずひとりひとりに一言メッセージを入れようと決めてんねん。送る側にしたら数多くの中の一通のメールだったりDMだったりするけどもらう人にとっては自分にとってたったひとつのメールでDMでしょ。 なんか偉そうな事いっとるけどスタッフなんて便利でありがたい存在のいない村上にできる事はそんくらいっちゅうことやね。なんでライブ前はこんな準備で連日寝不足なんよなぁ。 まぁそんな風に頑張っておりますんでよろしくです。」<これも まんま…
って返って来て、ちょっと感動しちゃった訳だよ。日程を見たら6/21ってなってるじゃん。19、20、22ってBBSで埋まっているのに そこだけポッコリ空いてるのは神のお導きかも? と思うことにして、この再三の個人宛メールに報いてあげようと 単身ライブに赴くことにしたわけさ。
それにしたって去年の9月以来だよ?正直自分も不安あったんだよね、どんな音楽だったかハッキリは覚えてなかったし。雰囲気で覚えているのは曲だけじゃなくて、彼の顔もだ。ハッキリ言って全然覚えてない(^^;) っていうか、顔は元々知らんかったのよ。9月のライブではスプリングベルのあとは席を他の人のファンに譲っちゃったからさ。後ろの方で立って見ていただけだったんで、顔はよく見えてなかった。別に見えなくても良かったしさ。
他に誘う人もいなかったので、一人で会場に向かうことにした。したは良いが 原宿RUIDって行ったことないからドキドキしちゃってね。だいたい原宿なんてむちゃくちゃ久し振りだったし、仕事帰りの自分の格好がひどく場違いな気がしてしまって、思わず 「あ〜 年とったわね私も…」なんてため息ついちゃったヨ。 それでも何とか目的地に到着したので、中へ入ったら目の前に村上くんのデスクがあった。 もしかしたら前売り残ってるかな?と思って受付の女の子に「前売りまだありますか?」と尋ねたら、当日券を買うように言われた。あらら、残念。そのまま女の子が指し示した方へ進んだらそのまま入り口になってしまったので、おかしいぞ?と思いドリンクカウンターの人に「チケットはどこで買うんですか?」と聞いたら、入ってすぐにありませんでしたか。と返された。 何?また戻るの?(--;)知らない会場に一人って心細いわね…
それらしきデスクを見つけたので「当日券下さい」と言ったら 「どなたを見にいらしたんですか」「村上友章さんです」 「…あ、じゃあ」「?」 すぐ横のデスク、つまりさっき私を奥へ進ませた女の子に当日券売りのお姉さんは声をかけている。すると女の子、 「こちらにお名前をお願いします」とリストを差し出した。 「…はぁ。」記名して顔を上げたら前売りのチケットと無料配布のCDとやらが差し出された。
あるんじゃん!
ちょっとむっとしたけれど、結果的に前売り料金で入れるようになったので特に文句を言うこともなく大人しく会場に向かった。当日券売りのお姉さんには しっかりお礼を言わせてもらったけどね。 会場に続く階段を下りる前にドリンクを替えようと思ってカウンターの前で手元をごそごそしていたら、うしろから「ねえねえ」と声をかけられた。 振り返ると爽やかそうなお兄さん。はて?何のご用かしら。 「村上です。これさんでしょ?」 「!」
うーわー、何でキミここにいるん?! 次でしょ出番! 「あー… お疲れ様。ってこれからですよね?」 「うん、もう次なんでここいる場合とちゃうんやけど(笑)“是川”さんって名前書かはったんで すぐに解らなくて。ごめんな。」 「いやいや、私も顔覚えてなかったし…」 デスクにね、本人がいたみたいなんだよね。男の人2人いたし、顔なんてよく見てなかったし、見てたところで村上くんの顔覚えてなかったから解りようがなかったんだけど、こうやってわざわざ声をかけに追いかけて来た訳だよ。 この人本当に一生懸命やってるんだな、ってまたもや感心してしまった。
そのまま彼のライブを見て、アンケート細かく書き込んでサクサク帰って来ました。 外出たらファンの子に囲まれた彼がいたので、出待ちされてんじゃん(笑)と思ってすり抜けようとしたら 目ざとく見つけられて 「忙しいのにわざわざありがとーう!」と大手を振られてしまった… 仕事があるので出番が早いと難しいけど遅ければ行けると思う。ってメールしたの覚えていたんだろうね。いやぁ、嬉しかったんだけど 恥ずかしいし、ファンの子の目が痛かったデス(--;)ゞ
久々に聞いた彼の音楽は初めに聴いたときほどの感動がなくて、「あれ?」と思ったけれど もう10ヶ月も前のことだから音楽や雰囲気が変わってきててもおかしくないし、私の耳が変わっているのかも知れないし それはどちらか解らないけど、わざわざ通うほどのものでもないかなって判断を下してしまったわ。
でも、相変わらず個人宛メールは送られて来る。 そのうちまた情にほだされて 一人でのこのこ行ってしまうような気がするのは 気の所為なんでしょうか〜…(苦笑)
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